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note主催イベント参加 ドラマカーブ=感動の方程式?


昨日開催された、たちばなやすひとさんのイベントを視聴しました。
「全裸監督」のプロデューサーということで、興味本位で参加しましましたが、とにかく勉強になりました。
アーカイブがあるので、見てない方は是非見てみてください。

「物語を書こうとしているが、最初だけ書いてあとが続かない」
「そもそも何を書いていいか、よくわからない」


自分もそうだし、こういうことって誰にでもある話だなと思っていて
今回は、気持ちよくその解消してもらえるような話でした。

・仕組みで考えること
・己と向き合う大切さ

仕組みで考える物語構成
話を聞いていて、ドラマカーブの中に7つのポイントを用意していて
そのすべての点において、なるほどー全てがつながってる!と思わせてくれます。

CQ(セントラルクエッション)=視聴者の期待
CQが決まることで、最終的にみせたいクライマックスが決まる。
クライマックスで最高潮に感じてもらうためには
その前に下がる部分をつくり、その高低差の大きさで感動の振り幅が
決まってくる。

さらに下がった部分から、今度は再起する部分がとてつもなく大事で
「作り手が一番大切にしている」との話で、一番面白かった。

確かに悲劇に突き落として、そこから這い上がる瞬間
大事な仲間や家族、教えに気づいた主人公みたいなものを想像すると
そこにわざとらしいきっかけを与えるほど、つまらないものはない。
ここが作家として一番こだわらないといけない部分だなとは合点がいった。

結局は己と向き合うこと
「作り手の内側にある正直な気持ちというものを大切にしてほしい。」
この話は、ささりました。

ある意味で物語の落としどころは似通ってくるのかもしれないが
「本当に愛って大切なの?」
「お金がすべてでしょ」
「潔く死ぬのが美学でしょ」
「いやいや、どんなことしても生き延びることが大事」

自分の考えが、結局どこからスタートしているのかを知ること。
それが世間からはずれている、流行と一致しているというのを比べる
ということではなく、誠実に向き合わないと、
本当に主人公にあった障害の作りや、再起のストーリーとちぐはぐ感が
できてしまうということ。

2時間のイベントも構成が活きている?
第一部がテクニックな部分に触れ、第二部は哲学的内容だったのも
うまく視聴者を引き込ませる作り方だったように思う。

テクニック部分を冒頭に持ってくると
「明日から使えそう!」「勉強になる」
視聴者のメリットをいち早く、具体的に、そしてわかりやすいく言う。
そうなれば、もう視聴者はもう前のめりになる。
実際自分もそうだった。

本当に大事なのは後半部分だったが
どうしたって哲学的な内容はぼんやりしてしまうことがある。
ただ視聴者は第一部の流れがあるため、いちいち腑に落ちていく。
別に最初にこの話をもってきてもいいけど
前半だけで、視聴者はつかれてしまうことを考えられた構成だったのでは
ないでしょうか。

イベントを聴きながら、同時に「全裸監督」をベースに
ドラマカーブなどあてはめていた。
ジェットコースターのような人生とは言うが、人生を数時間に
凝縮させるということは、その構成力がものを言う。

非常に勉強になりました!
まずは、好きな映画を観て構成を書き起こしから始めてみたいと思います。



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