高学年になってからの、ホームスクーリング
みなさま、こんにちは。
最近noteをアップしていないな~と思った瞬間文章を書きたくなり、5年生になってからお伝えしていなかった息子のホームスクーリングについて、近況をお伝えしたいと思います!
今回も是非最後までお付き合いいただけると幸いです。
親子共々、気持ちに変化が・・
4年生から週3日登校、週2ホームスクーリングのハイブリッド登校をはじめ、早1年以上が経ちました。
最近はホームスクーリングのスタイルが出来上がり、目的がハッキリしてきたように思います。
これまでは家で様々な教材を使い、苦手な算数を克服し、語学に力を入れ、実験を通して理科を学び、時事問題について議論をする。
そして、たまに科学館や博物館、図書館にフィールドワークへ行くという日々を過ごしてきました。
それでも十分に楽しんでいたのですが、GWに行った沖縄のやんばるへの家族旅行で、私と息子の考えが大きく変わったように思います。
いや、正しく言うと、息子は前からそのような考えであり、私がそれに追いついた(気づいた)という感じでしょうか。
とにかく、教材を中心とした学習方法の中に、
『生きる上で本当に必要な学びがあるのか?』
という大きな疑問が湧いたのです。
やんばるで感じた
『家族・友人・地域の人々・自然・そこで生息する生き物』との深いつながり。
そして、何よりも大切な、自然に対しての尊敬の気持ち。
やんばるで暮らす人々の生活や文化の中には、『生きる上で人間に必要なもの』が詰まっていました。
これをなくして、こんな教材が良い、こんな学習方法が良い、と言ったところで、何になるんだろう・・・そんな感覚です。
一番大切なものがそこにはないのです。
大切な土台があった上で、学校やホームスクーリングでやっているような学習があれば良いな。
今はそんなゆったりした気持ちで息子の学習と向き合えるようになりました。
最近のホームスクーリング
最近は今まで以上に、息子の『その時、その瞬間にやりたいこと』を大切にしています。
社会との繋がりはこれまでもとても大切にしてきましたが、これまで以上に自然との繋がりを大切にするように私自身が変化しました。
そうはいっても、身近にそこまで豊かな自然があるわけではないので、ホームスクーリングでは、我が家の社会科として最もよく利用しているSTEAMライブラリーをこれまで以上にたくさん使い、環境問題について学び、家族で知識や考えを深めていっています。
そして、フィールドワークが増えました。
息子は机上で学ぶよりも、実際に体を動かし、目で見て、聞いて、体感的に学ぶタイプ。
本人も生きた学びが大好き。
その気持ちを尊重し、可能な限り仕事を調整して外へ出るようにしています。
そして、久々の大ヒット教材登場!!!
それは、タンキュークエストのアトモンカードです!
なんとな~くですが、原子と分子が好きそうだな・・と思い購入したところ、思った以上に我が家で大ブームが巻き起こっています。
それは我が家だけに留まらず、我が家に遊びに来たお友達が次々とハマり、日常会話で化学が出てくる状態になっております。笑
身の回りのものは全て原子の組み合わせでできている。
それがものすごく面白いようで、考え始めると、これは何の組み合わせだろう?と次々と疑問が湧いてくる様子。
学習用のゲームはどうしても大人の『これで学んでほしい』というメッセージが込められてしまい、桃鉄教育版のように面白くなくなりがちという印象でしたが、これは純粋にカードゲームとして面白いです。
4歳の弟も私もドハマりしています。
もっと知りたい!面白い!楽しい!すべての学びはここから始まるものだと思います。
こんな感じで、我が家の化学ブームはしばらく続きそうな雰囲気です。
これから向かっていく方向は?
これからもこんな感じで、ゆったりと楽しく学習していくのかなと思います。
以前記事でも書かせていただきましたが、今の子供たちは、『国の先行きが明るくない』という状況の中で生きています。
そして、変化が著しく、10年後すら想像がつかない社会に生きているのです。
※その記事はこちら
これまでは、国の未来がある程度見通せた(もっと昔は明るかったですしね)のです。
だからこそ、学校や社会の求める社会化にある程度対応する価値がありました。
そして、ある程度経済的に明るそうな未来が見えるからこそ、競争する意義もあったのだと思います。
今はどうでしょう?
今も、これからも、互いに手を取り合い『協働』して生きていく時代なのではないでしょうか?
今の子供達と接していて、それを直感的にわかっていると感じますし、彼・彼女達は何よりそれを求めています。
それに対して現実はどうでしょうか?
昔と変わらず競争社会です。
そして、詰め込み式の教育も変わりません。
不登校の子が増える理由。大人たちは終着点がないような議論をしていますが、答えははっきり出ています。
『これは、もう違うよ。』
学校へ行かない子供達からのメッセージです。
いきなり公教育が大きく変わるとは思いません。
しかし、公教育が存在するにしても、いろんなタイプの学校があって良いと思いますし、ホームスクーリングも法的に認められても良いのかなと。
学びの多様化が進むと同時に、詰め込み式教育を捨てきれない理由として存在する『高等教育の受験の方法や企業の採用方法』に関しても、大きな変化が訪れると良いなと心から願っています。
社会に対していきなり大きな変化は望めませんが、今は、今の自分にできることを少しづつしていこうかなと。
息子のホームスクーリング、地元で開いている『学び方の多様性がテーマのワークショップ』、そしてオンライン対談。
そして何よりも、自分の子供だけでなく、地域の子供たちみんなを見守ろうという気持ち。
これからも継続して、楽しみながら取り組んでいこうと思います。
さて、来週は久しぶりに『学校視察』へ行ってまいります!!!
昨年のヒロック初等部さんに続き、今回は『ヒミツキチ森学園』さん。
今年は、視察の年にしていこうと思います~!
視察の様子はまたnoteを通してお伝えしようと思います☆
7月に行うオンライン対談に関しても、日程が近づいてから告知させていただきます!
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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