【まちづくり視察②】民間主導でまずは地域を耕す「商と住」
こんにちは!今回二件目の視察場所は、東京都武蔵野市桜堤にあり、小田急バスの終着駅にあるhoccoです。
前回の視察①はこちら↓
なりわい賃貸住宅「hocco」
こちらは「なりわい賃貸住宅」を掲げ、木造二階建ての下が土間となってお
り商売ができるスペースがあり、その先に引き戸があって水回りがあり、2階が居住スペースとなっている賃貸住宅の集積です。
2021年9月にできてから、満室が続き、担当者によると小田急バスによるマーケティングが功を奏し、募集時には300件以上の入居の問い合わせがあったそう。
バスの終着駅としても行き先として「hocco行き」をバス停名に事前に掲げて利用者に周知しつつ、バス内広告でも、このような施設ができることを段階的にPRしてたようです。
場所としては、周りに大きめのマンションがある以外は住宅街であり、そこまで人通りが無い場所ですが、住居スペースとともに商売ができるスペースがあり、バスの利用者と周辺マンションの需要が見込まれること、そして、利用者同士がhoccoで行われるイベント自体を盛り上げ、場の価値を高めていくような流れを意図的にデザインしてます。
気持ちの良い空間と循環。モビリティ。
いくつか回った写真を掲載しますが、まずは古いマンションの人たちのQOL向上のためにも、宅配ボックスを設置したり、シェアサイクル、シェアバイク、シェアカーなど、移動する上での結節点としての役割を担っているようです。
学び:主体性を育む「住+商」
空きがあると直ぐに埋まるようで、近くのマンションから引っ越してきた人もいるよう。
画一的な都市整備によってマンション単体、マンション+スーパーなど住んで消費する人たちの集積だけだと、地域としてのネットワーク・信頼関係・お互い様の関係性などは育みにくいのでは無いかと思いますが、
hoccoのように、住んでいる+自らを自己実現したり、価値を提供する側に立つことによって、その場に「主体性」が生まれ、常に場と個人を進化させ続ける必要性が生まれる好循環の場になっているのでは無いでしょうか。
何かを与えられてやる、ではなく、自分が何をやりたいのか、何を提供したいのか、どのようになってもらいたいのかを、貴重な自分の人生の時間を使って育む場、それが「住+商」の場なのでは無いかと思いました。
自らの地域へ生かす上では、人はどのようにすれば主体性を発揮し、それが持続的に循環し、そのコミュニティ自体が成長していけるかを考えることが大事だと思いました。
では今日も1日のしっかり生きていきましょう!でわ!
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