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自己評価がエベレスト級な後輩外科医に学んだ話 第33回 月刊中山祐次郎

※今回の内容はかなり長い上、多数のドヤ・自慢が含まれています。最近お疲れの方はそのまま画面を閉じ、休日の昼下がりに読まれることを推奨致します。

こんにちは、中山祐次郎です。毎日寒いですね。これが8月になると毎日暑いですね、になるんでしょうね。人間単純なものです。

私はといえば、毎日の定時手術、緊急手術、論文執筆、週刊誌からの取材依頼、テレビ取材、小説執筆、日経ビジネスの連載執筆をドラクエ6の合間にやるような生活を続けております。(嘘です逆です)

さて先日のこと。

京都大学に行って参りました。私は何を隠そう現在京都大学大学院の学生。学費だって年に50万円くらい支払っております。通っているのは公衆衛生学の専門職修士課程という、「医療の専門職の資格を持ち、じっさいに実務経験がある人が公衆衛生学を学ぶためのコース」なのです。ここに一昨年の4月から入学し、学生をやっているのです。

丸二年間できちんと単位を取り、最後に修士論文というものを作成して合格となれば晴れて「マスター・オブ・公衆衛生」(MPH; Master of Public Health)となります。なんか上手にビールをつぎそうなこの資格、日本ではまだマイナーですが、米国やカナダではこれを持っていないと病院長や部長になれないという重要なものなのです。とはいえ私としては資格なぞどうでもよく、公衆衛生学を一度じっくり学びたかったので受験して入学したのでした。TOEFLを受け、筆記試験を受けて晴れて合格したのが三年前のこと。

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