出産は自傷行為と一緒だと思ってた。妊婦生活を振り返る。
妊娠しました。現在、計画無痛分娩での出産予定日1週間前です。
というわけで、妊娠発覚から今日までをざっくり振り返ります!
妊娠発覚。喜べない私。
昨年秋ごろ妊娠が判明しました。
その時点での感情としてあまり前向きではありませんでした。
実は夏頃にも妊娠しており、妊娠7週目で不全流産を経験。
体感としては2週間の妊婦生活でしたが、つわりがあり本当にしんどかったので、あの日々がまた始まると思うと不安で憂鬱で仕方なかったです。
(流産手術も術後も辛かったので若干トラウマです。)
また転職活動を始めたばかりだったこともあり
「私のキャリアプランは?」「このまま世間から置いてかれるの?」など
将来に対する不安でいっぱいでした。
「恵まれてますね」が苦痛の日々
妊娠発覚が分かるとみんなが「おめでとう」と言ってきます。
有難いことに今回のつわりは軽かった。
不妊治療で悩む方も多いなか苦労せず妊娠することができた。
妊娠を喜んでくれたパートナーがおり、遠くない距離に両親がおり、義両親とも良好な関係。
裕福ではないけど経済困窮している訳ではない。
でも、私は不安でした。
「まだ親になる覚悟もないし自分なんかに育てられるの?てか出産怖い。」など、未来が怖かったです。
なのに回りからは「恵まれてますね~」「安心ですねぇ」と勝手に子育て環境整ってる認定されるのが苦痛でした。
マタニティブルーというか精神不安定もこの頃すぐ始まりました。
私というアイデンティティを失う
妊婦したことでいろんな行動制限が始まりました。
カフェに行って大好きな紅茶が全部飲めないことに絶望したり(ノンカフェイン置いてないカフェ多い)
ジェットコースターに乗れなくなったりお出かけ制限されたり
いつも何気なく出来ていたことが出来なくなり苦しかった。
でもパートナーは変わらない生活を送っている。
こんな理不尽あるか!と思った。
安定期に入っても無事生まれるか分からない妊娠生活。
出産の恐怖。
産後の子育てや自分の体調など言い出したらキリが無いくらい全てが不安だった。
そして妊娠せず好きな生活を送っている人が羨ましく思えた。
私はもうやりたいこともできない。子どもに全てを捧げなくては、という気持ちにさせられた。
検診の度に見つかる病気や問題
急に始まったマタニティライフはマイナートラブルはあるものの元気に過ごしていました。
ですが、検診にいくたびに何かに引っかかりました。
感覚としては健康なのに、病院に行けば毎回何か問題が見つかるので精神的にきつかったです。
気持ちが揺らいで辛い日々でした。
以下、引っかかったもの
妊娠糖尿病
貧血
子宮頸がん
子宮筋腫に赤ちゃんの頭がひっかかり動けない(しかも逆子)
前置胎盤
体重増加注意
カウンセリングで鬱の疑い
などなど、、、
妊娠後期。全てが変わる
ある検診日、突然全ての問題が解決しました。
血液検査異状なし。
お腹が大きくなったことで前置胎盤も改善し、子宮筋腫に引っかかっていた頭も動き、逆子が治る。
胎動の蹴られる場所が変わり逆子が治った感覚がありました。
(このあとずっと右脇腹の同じ場所を蹴られるので別の苦痛が始まりました笑)
こんなに問題のない検診は初めてで、検診時間の短さにも驚きました。
検診異状なし。でも体調は悪化。
検診異状なしを受け、精神的にも元気になりました。
しかし、ここから私のつわりが始まりました。
胎動を感じるたびにこみ上げる吐き気。猛烈な睡魔。でも胎動で起きるので熟睡はできない。運動不足なのかすぐ疲れてしまう。
しんどいしんどい。
計画無痛分娩について
ギリギリですが先月下旬に計画無痛の予約が取れました。
本当にラッキーでした。
数に制限があるようで、同じ月に希望者が少なければ100%予約できるけど
希望者が多ければキャンセル待ちするしかなく、同じ病院内に今も予約が取れず悩んでいる方もたくさんいます。
(ちなみにお世話になってる病院では、計画無痛の予約が取れていない人は、無痛分娩できないとのこと。)
病院選びで重視したのは家から近く総合病院で無痛分娩ができること。
私の近所では、総合病院でも無痛分娩を行わないところも多く、できても9:00〜17:00に陣痛がきた場合のみ対応可というのが多かったので今の病院一択でした。
計画無痛分娩は、出産前後のスケジュール計画も立てやすく
事前に入院して誘発するので、いつ来るか分からない陣痛や破水に怯えることが少ない気がします。(予定日前に何かあるかもだけど)
落ち着いた気持ちで挑める安心感があります。
初産婦なので出来る限り不安要素を減らしたい私には合っていました。
出産を控えた気持ち
長かったマタニティライフの終わりが見えてきて急に寂しくなってます。
あんなに早く解放されたいと思っていたのに。笑
ちびの発育も私の体調も順調で、妊娠発覚時から出産予定日が最終的に2週間くらい早まったのも嬉しいポイントでした。
出産は交通事故に遭ったレベル、鼻からスイカが出るようなもの、などいろんな表現されるくらい
身体に負担をかけるので
自傷行為と同じだと思っていて
妊娠してからは自ら身体を痛める行為をしようとしてるなんて馬鹿なんじゃないか、と何度も何度も思ったけど
今は新しい家族が増えることが楽しみで仕方ないです。
この心境の変化に自分が一番びっくりしてます。
妊娠中辛くて苦してしんどくて
周りのハッピーマタニティライフ感なんだったの?と思ったし、
「この生活もうしたくない!」「2人目?まだ産んでないのに!」等いろいろ思ってたけど
まわりにたくさん迷惑をかけて、助けてもらって
今は街で子どもを見かけると2人目も欲しい気持ちになりました。
先輩ママである友人の「自分の人生は自分のものだし、子どもに制限されるなんて絶対嫌。子ども居ても自由に自分らしく生きられるから大丈夫」という言葉も嬉しかった。
夫婦だけの時間が終わることも寂しいけど
3人になることも楽しみです。新しい家族のカタチが始まる。
漠然といつかは子どもが欲しいと思っていたけど
親になる覚悟なんてなかった。
でも妊娠生活を経て、少しずつ自覚が芽生えてきました。
きっと子どもが私を母親にしてくれると思う。
無事、出産できますように!!!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?