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プロが“就活の軸”探してみた

まだ見ぬあなたの「就活の軸」を採用のプロが探してみます。

就活の軸を設定するのって難しいですよね。
考えるの面倒くさいですよね。
そもそも軸ってどこにあるんですかね。
それも1つでは足りないから最低3つって…鬼か。
※この点について前回の私の記事で詳しく書いています

それでも就活をすると決めた以上は、やらなければなりません。
見つからないままに面接へ挑むと本当に痛い目に遭います…。

迷える就活生の皆さんへのせめてもの手助けとして、私がプロとして実際に探してみます。私の探し方が少しでも参考になりますように。

まず何から始めるか

就活のナビサイトを使って考え始めると良いですよ。
ナビサイトにも色々ありますが、ここでは人材業界最大手RECRUIT社が提供するリクナビを使おうと思います。
※筆者は特にRECRUIT社からお金を受け取っていません

図13

これはリクナビ2022のトップページです。就活生の皆さんはここから実際に入ってみてください。会員登録しなくても「条件を入れて企業検索ができる」ので実験してみると良いでしょう。一瞬で面倒臭さが実感できると思います。

リクナビ2022をどう使うか

結論から言ってしまうと、就活の軸の探し方は“試行錯誤”です。
残念ながらすぐには見つかりません…。
今年中に3つ「これかもな」というものが揃っていれば御の字です。

さてさて試行錯誤のパートナーとしてリクナビ2022を使いましょう。
・軸を仮に設定する(仮説立て)
・軸を検証する(実際に企業のインターンシップに参加し評価する)
・仮説立てと検証を繰り返す
という順番です。

ゴールのイメージ(自分の軸が出そろった姿)を共有すると
軸が出そろった姿の例)
軸1:○○業界の企業
軸2:従業員数○○名程度の〇〇企業
軸3:業務内容が○○
という感じです。

最初の手掛かりは“○○業界”を探せ

軸探しはまず“業界探し”から手を付けると良いですよ。

その理由はいくつも挙げられるのですが、例えば
・業界は大別すると10種類前後、さらに細かくすると150弱
なので、
リクナビ掲載企業数全体30000社(2021年3月時点の予想掲載数)を
1/10:3000社
または
1/150:200社
までグッと絞り込むことができるようになります。

ちなみに今日時点のリクナビ掲載社数は6056社(2020.6.9現在)ですね。これがあと半年ほど経つと5倍のボリュームになるなんて…。

図14

○○業界の探し方

実際にやってみましょう。

図15

業種のタブをクリックすると、画面左側に7つの単語が並びます。

つまり
この7つの業種から最も好きなものを1つ選べる状態になること
が、ゴールです。

ちなみに、
あれ??業??業??
となっている人はその違いを調べてみてください。
ここでは一旦「同じもの」と見なして話を先に進めます。

試しに1つだけ選んでどれほど対象が絞れるのかやってみましょう。

図16

メーカーにチェックすると対象が1/3になりましたね。
こんな感じで各業種にチェックを入れると対象が絞り込まれる仕組みです。

インターンシップは“スリーワン”で

デジタルの時代にアナログな提案ですが、7つの業種から1つを厳選するためには企業が開催するインターンシップに参加してwebでは得られない情報を収集することが必要です。webで手に入る情報は“良いことしか書かれていない”というのは就活生界隈で有名な話ですが、さらに“書き手の主観によって書かれている(読み手の感覚と異なる)”という問題点もあります。面倒ですが実際にその企業に足を運んで自ら情報収集した方が良いですよ。

まずは目安として
業種につき社ずつdayインターンシップに参加する
ことを心掛けてください。

図17

就活生はそもそも“各業種について知らない”ので、そこからスタートです。業種を網羅的に知るために1業種につき1社ずつインターンに参加しましょう(合計7つのインターンに参加)。副次的な効果ですが、これで“業種の食わず嫌い”もなくなります。

1dayで良いのか

1dayで充分です。就活は時間との戦い、“受験するか分からない企業の情報収集はなるべく短く効率的に”という考え方です。3daysインターン初日の開始10分で「ここ違うかも…」と思ってしまった場合の悲惨さを想像してみてください。3daysに行くなら1dayを3業種1社ずつ行きましょう。

有名企業のインターンの方が良いのか

いいえ、なるべくそうでない企業のインターンをおススメします。

理由は2つあり
① 業界研究のための情報収集をしたいのに、有名企業のインターンは参加者を決めるための“選考”が設けられていることが多く本末転倒
② 学生はインターンによりその企業から評価され、その評価情報はデータとしてしばらく残ってしまう
からです。

ちなみにインターン参加のための選考で途中で不合格になってしまった場合も、その不合格理由は企業側に残ります。本選考の時までに準備を進めて再チャレンジしよう!と思っているかも知れませんが、「あなたの不合格理由、データで残ってますよ…」

さぁここでまたしても
インターンシップ数が膨大で選ぶ作業が大変
という事態になります…
次回以降、それをどうやって解消していくか触れていきましょう。

今回も最後まで読んでくださりありがとうございました。

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