一人目デザイナーが入社後すぐにアジャイルデザインプロセスを実施して成功した話(前編)
はじめまして、DIGGLEでプロダクトデザイナーをしている えはら です。
このnoteでは、一人目デザイナーとして歩んだDIGGLEのUIデザイン業務と、PdMと共に定めたデザインプロセスについて書いていこうと思います。
この記事の対象者
いま転職を目指しているデザイナーの方へ届けたいと思っています。
DIGGLEのデザインプロセスを知ってもらい、DIGGLEのデザイン組織の一員になってもらいたいと考えています。
プロダクト成長、デザイン組織強化
予実管理クラウドであるDIGGLEは、予実管理市場のSaaSを求める熱から急成長を始めていました。少し前の調査では、「2023年度までにはSaaSが市場全体の約8割を占める見込み」とあり、市場の主役はオンプレからSaaSへと移行が進んでいます。
そうした環境の中、プロダクトの成長に耐えうるべく、デザイン組織体制強化を目的として2024年3月に一人目デザイナーとして入社いたしました。
0から出発
以前、デザイナーが所属していた時期もありましたが、プロダクトデザインプロセスに固定されたものは残っておらず、0からの出発となりました。
これからプロダクトと会社が新たなフェーズとなるにあたって、デザイン組織として再現性ある型化と、繰り返しUIUX改善を行いデザイン面で確実に製品価値を高めていく新たなプロダクトデザインプロセスの構築が必要でした。
PdMとのデザインプロセス検討
一人目デザイナとしてリソースは限られています。
PdMと現状と目指す方向をすり合わせ、確実に素早くプロダクトをデザイン面で前進させるプロセスとして、OODAを参考に下記の繰り返しフローを構築しました。
プロダクト体験 → 課題発見 → UI/UX改善
短期間でイテレーティブに進める訳
DIGGLEでは、この「プロダクト体験 → 課題発見 → UI/UX改善」を2週間サイクルで進めることにしました。
入社して間もない状況でオンボーディング中ですが、このプロセスを無理なく実現できています。
なぜこのように短期プロセスをすぐに回すかというと、PdMとデザイナー間で、これからシステム導入が増え、急速盛り上がっていく予実管理市場で一番に選ばれるようにしたい。と共通の意識があったからです。
予実管理の成功セオリー
我々DIGGLEは、予実管理を行う製品を世に出しています。
予実管理は激しい市場変化に柔軟に対応するためのものです。
一定期間にしっかり管理プロセスを回すことで変化に対応しやすくなります。
このように予実管理そのものが期間を区切り繰り返すことで企業成長に寄与するものなのです。
デザイン面の改善もこのように短期で小さく回し、より多くのチャレンジを行うことで、お客様に寄り添いフィットした製品へと変貌を遂げることを狙っています。
最後に
今回は前編として、新しく定義したデザインプロセスの概要についてお伝えいたしました。続く後編では、プロセスごとに細かくご説明していこうと思います。
もちろん、このプロセスは現時点でのものです。新たなメンバーに入っていただいて一つ一つを磨き、拡張することを目指します。このように組織拡大することでより多くのことを質高く実施することができると考えています。
是非ご一緒にプロダクトデザイナーとして市場を盛り上げていきましょう!!