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息子『学校は監獄。僕は無実の罪人』

みなさま、こんにちは。

週3日登校、週2日ホームスクーリングをしている現在小学校5年生の息子。

5年生で担任の先生が変わり、彼の中で悩んだり、苦労しながらも先生の良いところを見つけ、きっととても頑張って週3日登校を続けていました。

週の2日~3日は必ずホームスクーリングを選択する彼ですが、学校行事はとても楽しみにしていて、先月開催された運動会はとても生き生きと楽しんで参加していました。

そして運動会に続き、彼が何か月も前から楽しみにしていた宿泊学習が先日ありました。

『みんなで泊まるのって初めて!!どんな場所なんだろう?沢登りもあるし、早く行きたいな~♪』

帰ってきたらどんな楽しい話を聞けるかな!ワクワクして彼の帰りを待った私でしたが、帰ってきた彼は、完全に落胆し落ち込んでいました。

私 『宿泊学習で何かあった?』

息子 『今は話したくない

その後、そう言いつつも話してくれましたが、どうやらクラスのみんなは四六時中担任の先生に叱られていたそうなのです。

先生側のお話は聞いていないので何とも言えない部分はありますが、何か行動をする度に叱られ、ずっと文句を言われ、全く楽しめなかったと。
むしろ、ずっと管理されて、一挙一動に対し文句を言われて最悪だったと・・・

何か月も前から楽しみにしていた宿泊学習でしたが、彼にとって残念ながら素敵な思い出にはならなかったようです。

3連休明けの昨日、彼は登校したものの覇気なく帰宅。
明らかに疲れた様子でした。

そしてついにその晩、彼の学校に対するストレスが爆発しました。

正直、小学生で学校に対する思いをここまで言語化できる子はそういないと思います。
痛烈ですが核心をついた言葉たち。
全国の校長先生や先生方に聞いてもらいたい言葉達。

なるべく詳細を思い出しそのまま文字にしたいと思うので、昨晩の会話をそのまま記述させていただきます。

※以下会話

息子 『今日もたくさん叱られた。先生、最近ずっと機嫌悪いんだ。』

私 『誰か特定の人が叱られてるの?それともクラス全員?』

息子 『クラス全員だよ。何人か特に叱られてるって人はいるけど』

私 『クラスの雰囲気はどう?他のみんなも四六時中叱られてるんじゃ悲しい思いをしてるんじゃない?』

息子 『みんなモヤモヤしてる。超マイペースな数人の子を除いて楽しそうにしてる人なんて1人もいないよ』

私 『先生が叱ってることって、そうだよな~と納得できる内容?それとも理不尽なの?』

息子 『そうだよなと思うこともあるよ。でも、半分以上は理不尽。めっちゃ急がせてくるし、せっかちな先生のスピードについていけなかったら怒って先生の機嫌が悪くなる。あれは教育じゃなくていじめだよ
そして、授業下手すぎ。めちゃくちゃつまんない。』

私 『そうか・・それは辛いなぁ・・子供達も自分のペースで過ごせないし、日常的に緊張感あるなぁ。』

ここから、息子の怒りが爆発していきます。
途中から涙を流し、怒りで叫びながら伝えてくれました。

息子
『ママ、僕が学校でどんな風に過ごしてるか知ってる?もう目とか死んでるんだよ。頭もぼーっとして何も入ってこなくて。右耳から入って左耳から抜けていってる。

学校って、教育する場所なんじゃないの?
『教育』って、教えて人を育てるからそういう言葉になったんじゃないの?

何か行動する度に文句を言って、あーだこーだって怒ることが教育なのかよっ!!!!
学校では何も教えられてないよ!何も学んでないよ!!
僕たちを管理したいだけじゃないか!思い通りにしたいだけじゃないか!!!だから思い通りにいかなかったら怒るんだ。

学校は監獄だ!!僕は無実の罪人だ!!!(号泣)

学校に行って学ぶどころか、学校に行くことで僕の持っている本来の力がどんどん消えていってる。
学校は僕に与えるどころか、奪っていってる!!!(怒泣)

私は終始彼の言葉を聞きながら、圧倒されていました。
そして、気がつけば私の頬にも涙が流れていました。

色んな思いや考えが頭の中をぐるぐると巡りましたが、まずは彼の『思いを言語化できる能力と、言葉そのもの』に衝撃を受けたこと。
そして、彼には『学校(世の中)の矛盾に対して怒れるパワーがあるということ』。
最近彼の中で弱くなっていた『自分の意見』がさく裂したことに安堵したこと。
これが学校教育の現実なのだと改めて現状に絶望したこと。
ここまで子供を追い込む学校に恐怖と狂気を感じたこと。
そして、これ以上『登校とホームスクーリングの二刀流(ハイブリッド学習)』を続ける必要がないと心底思ったこと。


息子はお友達には会いたいし行事は好きなので、学校へ行かないことでその大切な2つの機会が奪われてしまうのは何とも悲しいことではありますが、『彼の大事なものを奪われてまで行く場所では決してありません』。

きっとこれからはほぼホームスクーリングになると思います。

それか、昨晩私にストレスを吐き出し切ったことで気持ちがリセットされ、また通うことがあるのか今の時点ではわかりません。

どちらにしても、『彼が彼であり、いかなる時でもそれが尊重される。そして、最大限の能力を出し切れる環境』。
それこそが彼だけでなく子供たち皆にとって必要なことなのではないでしょうか。正直、学校では子供の人権がなさすぎると感じています。

学校で学ぶことがない』と彼が学校を捨てるのであれば、それを最大限に尊重したいと思います。

しかし、私も改めて目が覚める思いです。

『僕はこうして具体的に言葉できるけど、みんなは言葉にしないだけでモヤモヤして過ごしてるんじゃないかな。誰も楽しそうじゃないし。ママ、聞いてくれて本当にありがとうね!』

こう締めくくり、2人とも眠りに落ちていきました。

不登校になる理由の中に、『無気力』というワードが必ず登場しますが、言語化すると、今回の息子が言った言葉のような気持ちでいるのかもしれません。

これを聞いて大人たちは何を思うのでしょう?

それでも、学校(特に管理職の方々)や教育委員会は現状維持を貫くのでしょうか?

今回も最後までお読みいたただき、ありがとうございました。


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