夜明け方。あかつき
集合時刻は朝4時。
辺りはまだ真っ暗の中、ボクたちは車に乗り込んだ。
目的はヤバイ写真を撮ること。
Instagramがキッカケで繋がったフォトグラファーたちは、みんなストイックで美しい場所がそこにあるなら何時からでも行動できる。
相手が自然のときは、天候がすべて。
これだけはてるてる坊主を作ったとしても、ボクたちにはどうすることもできない。
実際に現場へ着くまで、今回の場合だと日が昇る時間帯の限られた時間の気象条件が整う必要がある。
そう、完全に神頼みの撮影なのである。
だから、朝4時に起きたとしても空振りに終わる可能性もあるけど、それも含めて楽しめるところがみんなで撮りに行くおもしろいところ。
太陽が昇る少し前、辺りには霧が立ち込めていた。
他に誰も居ない空間はとても静かだった。
これからどんな景色を見ることができるのか、不安と期待が入り混じった感情は他では経験し難い。
東の空は依然として、霧に包まれていた。
徐々に辺りが明るくなり、ボクたちの前に見たこともない世界が広がった。
写真や旅のことだけじゃなく、今ボクが気になっていることをnoteに書いています!読んでいただきありがとうございます!