公教育だけじゃない!学び方の多様性
みなさま、こんにちは。
教育やホームスクーリングについてnoteで発信をすること1年と少し。
友人からワークショップを開催してみない?という提案を受け、4/17・24と2日間にわたり、初めて対面型ワークショップを開きました!
テーマは、
『公教育だけじゃない!学び方の多様性』
学校へは必ず行かないといけないものなの?
普通ってなんだろう?
学校へ行かないと将来本当に困るの?
学びは学校でしかできないの?
こんな問いからワークショップは始まり、
息子のホームスクーリングの学習法や使用している教材を紹介したり、世界の学校事情についてのお話もさせていただきました。
このワークショップを通じて私が最も伝えたかったこと。
それは、
『社会としてのあるべき姿』や『絶対に学校へ行かないといけない』という固定概念にとらわれず、『その子にとって何が一番良いのか』を一緒に考えること。
(目を社会から子供自身に向けること)
親子共々その土台に乗ってしまえば、その先にはワクワクするような学びの時間が待っています。
そこまで来てしまえば、学校へ行く・行かないということは、大して大きな問題には感じないもの。
そして、世界の学校事情を知ると、日本の『普通』が世界の普通ではないということに気づくことができます。
その狭い範囲での普通に当てはまらなかったからといって、悩んだり落ち込んだりする必要がないということを、参加してくれた方々には感じ取ってもらえたのではないかなと思います。
ワークショップに来てくれた方のバックグラウンドは様々でした。
お子さんが不登校のお母さん方・社会福祉士さん達・フリースクールや英会話教室の運営をされている方・高校生・発達支援の職に就かれていた方・教育に興味のある方・新聞記者の方・子ども食堂を運営されている方etc
色んな立場の方と、子供達がきちんと中心にいる、未来に繋がる意見交換ができたと思います。
そして、皆さんの子供達や教育に対する熱量がすごかったです!!
特に、高校を中退したばかりという女の子は印象に残っています。
これまでの経緯は聞きませんでしたが、とにかく学校の学習がつまらなかったという彼女。
息子の教材をめくり、『こんな学びがしたかった!!!』と目をキラキラと輝かせていました。
そして、私は彼女の中にとても光るものを感じたんです。
それは、
『自分の意見があり、それを発言することができる』
という素晴らしい力です。
私の話を聞きながら、自分で感じたことや意見を一瞬でまとめ上げ、躊躇なく発言できる。
そう、
彼女にはすでに、『考える癖』がついているのです!
正直、日本人が一番弱いところだと思うんです。
その力と発言する勇気を持っている彼女。
今は少し大変な時期かもしれませんが、これからが楽しみだな~と個人的には思いました。
また、ホームスクーリングや不登校の話を超えて、地域・保護者・学校の話にも展開していきました。
「地域と保護者の学校依存を何とかしたい」
という意見が上がりましたが、これには私も完全に同意です。
なぜ公園遊びをしている子供達へのクレームを、地域の方は学校に言うのでしょうか。
昔はよく知らないおじさんやおばさんに叱られたものですが、今は直接子供達に何かを言うことはなく、学校に電話が来るようです。
そして、もちろん全ての保護者の方ではないですが、学習や学校での人間関係のこと以外で、学校に対し何かを求める方もゼロではありませんよね。
そう、
今、学校はあまりにも多くの事を背負いすぎているのです。
躾は、基本的に家庭と地域がするものです。
学校で学ぶことは、学習と集団生活のみ。
一歩学校の外へ出ると、そこからは家庭と地域の問題です。
学校はもっと毅然とした態度をとって良いのではないでしょうか。
「学校外で起こったことは、知りません。」
そこまできちんと線引きをしないと、これからも学校が担う役割は増え続け、いずれ崩壊してしまうと思います。
地域や保護者が変われば学校も変わる。
学校が変われば保護者や地域も変わる。
一方が大きな舵取りをする事で、もう一方も大きく変わる可能性があるということです。
そして、地域の方でも保護者でも、学校にクレームを入れる時はせめて、
子供達自身のことを思っての要望
だったり、
単なる要望でなく、解決策をセットにして
学校に提案する形でなければいけないと思います。
さて、今回のワークショップが終わり、嬉しくも続編を望む声をいただきました。
第二弾は、
「実は日本は少数派?!世界の学校事情!」
を予定しています。
今回はサラッとしか触れられなかった世界の学校やオルタナティブスクールを深掘りし、世界から見た日本の教育についてお話できればと思います。
今回、お子さんのことでお悩みの保護者の方が、涙を流されていました。
「このワークショップを通じていろんな道があることを知り、心が軽くなった」と。
私たちの行っている「学校と家のハイブリッド学習」が、新たな選択肢として浸透していけば、学習そのものに対しての考え方・見方が変わるきっかけになるかもしれない。
そして、悩んでいる方が前を向き、信じた道を突き進む後押しをできるかもしれない。
微力かもしれませんが、今後もワークショップを続けていきたいと思います。
ご参加いただいた皆様、素晴らしい議論をありがとうございました!
そして、今回も最後までお読みいただき、本当にありがとうございました。
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