筋トレ業界最大の謎!? バーベルとマシン、優秀なのはどっち?
あなたは、普段の筋力トレーニングでバーベル(もしくはダンベル)とマシンのどちらを使っているでしょうかか。
何となく、バーベルはハードコアというか、マニアックな感じがします。
ジムのフリーウェイトコーナーって、初心者が踏み込むにはけっこう敷居が高いという意見も聞きますね。
でも、有名なボディビルダーがマシンでガンガン追い込んでいたりするのを見たことがある人には、マシンもマシンでマニアックに感じられるかも知れません。
特に、最近のマシンは軌道や負荷のかかり方、グリップなどにこだわっていてすごいです。
これはもう筋トレ業界の永遠のテーマといっても良く、まかり間違うと「宗教戦争」にも発展しかねない、かなり危険(?)な話題でもあります。
ちなみに自分の場合はバーベル派ですね。
補助的にダンベルやケトルベル、マシンも使いますが。
割合でいうとバーベルが圧倒的に多い。
パワーリフティングの試合に出たりもするので、バーベルを握らないことには話が始まらない、という面もあるのですが。
一般的に言われるのが、
バーベル、特にコンパウンド種目については
たくさんの筋群を同時に鍛えられるが、フォームの習得がそれなりに難しく、ケガのリスクもある
というもの。
中でも、
デッドリフトはケガしやすいからやらない方がいい
とか、
やるとしてもハーフやトップサイドで十分
なんて意見も耳にします。
一方、マシンについては
効率良く狙った部位に効かせやすいが、筋力向上には向かない
という意見があったりします。
個人的に私淑している、名著『Starting Strength』の著者Mark Rippetoeなどは、マシンをこき下ろしています。
詳しくは本書を。
原著のkindle版は圧倒的に安いですね。
表現もそんなに難しくないので、おススメです。
ところが、最近トレーニング科学の分野で非常に気になる研究結果が出ました。
ズバリ「マシンとバーベルの優劣」について調べたものです。
これは、いわゆる
メタ分析
と呼ばれる研究で、複数の実験や論文のデータから結果を抽出し、総合的に分析を加えたもの
です。
複数の実験から広くデータを集めることができるので、統計的なイレギュラーや実験の誤差などが結果に反映されにくいです。
いわゆるエビデンスとしての価値はかなり高いので、一定の信頼がおけると思います。
で、結果はどうなったかというと。
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