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【こたつ開き#13】青天の霹靂【バイト編】

どうも、こたつです。

改めて昔を思い返してみてると、

バイトを始めるのに、こんなにも苦労したのは後にも先にもこの時だけでした。

(これからバイトを始める方へ…″暗記してこい″なんて言われる事は、ほぼほぼないので安心してください。)

そんな、苦労の経験を微力ながら発信していきます。


続きです。↓


受験勉強以上


衝撃的な説明会を終え、覚えることの多さに愕然としながら家に帰る。

授業なんかでは、暗記する科目に興味ない(ってか苦手)僕だったけど、夏休みの宿題を8月30日から取り組むみたいな追い込みを発揮し、丸暗記作業に取り組んだ。

……

………

覚えるのが多すぎ!

普通のカルビのタレ味は→カルタレ
       シオ味は→カルシオ
       ミソ味は→カルミソ
中落ちカルビのタレ味は→中タレ
       シオ味は→中シオ
       ミソ味は→中ミソ
牛タン塩は →タン
豚タン塩は →ブタタン
ねぎタン塩は→ネギタン

一つの肉に対して数種類。

肉だけじゃなくサイドメニューも…。

もう訳がわからなくなっていく。


後にも先にも、″こんなに暗記した覚えはない″と言えるくらい暗記した。

その当時を思い返すと、自画自賛だが、受験勉強と同等の集中力を発揮したと思える。
(受験勉強以上だったかも)


初出勤日が近づく中、満点を目指して暗記漬けの毎日を送っていた。


戦力減少


そうこうするうちに、暗記は9割方覚える事が出来た。
(ドリンクメニューが苦手。焼酎とか分からん!)


『後はもう、仕事しながら覚えるしかないっしょ!』

と半分キレつつ、初出勤の日を迎える。


迎えた初出勤の日。

予定時間の30分くらい前から、近所でスタンバってた小心者の僕。

時間となり、意を決してお店に入ると、初めて会う人達が、開店の準備をテキパキとこなしていた。
(それを見て背筋がピンと伸びたのを覚えてる)

一通りの挨拶を済ませ、バンダナの巻き方や、エプロン・制服といった物の着用方法を教わっていると、社員さんがザワザワし始めた。


その日は、説明会で一緒だった、同期入社の子も″出勤するはず″だった。


だったけど、時間になっても現れない。

電話も出ない。


その人は無断でこなかった…

そう…

バックれです!



店長や、パートナーさんたちが文句を言いあってる傍らで、何故か少し罪悪感を感じながら成り行きを見守ってた。


結局、来る事はなかった。

僕『こうゆう事って、結構あるんですか?』

社員さん「たまにね…。家まで行って文句言ってこようかな!(笑)」

(諦めて半分笑いながらそう話していたが、今考えると本気だったのかもしれない)

社員さんからしたら青天の霹靂だったろう…。
(2人、戦力が増えると思ってたのに)

ますますプレッシャーが爆上がりし、弱音も吐けないまま業務がスタートした。


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