yuka mizusugi

🇯🇵✈︎🇩🇪 ドイツ在住。 声・音のための呼吸教育 Atem-Tonus-Ton(ATT)教…

yuka mizusugi

🇯🇵✈︎🇩🇪 ドイツ在住。 声・音のための呼吸教育 Atem-Tonus-Ton(ATT)教師。 憧れのクラリネッティストを追っかけて渡独後、縁あってATTに出会い、ATT呼吸教師の資格を取得。 南西ドイツの街フライブルクを第二の故郷として住み着く🌱

最近の記事

Der Erfahrbare Atem体験

2泊3日でベルリンへ行って来ました。 今回のベルリン行きの目的は、年に一度開催されているATT インターナショナルのコンベンションという、ATT教師の資格を持つ人達を対象としたワークショップ&交流会の為に日本からはるばる来ていた大先輩同僚に会うため、そして、彼女と一緒にイルゼ・ミッデンドルフの呼吸の教え Der Erfahrbare Atem(経験し得る呼吸)のレッスンを受けることでした。 今回私たちにレッスンをしてくださったのは(しかもご好意で無償で🙇🏻‍♀️)声楽家・声楽

    • コミュニケーションへのATT①

      最近、改めてコミュニケーションというものについて考える機会がいくつかあったので、今回はATTとコミュニケーションについて少し書きたいなと思います。 ここ数日、ルームメイトや職場の同僚に対して少し違和感を感じたりモヤモヤすることが続き、一時はカッとなって怒りに任せて友人に相談という名の八つ当たりをしてしまったりしていたのですが、時間が経ち冷静に客観的に考えられるようになった時、ふとATTでGFK(非暴力コミュニケーション)のレクチャーを受けたことを思い出しました。 GFK(G

      • 伸びをする

        Das Dehnen 伸びをする 練習を始める前、休憩時、体が固まってきたなぁと思った時、集中力が無くなってきたなと思ったら伸びをしてみましょう。 お手本は猫ちゃん🐈 猫のように柔軟に伸びをしよう。 思う存分、伸びたい場所を、伸ばしたい方向へ。 手・腕、足・脚、腰・背中、両脇腹、体の前面、首、顔... 口を大きく開けたり、ギュッとしかめっ面をしたり、顔の筋肉も伸ばしましょう。 あくびが出そうになったら思う存分して、うめき声や溜め息が漏れても大丈夫。 ひとつ重要なポイントは、

        • 支え

          備忘録として。 基礎である下半身の支えについて。 演奏中、私たちの注意と意識はもっぱら上半身に向けられている。 腕で楽器を持ち上げ、唇でアンブシュアを作り、舌を使って発音(タンギング)し、指でフィンガリングを行う、そして目で楽譜を見て、耳で音を聴く。 これらは楽器の演奏のために必要不可欠なことだが、体の上部に過度な緊張が発生し得る。特に、上半身を持ち上げる、力強く安定した土台が欠けている場合。(Regula Schwarzenbach&Letizia Fiorenzaの本「

        Der Erfahrbare Atem体験

          Tonus

          Tonus トーヌスについて。 筋緊張、筋の緊張状態(筋肉が張っている状態)をトーヌスと呼びます。 Wikipediaによると、「筋の伸張に対する受動的抵抗、または筋に備わっている張力である」 だそうです。 「緊張」や「抵抗」というと、どうしてもネガティブなイメージを持ってしまいますよね。 しかし、私たちが動いたり、重力に抵抗して姿勢を保つために筋緊張は不可欠。 そして、歌唱や吹奏の際にも、この筋緊張は大きな役割を担っていて、柔軟で活発な筋肉(すなわち筋肉に適度な張り

          Atem-Tonus-Tonとは?

          Atem-Tonus-Ton (アーテム・トーヌス・トーン) Atem-呼吸 Tonus-トーヌス/筋緊張、筋肉の張る力 Ton-音/声 (略してATT) マリア・ヘラー・ツァンェンファイントが、イルゼ・ミッデンドルフのDer erfahrbare Atem(知覚し、経験し得る呼吸)をから発展させた、呼吸への取り組みを中心に据えた発声教育、そして同じく呼吸を用いて音を出す管楽器の演奏にも有効な学びの手段です。 従来の教育法や、所謂「呼吸法」とは異なり、正しい呼吸の型やテクニッ

          Atem-Tonus-Tonとは?

          Der bewusste zugelassene Atem(意識下で許可された呼吸)

          Ein bisschen über den Atem 少しだけ呼吸のお話🌱 3種類の呼吸 ⑴Der unwillkürliche und unbewusste Atem 無意識下で行われている呼吸。 生命維持として生物が元々備え持っている機能。日常生活の中、睡眠時の呼吸。 ⑵Der willentliche Atem 意識的に行う呼吸。 自らの意思・コントロールの下で行われる。息を深く吸って吐く深呼吸。息を止める等。 ⑶Der erfahrbare Atem(von Ils

          Der bewusste zugelassene Atem(意識下で許可された呼吸)

          Stimmig?! -合ってる!?-

          私がAtem-Tonus-Tonと出会うきっかけを作ってくれた大大恩人であり大大先輩教師である方と新たに響き(声・音)のためのプロジェクト"zum Klang"を始動させました。 その取り組みの一つとして、ATTヨーロッパチームの講師の先生方が書いた記事や本を日本の皆さんに紹介するために日本語への翻訳を始めました。 日本語の表現がおかしい、わかりにくいところがあるかと思いますが、今後精進しアップデートさせていきますので🙇🏻‍♀️ まず第一弾として、声楽家・声楽教師であり、A

          Stimmig?! -合ってる!?-

          あくび

          こんにちは。 近所の鶏🐓がお庭から脱走していました。 暖かくなってきて、アクティブになっているのでしょうか。 春の陽気は、私たちを活動的にするだけでなく、眠気も誘いますよね。 「春眠暁を覚えず」と言いますが、私はこの時期は朝に限らず日中も眠いです(笑) 眠気といえば、吹奏楽部時代、そして音大生時代、昼食後の合奏で、必死にあくびを噛み殺し、眠気に襲われているのを指揮者や先輩に悟られないようにしていたのを思い出します。 礼儀として、人前で、特に先生や先輩といった目上の方の