今日も朝に、お香を焚いている。
だいたい朝は、6時〜7時の間に起きます。その時間に起きようと決めているというよりかは、自然と目が覚めるに近いかもしれません。(デンマークから帰ってきてからは、時差ボケもあり8時に起床….)
目が覚めたら、10分くらい布団でもぞもぞ。
ちょっとまだまどろみながらぼーっとしている、布団でもぞもぞタイムが好き。
もぞもぞし終わったら、私は行動が早いです。
その日に着る服を15秒程度で決めて、1階に降ります。
降りたらトイレに行って、顔をまず洗う。化粧水をつけて、さっぱりして、服に着替える。この、パジャマから普段着に着替える瞬間が、「よーし、今日もやるぞ」という、自分のスイッチになっています。
そして着替えた後に、お気に入りのお香を焚きます。お香を焚く習慣は、多分5年ほど前から。
元々お線香のような、懐かしい和の香りが好きで、お寺とか神社に行ってそういう香りがするとなんだか落ち着いたりしていました。
出身が京都で、京都はお香の専門店がものすごく多いのも、身近に感じる理由かもしれません。
お香を焚くと、自分がリラックスした状態でスタートができるんです。
やることが山積みであわあわしそうな日も、落ち込むことがあって引きずりそうな日も、お香を焚くことで少し和らぐ気がして。
私が愛用しているお香はKEYUCAのお香。香りが4種類くらいあって、その日に合わせて好きな香を選んでいます。ちなみに「沈香」という香りが一番好きです。
ちなみに、この「沈香」という言葉から歴史を辿ると、推古三年(595年)、淡路島に漂着した一本の流木が始まりと言われています。島人が火にくべたら、芳香が立ち上り、驚愕。その流木は都へと運ばれ、推古女帝に献上されました。そのとき摂政だった聖徳太子が、これは稀有の至宝「沈香」であると教えたそうです。(「日本書紀」より)
また、香(香料、香水、芳香)を示す英語「Perfume」が「Per(throught)+fume(煙)」、すなわち煙を通して、という意味であることからも、人が良い香りに接した最初の方法が芳香物質に偶然火を点けることであったと想像できます。
こうやって歴史を紐解くと、身近にあるものが遥か昔から色々な人に愛用されていたんだなということがわかって面白いです。
さて、今日はなんの香を焚こうかな。
香を嗅ぎながら、ぼーっとする時間も至福です。
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