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<ラグビー>2023~24年シーズン(11月第二週)

(どうでもよい「話の枕」です。関心ない方は飛ばしてお読みください。)
 
〇 今年の夏、住んでいるマンションで「ヘビ注意」の貼り紙があったので、管理人に聞いたら、中庭に青大将が3~4年前から生息している由。なんでもこのマンションは、運河沿いだったことや元倉庫だったこともあり、もともと鼠が多かったが、青大将が住み着いてからは鼠がいなくなったそうだ。調べたら、青大将は家の守り神であり、幸運の象徴であり金運が上昇するという。機会があれば見てみたいものだ。
 
〇 10月14日は鉄道の日。東京は日曜だが、朝の時間帯にも関わらず、地下鉄の駅改札近くには、部活の中高生、老人クラブの集団が、雨天にもかかわらずたむろしている。人は、社会は生き物のように、そこで動いて、生きている。
 
〇 10月のある日の9時過ぎ。時間潰しを含めて、公園の木立の中に在るベンチに座る。たぶん餌をやる人がいるのだろう、鳩が数羽寄ってくる。その鳩の後ろに、灰暗色の大きな人影が見えた。誰かの化身なのか。その化身も、私から餌をもらおうとしているのだろうか。やけに親しげに感じた。


1.高校ラグビー花園大会東京都地区代表決定戦結果

 今年は、愚息の母校である東京が、準決勝の同点抽選負けという残念な結果となったため、TV観戦する気分にならなかった。そのため、結果だけ掲載するが、最近の東京勢は、花園でベスト8入りレベルの結果しか残せていないのが少し寂しい。

 しかも決勝当日は、朝から氷雨が降る悪条件だった。せっかく秩父宮でやるのだから、好天の良いコンディションでやらせてあげたかったが、屋根なしの天然芝では当日の天気次第になってしまう。しかも、今回は急に気温が下がったので、選手の健康状態にも影響しただろう。こうした悪条件下の試合を「悪天候にも負けずプレーした」などと美談にするのではなく、屋根付きの人工芝で、天候を気にせずに思い切りプレーできる環境を整えることが、高校ラグビー発展のために必要なことではないか。

第一地区

早稲田実業31-7成城学園


第二地区

目黒学院15-12國學院久我山


2.各種ニュースなどから

(1)ラッシー・エラスムスは、南アフリカ監督に


 2023年RWC優勝監督であるジャック・ニーナバーは、アイルランドのレンスター監督に移籍する一方、イングランドのアシスタントコーチ就任の噂も出ている。一方、ディレクター・オブ・ラグビーとして、戦略・戦術を含めて実質南アフリカのチーム全般を取りまとめていた、2019年RWC優勝監督でもあったラッシー・エラスムスが、ニーナバーの後任として南アフリカ監督に復帰するというニュースが流れており、その後事実であることが確認された。

 先に記したとおり、エラスムスは実質上の南アフリカ代表監督であったため、昇格というよりも留任として、世界中から「面白くない」と批判されている南アフリカのラグビーで、RWC3連覇を目指すことになった。

(2)RWC開幕前に、フォスター監督の家族がナイフ強盗に遭遇


 オールブラックスの選手及び関係者に対して、大会主催者が用意したホテルは、エアコンが故障して使用できなかった上に、夜中に非常ベルが誤作動するなど劣悪なものだったが、さらにホテルが所在するエリアは、治安が非常に悪い地域であったという悪条件が重なっていた。

 この度、前オールブラックス監督イアン・フォスターは、妻と子がナイフ強盗に遭遇する事案が発生したことを公表したが、このためオールブラックスの選手及び関係者は、ホテルから外出禁止という過度のストレスを強いられたという。しかしフォスターは、過度にメディアやファンを刺激したくないため、RWCが終了するまでこの事案の公表を控えていた。一方、こうしたグランド外のあまりにも酷すぎる「アウェイの洗礼」という試練を乗り越えて、チームを準優勝に導いたフォスターの功績を、高く称賛する声が多くなっている。

(3)来年2月に、リーグワン4チームとチーフス及びブルーズが対戦


 スーパーラグビーのプレシーズンゲームが来年2月に予定されている。昨シーズン優勝のクルセイダーズは、ヨーロッパ王者のマンスターと対戦する一方、チーフスとブルーズの2チームは、2月にリーグワンの昨シーズンのトップ4チームである、スピアーズ、ワイルドナイツ、サンゴリアス、イーグルスとそれぞれ対戦する予定となっている。

