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シングルファミリー(ひとり親家庭)の支援について

夫の匠吾(しょうご)です!

お久しぶりの投稿です。
妻が熱中症になりバタバタの毎日を過ごしておりました。
皆様もくれぐれも体調にはお気をつけてお過ごしください。

今回は『シングルファミリー(ひとり親家庭)の支援』について
綴りたいと思います。

この度、私が運営している「古民家ゲストハウス結舎-YUINOYA-」では、
シングルファミリー(ひとり親家庭)の支援を開始いたしました。
その第一歩として、「一般社団法人 ハートフルファミリー」様と握手マーク提携を結びました!

※「一般社団法人 ハートフルファミリー」はシングルファミリー独立支援団体として、ひとり親家庭の支援やサポートをされている団体です。

「一般社団法人 ハートフルファミリー」が発行している『ハートフル会員証』を現地にてご提示いただくと宿泊料を『50%OFF』させていただきます。
ご予約は、当宿ホームページのご予約フォームからご希望のプラン、日程を選択いただき、備考欄に『ハートフル会員』とご入力のうえご予約ください。


ここからは、私たちがなぜシングルファミリーの支援を始めたのか、
その背景をお伝えさせてください。


理由は2つあります。


1.旅の素晴らしさを多くの人々に伝えたい

旅というのは、日常から離れて新たな環境や人々、自然に触れることで、自分自身の新しい感性に気づいたり、新たな出会いを得たりと、非常に価値のある体験だと思っています。私が宿泊業を営んでいる理由の1つに、この素晴らしい体験を多くの人に共有したいという想いがあります。

日本には海外に誇れる素晴らしい観光資源がたくさんあり、その先々には本当に温かい人がたくさんいます。見知らぬ土地を訪れ、様々な人々と触れ合うことが、自分の人生につながる貴重な経験になります。デジタルコンテンツが増えている世の中ですが、やはり『リアル』の良さがあると思います。コロナが明けた今、さらにそれを実感しています。だからこそ、少しでも多くの人々が様々な場所に足を運び、そこで新しい人々と出会い、日々の生活の活力を得る体験をしてほしいと考えています。

しかし、旅には『お金』『時間』が必要です。
その必要な2つが、子どもを連れてどこかへ行くとなるとさらにプラスして必要になってきます。お金は何倍もかかるし、子どもの世話で時間も費やしてしまう。
旅と子連れの相性はそんなに良くないと感じてしまうのも事実です。
それでも、子どもの頃から見知らぬ土地に訪れ、様々な人々と触れ合うことこそが大切であると考えています。経済的な理由で、子どもたちに旅の楽しさや素晴らしさを伝えることができないのは悲しいなと感じます。

3年半前、私はゲストハウスをオープンする前に、家族と共に日本一周の旅をしました。当時生後半年だった娘と犬を連れて、3人と1匹で日本を回りました。
その旅で触れた自然文化出会った人々が、私の人生を豊かにしてくれました。ゲストハウスを運営している今でも、大きな影響を与えてくれていると感じています。

旅の最中は大変なこともたくさんありました。
ミルクのお湯の確保や離乳食の準備など、子連れでの旅は想像以上に困難な部分も多かったです。それでも、銭湯に行けば娘を見て『かわいいね~』と可愛がってくれる地元のおじいちゃん、おばあちゃんや、スーパーで買い物をしてたら『見ない顔だね~』と私たち家族と触れ合ってくれる方がたくさんいて、人の温かさに何度も何度も救われました。


旅は本当に素晴らしい。


私は日本一周を経験して確信に変わりました。
この体験をぜひ子どもたちにも経験してほしいと思っています。


今の時代、家で映画を観たり、ゲームをしたりと、動かずして楽しめる娯楽が増えています。観光に携わる仕事をしていて思うのは、『旅行というものが他の娯楽に勝る価値を提供し続けないといけない』と思っています。同業でお客様を取り合うのではなく、観光に携わる人間が束となって、他のエンタメに勝る価値を提供していかないといけないと思っています。

円安の影響で海外からの観光客が増え、宿泊施設の価格も上がってきています。
日本人が日本を観光できなくなる未来が来る、とも言われています。
そんな世の中になった時、その時代を生きる子どもたちが旅に行けなくなるのは寂しいなと思います。時代のせいにせず、真摯に向き合っていきたいと思っています。

今回のこの取り組みが、少しでも多くの方々に旅の素晴らしさを知ってもらうきっかけとなるよう心から願っています。

2.もっと子どもに優しい世の中を作りたい

私自身、2児の親として、子育てにどれだけの労力、時間、そしてお金がかかるかを身を削って体感しています。

『行きたいところがあっても行けない。』
『行ったとしても子どもの世話で終わって心から楽しめない。』
いくつもその経験をしてきました。
『だったら子どもを作るな』と言われそうですが、そんな冷たい世の中にしたくないのが私の考えです。

人生1人だけで生きれる人なんていない。
たとえ独身の人でも、歳をとれば誰かしらの力を借りることになる。
お店に行ってやり方を教えてくれた人は誰かが育てた子どもかもしれない。
老人ホームに入れば、介護をしてくれるのは誰かが育てた子どもかもしれない。

子どもを持つ、持たないに関わらず、社会全体で次の世代を育てていく環境になればいいなと思います。
子どもを持つ人も持たない人も子どもに優しい世界を作りたいです。

電車に乗るにも、バスに乗るにも、遊園地でも、ショッピングモールでも、どこに行っても親は子どもが周りの人の迷惑になっていないか気を遣っています。
そのこと自体は子どもを持った以上責任があるので当たり前なことだと思います。
でもごく稀に、周りの人に嫌な顔をされることもあります。

子どものことが好き、嫌い、いろんな価値観があり、みんながすぐに子どもに愛を持って接するのは難しいと思いますが、自分もいつか人の力を借りるようになると思うと、周りの人に優しい世界がいいんじゃないかなと思います。

地域や社会全体で子どもを見守るような世界を作りたいです。
私一人ではそんな世界を作ることはできないけれど、今回の取り組みのようにできることから形にしていけたらと考えています。


まとめ

上記の観点から、私が運営する『古民家ゲストハウス結舎-YUINOYA-』は、幼児の宿泊料金を無料にしています。
※布団利用の場合は1,000円
また、館内で販売しているアイスも無料で提供しています。

この幼児料金の設定も、子どもたちに少しでも旅の楽しさを知ってもらいたい
そして古民家の伝統的な作りや雰囲気を楽しんでもらいたいという想いからです。

今回のシングルファミリー(ひとり親家庭)支援では、大人の宿泊料金も同伴者も含めて『半額』とします。お友達や親戚、どんな方とご一緒でもグループ皆様分を『半額』にさせていただきます。

子どもに優しい世界を作りたい。

『子ども』と『子どもを持つ親』が、少しでも明るい未来を描いて生きていける世の中にしたい。


自分にできることから動いていきます。


それでは、また👋

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