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洗脳な男と女

男女ほど強力な洗脳はない。

欧米でフェミニスト運動がはじまって半世紀。日本でも30年を数えるだろう。女の権限は増幅をつづけ(先進諸国では)、膨らみ、さらに転がりつづけている。

私は敢えて、ここで「女」としているが、女性とせずに女とするだけで批判を浴びかねない時代である。

では男は?

女は、敬称をこめて「女性」としても、男にはその必要はない。もし、それを疑うなら、ここのところの、ありとあらゆる本・記事・TVやインターネットでの両者のあつかいを見てほしい。

この違いは何なのだろうか?
少なくとも、フェミニスト運動が盛んになるまでは「女性」としなくとも、白い目で見られることはなかった。

NHKの報道で、男女のガン死亡率のグラフが示され、30代女性のわずかな期間…女が男の死亡率を上回っていた。働く女性が増えて、乳ガンや子宮ガンが増えているので気をつけるようにとの警告だった。

驚くべきことに、グラフを見れば、そのわずかな部分以外は、男の死亡率があらゆる年代で圧倒している。男のことには何も触れない。つまりは、いつもこんな調子なのだ。

いったい何の真似なのだろうか?

あるいは、インターネットでのメジャーな雑誌の記事で、「SNSの自殺相談者の9割が若い女性」とあった。しかし、自殺者の実態を調べてみると、警察庁の2017年の発表によると、自殺者数「21,321人」となる。そのうち男は「14,826人」で、女は「6,495人」とある。

自殺者の約7割が男となる。男の不利なことは、流行を追うNHKなどは敢えて避けている。が、男の自殺者数が多いことは今にはじまったわけではない。自殺者数の多い側が、相談しづらい社会環境のほうがよっぽど深刻ではないだろいか?

メディアでスポットライトが当たっているのは女である。特にTVは、女の性別にスポットライトを当てるものがほとんどだ。それはす
なわち、社会全体がそうであることを指す。

この結果、下層の男には誰も手を差し伸ばさない社会ができあがった。公共でも民間でも、男に手を差しだす機関がどれほどあるだろうか。NGOやNPOなども、性別を対象とするならば、そのほとんどが女となる。が、最下層は男にある。おそらく今も昔も。

これが実態なのだ。
私たちの平等であり、人権。

私は、女が悪いだとか、問題があるなどと思っていない。そんな、つまらない話をするつもりはない。ひとえに、男に自分の権利を主張してもらいたいのだ。

残念なことに、
男という種別は、同性への共感が薄く、むしろ敵対的ですらある。また、自己表現が苦手ときている。他人のことならとやかく言えても、ワタシの心情とくると話せない。また、男たるもの自分の気持ちをとやかく言うなど恥ずべきだ!という雰囲気がまだまだある。

どちらにせよ、
男も自己表現すべきときに来ている。自己表現を自然に、しっかりとできないのは、カッコいいどころか、大人になりきれていないだけである。

プレゼンでワタシを売り込み、感化することなくして他人には伝わらない。うまく伝わらないのはプレゼンが未熟であり、しっかり伝える努力をしないためである。

男の枠が、そういったことを苦手とするのはよく理解できる。それでも今も、そして今後も、打ち寄せて止まない不器用な下層の男のために頑張って欲しい。

私も下層の一人だ。私は、やる。

常識を疑え♪ これは、物を書くうえで基本的な姿勢だと思います。私達の誰一人として、「洗脳されていない人」など存在しないからです。赤色のインクのなかに漬けれれた紙は赤くなります。地球に住む私達も、その影響から逃れることはできません。大事なのは洗脳されていることを知っていることです。