 また、日本協会とNZ協会同様の協定を結んでいるオーストラリア協会のスーパーラグビーチームも、NZチームのようなプレシーズンゲームを開催したい意向があるため、来年2月には、サンウルヴズ以来となる、日本でスーパーラグビーチームの試合を多く見られそうだ。

(4)エディー・ジョーンズは、日本代表監督就任に強い意欲を示す


 前ワラビーズ監督のエディー・ジョーンズは、日本代表監督就任について、なんら具体的な交渉はしていないとする一方、「日本代表は現状のままでは弱体化するだけだ。大きな変化をする勇気が必要だ」と現在のコーチングを批判する一方、自分がその改革を担いたい意志を強調している。

(私見)
 先日、NHKのスポーツニュースで、エディー・ジョーンズの特別インタビューが報道された。一方、日本代表監督候補全員が正式に公表されていない段階(フラン・ルディケは自ら公表したが)で、あたかも次期日本代表監督がジョーンズに決まったかのような報道を、こうして日本のメディアがしている背景には、様々な要素があると考えられるが、私はジョーンズが日本代表監督に就任するための、一種の環境作りではないかと見ている。

 なおジョーンズは、RWC前に日本協会とコンタクトを取ったという報道については、オーストラリア協会との信義則に反することになるため、強く否定し続けているが、「契約に関するコンタクトはなかった」というだけで、実際は、日常のさりげない会話などの何らかのコンタクトを取っていたというのが真相ではないかと思う。

(5)ラグビーが誕生してから200年、そしてNZのラグビー史


 1823年にラグビーが誕生した(とされる)ときから200年目となる今年、フランスでRWCが開催されたが、そのラグビーが大英帝国でプレーされた後、海外植民地であるNZにもたらされ、その後は先住民族であるマオリや南太平洋諸国との交流を経て、NZはラグビー王国として大きく発展し、世界のラグビーをリードしてきた歴史の概要を「オールブラックス.コム」が掲載している。

 ここには、NZラグビーに関心がないラグビーファンであっても、参考になることが多々掲載されているので、オールブラックスファンはもとより、ラグビーの歴史に関心がある方は一読されることをお薦めする。

(6)2024年シーズン、スーパーララグビーのスコッド発表


 2024年シーズンのスーパーラグビーのスコッドが発表された。参考までに、「オールブラックス.コム」が選んだ、NZ5チーム及びフィジードルアとモアナパシフィカの各チームの新規獲得選手の一部をご紹介する。なお、オーストラリアの5チームを含むスコッド全般については、リンク先で見ることが可能。

 これらのチームと、日本チーム(準日本代表チーム)が毎年試合をすることができれば、日本ラグビーは、誰が監督に就任しようとも、大きく飛躍できると思う。

ブルーズ
 元オールブラックスのPRアンガス・タアアヴォを獲得した。左右のPRができる貴重な人材。

チーフス
 SOケイレブ・トラスクが日本から戻ってきた。ダミアン・マッケンジーが担当するSOのサポートとなる。

ハリケーンズ
 元オールブラックスのFLブラッド・シールズがイギリスから戻ってきた。また、U20のFBで活躍したハリー・ゴッドフレイが加入した。

クルセイダーズ
 元ウェールズ代表FBリー・ハーフペニーが加入した。日本から元オールブラックスCTBライアン・クロッティーが戻ってきた。モアラからCTBレヴィ・アウムアが加入し、オールブラックス入りが期待される。U20のSOタハ・カマラが加入した。

ハイランダーズ
 元ウェールズ代表SOリーズ・パッチェルが加入した。クルセイダーズからLOミッチェル・ダンシアが移籍した。

フィジアンドルア
 多くのU20代表選手が加入している。

モアナパシフィカ
 サントリーからLOトム・サヴェッジ、クルセイダーズからFLシオネ・ハヴィリ・タリツイ、ハリケーンズのWTBジュリアン・サヴェアが、それぞれ移籍している。セヴンズで実績のあるWTBナイジェル・アーウォンが加入した。


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