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インド修行記2【アーティストたれ】

インド修行生活2日目。初日は「バンガロール」から始まった。近年IT企業が集中するインドのシリコンバレーとも言える場所である。

インドのシリコンバレーと呼ばれる「バンガロール」


そこに数々の企業を訪問し、少しでもその環境に触れようと試みた。
しかし、思うようにそれを体感することができなかった。

そこで、スピリチュアルな体験をしようと、アート・オブ・リビング・インターナショナルセンターに訪れた。
有名な導師さんが立てた施設で、少し離れた場所にあるにも関わらず年間120万人も訪れる場所である。

バンガロールの人も多く訪れていた

 そこに入ると奥の方に大きな建物があり、その中で伝統的な音楽とともに多くの人が瞑想していた。前方を見ると創始者の絵画が飾られており、そこに向け瞑想、お祈りをしているようだった。自分も加わり瞑想をした。

疑問

 そこで僕はなぜ創始者の方はここまで尊敬され、崇められているのだろうと考えた。自分のモットーの「どでかい」に当たる部分に関連する問である。

自分の結論としては、彼はみんなが喜ぶような自分の世界を描いた
「アーティスト」であるからだと考えた。

自分の世界を表現する存在「アーティスト」

アーティストと聞けば、画家、歌手などを思い浮かべるかもしれない。

しかし僕の中では
「何か介して自分の中に思い描く世界を表現する人たち」であると思う。

そう考えると起業家もその一つであるように考えられる。
スティーブ・ジョブスはコンピューティング技術を用いたデジタルハブを完璧なユーザー体験で届ける世界(アート)を作り上げた。
イーロンマスクだって、全てが電気で動くクリーンな世界、宇宙に簡単にアクセスし他の星に人類を送り届けられる世界(アート)を描いている。

アーティストたれ

人はみなアーティストである。

そして最も重要なことが「自分の世界を思い描き、筆を持とうとする」という点だ。

そのベースとなる独自の世界観がなく、なんとなく筆を持っては、例え絵を書いたとしても納得できないものに仕上がってしまう。

そして、多くの人はその筆すらも、誰かに形作られた「常識」に手渡してしまっている気がする。この人生が王道だと同調圧力を受け、筆を持つ気すらなくしてしまっている。

大きなことを言う必要はない。安定した家計で大好きな家族と過ごすという事だって、生活に最低限のお金を稼いであとはすっくり過ごす事だって、それが自分の描きたいものならば立派なアートだ。

自分が求めるアートを創造し続け、自信を持って筆を握る、これが孫さんの言う志、人生の目的になるのではないか。


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