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アラサーのマルチ女に振り回された話(その3)

【その2】
https://note.com/yuigadokuson0715/n/n2f97ff9b4b7a

その2に続き、マルチ商法に洗脳された馬鹿な女とマルチ女に勧誘まがいのことをされた無様な私の物語。

マルチ女及びその知人男性との三者面談

昼下がり、マルチ女と博多駅で合流し、指定の喫茶店へ移動。知人男性を待っている間、マルチ女が年下の私に敬語でLINEしてくれて律儀だねと言ってきた。

ズバズバ言いたい放題だった初対面が嘘のようにどうでもいいことで褒めてくれる。前回会った時と同じく違和感があり、漠然と嫌な予感がした。

そうこうしているうちに、マルチ女の知人男性が到着。いかにも人が良さそうな方で、印象は悪くなかった。

何でも、県内の名門の国立大学及び院を卒業後、同じく県内の放送局に就職・数年後に脱サラし、とある事業で生計を立てているとのこと。

当日はブログやアフィリエイトのことを中心にやり取りし、解散。自分がどんな事業をやっているか詳しく説明したいからと、後日、知人男性宅でのバーベキューに招かれることとなった。

マルチ女の知人男性宅にてバーベキュー

夕方、近くでマルチ女と待ち合わせし、マルチ女の知人男性宅へ。知人男性は博多駅から徒歩圏内の分譲マンションに住んでおり、妻子と3人で暮らしているという。後刻、彼の妻が赤子と共に帰ってきたので挨拶をし、いよいよバーベキュー開始。

当たり障りのない世間話をしつつ、バーベキューは数時間で終了。一つ年上の知人男性と私。一方は、とある事業でサラリーマン時代を大きく上回る収入でセミリアタイアの生活を謳歌し、もう一方は公務員もろくに務まらなかったお先真っ暗なメンヘラニート。

成功者を目の当たりにして、劣等感や悔しさを噛みしめるようにバーベキューの具材を一つ一つありがたく味わっている私がいた。

結局、この日はとある事業にはほとんど触れられず、翌日、別の場所で説明を受けることになった。

運命の日。点と点が線に

マルチ女付き添いの上、知人男性が利用しているレンタルオフィスに集合。
開口一番、とある事業の真相が明らかとなる。それは言わずと知れたアムウェイというマルチ商法のことだった。そして、マルチ女が彼のダウン、言うなれば部下であることも告げられた。

その瞬間、全てがつながった。マルチ女は最初からアムウェイへの勧誘が目的で私と会ったのだと。その後はアムウェイについての説明など上の空で、マルチ女への怒りと落胆を抑えるので必死だった。

小一時間の説明を聞き終え、解散。これほど長く苦痛に感じた小一時間もそうそうない。

「デート商法だと感じたのでもう会うのやめよう。アムウェイに加入する気なんて全くないから。知人男性にもそう伝えておいて。」
レンタルオフィスの近場の居酒屋でやけ酒をあおりつつ、マルチ女にその旨のLINEを送りつけた。(そのうち、その4に続く)


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