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ゲストハウスオープン2周年〜これまでの振り返りと今後の展望〜

夫の匠吾(しょうご)です!

今回は、『ゲストハウスオープン2周年〜これまでの振り返りと今後の展望〜』というテーマで綴りたいと思います。

私たち夫婦が運営する宿「古民家ゲストハウス結舎-YUINOYA-」が2024年4月30日で2周年を迎えました!

本当に多くの方にサポートしていただきながら2周年を迎えることができました。日頃からご支援いただいている皆様、ご愛顧いただいている皆様に改めて感謝申し上げます。

せっかくの機会なので、今日は『これまでの振り返り』『これからの展望』を少し綴らせていただけたらなぁと思います。
(ただの日記のような内容ですのでご容赦ください。)


ゲストハウスを始めると決意


ゲストハウスを始めると決意し動き出したのは、2019年秋頃(約4年半前)のことでした。インターネットで物件を探しながら、どのような宿を作っていくか夫婦で話し合いを始めました。

その直後にコロナがやってきました。

辞めるという選択肢もありましたが、『今から準備を進めていき、コロナが明ける頃にオープンができれば、ちょうど観光のニーズが高まっているタイミングでオープンができる。』と考えそのまま準備を進めました。

そして、4年前の4月(2020年4月)、今の物件に出会い、場所が石川県中能登町に決まりました。

古民家の『温かい雰囲気』と北欧風の『現代の雰囲気』がマッチするよう、設計士の方に何度もアドバイスをもらいながら改装を進めました。
その傍ら、家族で日本一周旅をしながら宣伝活動も行いました。
(日本一周で出会った方がオープン後に遊びにきてくれたときは感慨深かったなぁ。)


不安の中過ごす日々


どのように運営していくのか。
どのように集客するのか。

夫婦2人ともお店を持つことが初めてで、何も知らない状態からのスタートは不安しかありませんでした。

『とにかくできることを。』と必死に動いていたのを覚えています。

『クラウドファンディング』をやってみたり、銀行からお金を借りるために『事業計画書』を作ったり、そもそも事業計画書の作り方なんて知らないから商工会に通って書き方から教わったり、、、。
今振り返ってみても、とにかく必死に前に進めてきたなと感じます。

そして、2022年4月30日、ついにオープンを迎えることができました。

私の中では、喜びというより『ようやくスタートラインに立てた』という思いや、『本当に大事なのはこれからだ』という思いが強かったのを覚えています。

オープン後の苦悩


オープン後は『どうしたらお客さんに来てもらえるのか』何度も夫婦で話し合いをしました。
他の宿がやっていることを1つ1つ洗い出し、『意図、意味、効果、デメリット、必要な予算』の面で仮説を立て、『うちの宿でやること/やらないこと』を決め、やると決めたことはスピード感を持って進めてきました。
その過程の中で、夫婦で意見が食い違ったり、目指すレベルが違ったり、何度もぶつかり合いながらここまできました。うまくいかないこともたくさんあり、宿を辞めようかと話し合ったことも何度もありました。

小さな子どもを持ちながらの宿泊業運営は、これまた難しさがありました。
子どもに我慢をさせることもたくさんありました。(今もありますが、、、)
お客さんから『大変そうだね』と気を遣っていただくこともたくさんたくさんありました。(笑)

特に大変なのは、子どもが体調を崩したとき。

夫婦のどちらかは看病に回るため、宿の仕事(予算等お金の管理、集客、清掃、接客、調理等)はワンオペ
予約が入っていたらお店を閉めることもできず、『休む』という選択肢も取れない。

これがとにかく大変です。

夫婦2人とも移住してきたため、頼れる身内も近くにいない。
それでも何とかやれているのは、我ながらよくやっているなと思います。
(同じような境遇で宿を始める人がいたら絶対オススメしない!笑)


やりたくて始めたはずなのに、『苦しい』『辞めたい』と思う時期もありました。たくさんたくさん応援してくれている人はいますが、時には厳しいことを言われたこともありました。
応援してくれているはずの人に、足を引っ張られることもありました。
ゲストハウスを始めることを決めてから、お金、集客、経営の勉強も必死にやってきましたが、その行動を笑われることもありました。

それでもここまでやってこれたのは、近くで支えてくれる家族、足を運んでくれるお客様、力を貸してくれた歴代のスタッフ、サポートしてくれる地域の皆様のおかげです。

皆様のおかげで、4年前とは全く違う景色を見させていただいております。

本当にありがとうございます。

状況変化の1年


特にこの1年は、第二子の妊娠/出産、そして能登半島地震の発生など、状況が目まぐるしく変わりました。
震災を経験し、『当たり前が当たり前じゃない』ことを身をもって体験しました。
今回の震災で泣く泣くお店を閉める決断をした人をたくさん見ました。
ニュースでもたくさん見ました。

『何年自分のお店が続くかはわからない。』
震災が起きて余計にそう思うようになりました。

自分のお店を通じてたくさんの方と触れ合うことができていることに、改めて『幸せ』『喜び』を感じております。

震災後は毎日のように満室状態が続き、ゲストハウスオープン以来1番忙しい毎日をを過ごさせていただいております。
それだけ多くの方が能登を想って足を運んでくださっている証拠だと思います。

まだまだ復興は進んでおりません。

大好きな能登のために、これからも自分の命を使っていきたいと思います。

この4月からは新しいアルバイトスタッフも加わりました。
清掃作業がメインで皆様とお会いする機会は少ないですが、結舎-YUINOYA-を縁の下で支えてくれている大切な仲間です。
オーナー、女将、若女将、若旦那、スタッフの5名で、『人と人を結ぶ場所』を作り続けていきます。

これからの展望


3年目は、カフェ営業、庭の整備、駐車場の整備、物販の開始などを目標に動いています。
今すぐはお客さんも多く難しいですが、もう少し落ち着いたら(今年の秋くらい?)お世話になった方々とお会いできるようなアクションも起こせたらなと思っています。

さらにその先には、新たな宿の設営も考えております。(※物件は何度か見に行っており、場所が決まれば動き出せるかなといったところです。)

まだまだ叶えたいことがたくさんあります。
1歩ずつ実現していきますので、温かく見守っていただけたら嬉しいです。


何十年と愛される宿でありますように。


多くの人から愛される家族でありますように。


3年目も頑張っていきます!



それでは、また👋

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