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Der Erfahrbare Atem体験

2泊3日でベルリンへ行って来ました。
今回のベルリン行きの目的は、年に一度開催されているATT インターナショナルのコンベンションという、ATT教師の資格を持つ人達を対象としたワークショップ&交流会の為に日本からはるばる来ていた大先輩同僚に会うため、そして、彼女と一緒にイルゼ・ミッデンドルフの呼吸の教え Der Erfahrbare Atem(経験し得る呼吸)のレッスンを受けることでした。
今回私たちにレッスンをしてくださったのは(しかもご好意で無償で🙇🏻‍♀️)声楽家・声楽教師で、ミッデンドルフの生徒であり同僚だったエリカ・ケンマン・フーバーから呼吸の教えを受けたベッティーナ。
彼女はATT教師でもあります。
彼女とは7年前に私がベルリンでATTの教師育成コースに参加していた時に知り合いました。
私はこのベルリンでのコースを途中で中断し、フライブルクで開催されるコースに切り替えたので、それ以来彼女とは5〜6年会っていなかったのですが、覚えていてくださり、突然のお願いを快くレッスンを引き受けてくれました。

レッスン当日になって、ウクライナ大統領ゼレンスキーがベルリンを訪問していて、その影響で電車の一部区間が運行停止、その他の路線でも遅延が生じるということが発覚💦
案の定、電車の遅延と乗り継ぎのバス停の場所を間違えたことにより、彼女の家への到着が遅れることに🙈
20分近い遅刻にも関わらず、到着すると温かく迎えてくれて、久々の再会ということで少し近況等を話した後レッスンが始まりました。

今回レッスンで体験したワークは、とてもシンプルで、きっとDer Erfahrbare Atemの入り口としてわかりやすい、それでいて深い、基礎のワークだったように思います。
Der Erfahrbare Atem 経験し得る呼吸。
まさにその言葉通り、ただただ自分の呼吸、身体、存在、自分の周りの空間を感じ自覚する。
自分がこの空間に存在する/させる、それを自覚する。
そういう、本当にシンプルな体験でしたが、ここ最近悩んでいた呼吸教師としての在り方・やり方への答えが見つかり、自分の中がスーっとクリアになりました。
このDer Erfahrbare AtemがATTのベースとなっている教えだからでしょうか。
やはり、ここに繋がるのだなと。
ここから始まり、またここに戻ってくる。

"Ich heiße den Atem willkommen. "
「私は呼吸(呼吸が自分の中に入って来るのを)を歓迎します。」
「(一つのワークを終えた後に)今何が残っているのか、自分が何を感じているのか、それがイメージだったり身体の感覚だったり、何か感情や言葉であったりするとは思うけど、それは贈り物だよ」という、ワークの際にベッティーナが選んでいた言葉の表現がとても素敵だなと思いました。
彼女の穏やかで温かい人柄が出ているような気がします。

1時間程でしたが、ミッデンドルフのワーク体験から、ベッティーナの呼吸教師姿から、今の自分に必要なことを気づかせてもらった、とても濃い時間でした。
フライブルクに戻り、この体験を糧にまた今日から精進していこうと思います。

yuka🌱

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