<ラグビー>ウェールズ対オールブラックス、プレビュー
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<ラグビー>ウェールズ対オールブラックス、プレビュー

きーやん

ウェールズ対オールブラックス

日時:2021年10月30日(土)17:15キックオフ
場所:プリンシパリティ・スタジアム、カーディフ
レフェリー:マチュウ・レイナル(フランス)
アシスタントレフェリー1: カール・ディクソン(イングランド)
アシスタントレフェリー2:クリストファー・ライドレイ(イングランド)
TMO:ブライアン・マクニース(アイルランド)

オールブラックス:( )内はキャップ数
ジョー・ムーディ(54)、コーディ・テイラー(64)、ネポ・ラウララ(37)、ブロディー・レタリック(89),サムエル・ホワイトロック(128、キャプテン代行)、イーサン・ブラカッダー(7),ダルトン・パパリイ(10)、アーディ・サヴェア(56)、TJ・ペレナラ(76)、ボーデン・バレット(99)、リエコ・イオアネ(44),デイヴィット・ハヴィリ(11)、アントン・リエナートブラウン(54)、ウィル・ジョーダン(10)、ジョルディ・バレット(32)
(リザーブ)
サミソニ・タウケイアホ(7)、カール・ツイヌクアフェ(23)、タイレル・ローマックス(11)、ツポウ・ヴァアイ(8)、アキラ・イオアネ(10)、ブラッド・ウェバー(14)、リッチー・モウンガ(28)、セヴ・リース(14)

ウェールズ:
ウィン・ジョーンズ、ケン・オウウェンス、トーマス・フランシス、アダム・ベアード、アルンウィン・ジョーンズ、ロス・モリアーティ、テーン・バシュハム、アーロン・ウェインライト、トモス・ウィリアムス、ガレス・アンスコム、ジョシュ・アダムス、ジョニー・ウィリアムス、ジョナサン・デイヴィス、オウウェン・レーン、ジョニー・マクニコル
(リザーブ)
ライアン・エリアス、リーズ・カアー、ディロン・ルイス、ウィル・ロウランズ、セブ・デイヴィス、ガレス・デイヴィス、リーズ・プリーストランド、ベン・トーマス

プレビュー:
オールブラックスのイアン・フォスター監督は,先週のアメリカ戦から,LOサムエル・ホワイトロック,7番FLダルトン・パパリイ,14番WTBウィル・ジョーダン以外は,全て先発を代えてきた。

FW1列は,1番PRジョー・ムーディ,2番HOコーディ・テイラー,3番PRネポ・ラウララと,現時点でAチームと見なされる重量級のメンバーを揃えた。4番は,世界最高のLOであるブロディー・レタリックが戻り,5番LOサムエル・ホワイトロックと黄金コンビを組む。6番FLは,スプリングボクス戦で奮闘したイーサン・ブラカッダーが射止めた。そして,7番FLは数少ないオープンサイド専門のダルトン・パパリイ,8番NO.8はキャプテン代行を努めていたアーディ・サヴェアが入り,大きな機動力のある3列となった。

BKは,10番SOにオールブラックスで11人目となる100キャップを迎える,ボーデン・バレットが先発する。おそらくバレットとの関係で,9番SHにはTJ・ペレナラ(ハリケーンズで長年コンビを組んでいた)が入った。11番WTBにはリエコ・イオアネ,12番CTBはデイヴィット・ハヴィリ,13番CTBはアントン・リエナートブラウンとザ・ラグビーチャンピンシップのメンバーが戻り,14番WTBには,新たなトライゲッターとなったウィル・ジョーンズ,15番FBは空中戦とゴールキックが安定しているジョルディ・バレットという,スキルとフレアー溢れるメンバーとなった。

リザーブは,16番HOはダン・コールズを想定していたが,若手のサミソニ・タウケイアホが入り,17番PRはカール・ツイヌクアフェ,18番PRはアメリカ戦で不調だったタイレル・ローマックスが継続して入った。これは,アンガス・タアアヴォの怪我による欠場が影響したと思われる。ただし,オファ・トゥンガファシの欠場は少し不可解だ。19番LOは絶好調のツポウ・ヴァアイ,20番はブラカッダーとの先発争いに敗れたアキラ・イオアネとなった。

BKは,21番SHはブラッド・ウェバー,22番SOはリッチー・モウンガとなり,この2人の組み合わせが合っていることが背景にあるだろう。23番は,激しいメンバー争いの後,セヴ・リースが射止めた。欠場となったダミアン・マッケンジーは,今回は残念なこととなったが,おそらく来週のイタリア戦では先発するだろう。

フォスター監督は,今年のシックスネーションズに優勝したウェールズと,アウェイで対戦することに用心していること,また若手の経験値が上がることを期待したいとコメントをしている。

