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中国留学72日目 私にとって衝撃の作品でした

中国での留学生活を毎日綴っています。

以下の記事では私のこれまでとこれからを綴っているので、目を通していただけると嬉しいです。

我从日本来到中国的大学学习。
我每天都会写日记。也请看一下以下文章。

今日の主な出来事

📍授業(語学)
📍《霸王别姬》『さらば、わが愛/覇王別姫』鑑賞
📍《黄土地》『黄色い大地』鑑賞
📍hskの勉強

見えていなかった世界線

今日は授業前の早朝に陈凯歌が監督をつとめる《霸王别姬》という映画を観ました。

結論、京劇を通して日中戦争や文化大革命のときの出来事が映像として描かれており、興味深く見ることができました。

特に印象に残ったシーンは3つあります。

まず、冒頭の京劇役者養成所における厳しい修行風景から衝撃的でした。
私のうっすい京劇へのイメージが鮮明になりました。

そして、日清戦争から文化大革命の時代に「自由主義的思想」を持った人々の苦悩や孤独感が描かれていたことです。

レスリー・チャン演じる蝶衣は京劇『覇王別姫』の虞美人役を務める女形役者で、相手役の項羽を務める小さい頃から兄貴分である小楼に同性愛を抱きます。

当時このような感情を抱くことは相当の閉塞感を伴うと思います。
今まで想像もできなかった人々に対するイメージが鮮明になりました。

また、蝶衣と小楼も自己批判を強要されているシーンから、堕落の象徴として京劇は弾圧された事実があるということを知り、衝撃を受けました。


そしてこの映画から、私が中国に留学来てから今まで見てきた「中国」は「現実」から程遠く、大部分が当局によるプロパガンダであったことを痛感します。

これは北京で見た京劇の影響が大きいです。
「中国古来の文化」として海外に発信しようとしていたことを思い出し、寒気がしました。

北京で見た京劇


現実の中国を見ようと日本からわざわざ渡航したわけですが、逆に徐々に現実や真実から遠のいてしまっていた自分に改めて気づかされ、反省したとともに、もう2度と同じ過ちはしないと決心しました。

これは別に中国だけじゃなく日本も当てはまると思います。
目の前の人やものを信じると真実は見えてきません。
客観的に現実をみるって本当に難しいことさと思います。

明日に活かしたいこと

hskの過去問を解きましたが8割を超えていたので大丈夫かと思います。

目先の目標に惑わされず、日々邁進したいと思います。

今日もありがとうございました!
明日もまたよろしくお願いします。
明天见!!

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