「蜜蜂と遠雷」を読んで

家族に勧められて「蜜蜂と遠雷」を読んで見ました。まぁまぁ分厚いと思ったんですけど、あっさり2日間くらいで読み切っちゃいましたね!

まず、作者の恩田陸さんについて。
地元、仙台が一緒ということで勝手に親近感が湧いてしまいました笑
ノスタルジックな作品をかかれますが、仙台の田舎の情景も浮かんでいるのかなぁと思ったりしながら読んでます。

それでは、作品について。
構成は主人公それぞれの視点で物語が語られていき、お互いに意外な関係があったりしてそれぞれが繋がっていく感じでしたね。

描写については、ほんとに目の前に情景が浮かんでくる素晴らしい、キレイな文章でした。
それぞれが物語を構成するのに必要不可欠な個性溢れるキャラクターで、愛おしいものでした。
目の前に情景が浮かぶ描写だったと先述しましたが、次の場面が気になりすぎたために2日間で読み切っちゃいました!!
大事な場面に入るところとか、トイレとか済ませて(笑)周りの環境を整えてからしっかり向き合って読みましたね。
今回はピアノコンクールが設定の物語で、私がピアノをやってたこともあり、読んでいる節々にピアノを触りたくなる衝動に駆られました。読んでいると音楽が聞こえてくるようでした。

文章表現にスポットライトを当ててみると、所々に文豪と呼ばれる古い小説家の言葉や話が隠されていました。金剛力士像をほる運慶のはなしや、僥倖なんて言葉も使われていて、恩田さんももしかしたらあの小説を好きで読んでいたのかなーなんて思ったりしてました。

今回は初めて記したのでこのくらいにしておきます。

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