ウェールズのウェイン・ピヴァク監督は、トライゲッターであるWTBルイス・リーザミットがテストマッチ期間外のゲームであるため起用出来ず、ベテランFBリー・ハーフペニーが怪我でプレーできない。そのため、リアム・ウィリアムスをFBで起用する予定でいたが、フィットネスに心配があるため、イングランドのエクスターでプレーする31歳のアレックス・カスバートに期待していた。しかし、ウェールズの規則では60キャップ以上ない場合は、ウェールズのクラブ以外でプレーする選手に代表資格を与えていないため、47キャップのカスバート欠場となった。

カスバートは、2018年にカーディフからエクスターに移籍したが、6フィート・6インチ(約198cm)のフィジカルを生かして、ワレン・ゲイトランド監督の下で2011年に代表デビューし、2012年のシックネーションズのグランドスラム達成に貢献した他、2013年のブリティッシュアンドアイリッシュ・ライオンズのオーストラリア遠征で1キャップを得ていたので,残念なこととなった。

また、イングランドのクラブでプレーするためオールブラックス戦に出場できない、58キャップを持つCTBスコット・ウィリアムスに代えてプレーする予定であった、オークランドのマウントアルバートグラマースクールから、ワイカト、サウスランド、ハリケーンズでプレーしていたNZ人ウィルス・ハラホロは、COVID19に陽性となり、欠場が決まった。

こうした経緯があり,ピヴァク監督は選手選考に苦労したものの、ある程度納得できる選手を揃えることができた。通算149キャップの世界記録達成となるアルンウィン・ジョーンズが、キャプテン兼5番LOに入った。7番FLには、夏のカナダ戦でデビューしたテーン・バシュハムが初先発する。BKでは、SOにNZ人ガレス・アンスコムが先発し、またFBにはNZ人ジョニー・マクニコルが入った。23番BKのベン・トーマスも期待の若手だ。

ピヴァク監督は、「選手たちは大きな挑戦であることを認識している。NZオールブラックスと対戦することを望んでいた」、「怪我人などにより、バシュハムとトーマスはチャンスを得た。とても良い経験になるだろう」と述べている。

ウェールズは、英国内で最もCOVID19の感染者が多く、10万人あたり719.9人の感染となっている他、毎日2,500~3,000人の感染者が出ている。

オールブラックスのイアン・フォスター監督は、こうした事情からチーム全員がバブルと呼ばれる隔離状態にあることを認識している。また、アシスタントコーチのジョン・プラムトリーは「メンタルでの戦いになる」と述べている。

こうした中で、アメリカ戦で活躍した右PRアンガス・タアアヴォは、肘を脱臼してメンバー外となった。また、FLシャノン・フリッゼルも肩を痛めて、メンバー外となっている。

通算対戦成績は,35戦,オールブラックス32勝,ウェールズ3勝。前回の対戦は,2019年RWC3位決定戦で,オールブラックスが圧勝した。

サムエル・ホワイトロックは,現在歴代オールブラックスで,リッチー・マコウの148キャップ,ケヴィン・メアラムの132キャップに継ぐ第3位となる128キャップ。

ボーデン・バレットは,現在歴代オールブラックスで,ダニエル・カーター,アンドリュウ・マーテンズに継ぐ,第3位の693得点を記録している。また,通算37トライは,歴代オールブラックスで,ジョナ・ロムーとタナ・ウマガに並ぶ記録となった。また,先発SOとしてのトライの世界記録を26に伸ばしている。

ウェールズがベストメンバーを揃えられないのではと心配されたが,それなりのメンバーを揃えてきたので,オールブラックスにとって相手に不足はない。ザ・ラグビーチャンピンシップを経て,現時点でベストと言えるメンバーを揃えてきたが,もしSHにアーロン・スミスが入れば,9番スミス,10番モウンガで先発し,21番がペレナラかウェバー,22番がボーデン・バレットになっていたと思われる。

どちらがSOで先発するにせよ,オールブラックスは世界NO.1のSOを2人持つ贅沢な陣容となっており,FWもHOとLOに若手が成長し活躍している他,FW3列は誰が出ても遜色ないハイレベルの先発・リザーブ争いをしている。そのため,BKに良いボールが供給されて,宝石のようにちりばめられている決定力あるバックスリーが,トライの山を築くのが想像できる。

オールブラックスの素晴らしトライの連続を期待したい。

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きーやん
オールブラックス、ハリケーンズ、ウェリントン、日本代表ブレイブブロッサムズ、神戸製鋼、明治大学、東京高校を応援する、もう41年間も続く熱狂的ラグビーファンです。NZラグビー関係投稿の合間に、映画、絵画、クラシック音楽、クラシックバレエ、読書、そしてたまに小説も書きます。