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日本の製品やサービスを海外で成功させるには?

こんにちは。FABRIC TOKYOの森です。
今日も質問に答えていきます。

質問「FABRIC TOKYOは海外展開する予定ですか?
日本企業の製品、サービスの認知度を海外で向上させる方法について知りたいです。」

といった質問を頂いています。
ありがとうございます。

これは答えづらい質問きました。笑
なぜなら、海外展開を割と本気でしたいと思っているからです。しかし、コロナの影響で長引きそうですね。汗 そもそもいつ海外に行けるようになるのかもわからないですよね。

FABRIC TOKYOの海外展開の予定

うちの事業(FABRIC TOKYO)は、ECサイトがあって英語化してグローバルシッピング(海外配送)に対応していれば売れるというビジネスではありません。しっかりリアルな接客を通じたデータの取得とエンゲージメントの向上が必要な事業なので現地での拠点が必要不可欠です。
そういった事業上の特性もあるため、海外展開は新型コロナウィルス危機が随分落ち着いたタイミングで再検討になるのかなと思っています。

日本企業の製品とサービスの認知度を海外で向上させる方法について、僕が経験をしている訳ではないのですが、色々なリサーチをする中で得た知識もあります。
もともと僕はメルカリという会社で働いていた時期があって、メルカリのメンバーと今だに仲が良いです。海外事業の担当とも話すことがあり色々アドバイスを受けたり、いくつかの日本企業の現地法人の方やマーケティングされている方と話しているとわかったきたことが、海外で日本の製品、サービスを広める方法というのは、正解は無いです。

しかし、1つ成功確率を確実に上げる方法があります。

郷に入っては郷に従え。ローカルの企業とタッグを組む

その方法とは、現地の会社としっかり組むということです。

小売は小売の会社。飲食は飲食の会社。インターネットはインターネットの会社。
しっかり組んでアライアンス、ジョイベン、エージェンシーのような形で一緒にプロジェクトとして進出するということです。
よく失敗しているパターンは、日本人で現地に行って日本人で支社を立ち上げて自前で全部やると失敗しているパターンが多いと思っています。

やはり商習慣も違いますし、ターゲットももしかしたら変わってくる可能性も高いです。(東京の会社が大阪で成功するのはかんたんではないくらいですから、海外だと想像を絶する大変さです)

事前に十分な現地リサーチをしなかったり、そもそも肌感覚が無い中でプランニングして自分たちで自前でやっていくというのは非常にリスクが高いのかなと思っています。

日本の企業は、昔から自前主義なところが多いです。特に僕がいる小売の業界やメーカーやブランドのようなところはとても自前主義です。なぜか?終身雇用が前提だった社会システムというのも大きいと思います。終身雇用があるからこそ今のメンバーにアセットを残したい、メンバーを育てたい、色んないい経験をさせたいということで、将来会社の幹部になる人間に海外事業を立ち上げさせたりするわけです。

これで数年苦しむという会社が多くて、キャッシュリッチな会社は良いのですが、我々のようなスタートアップ、ベンチャーだと数年という赤字のプロジェクトをどこまで許容できるのかということが大きいです。
しっかり垂直立ち上げでプロフィタブルな状態にしていくという場合は現地で現地のことをよく知っていて、現地で実績がある同業界のプレイヤーと一緒に手を組んでプロジェクトを進めていくというのが1番良いのではないかなと僕は思っています。

アメリカ企業は海外展開が上手い

例えば、8/1に新宿と有楽町にオープンするのを機に日本初上陸を果たすb8ta という会社があります。b8taとはシリコンバレー発のIoTガジェットなどを取り扱うショールーム型店舗のスタートアップで、アメリカでユニコーンになっている会社です。

このb8taはしっかり三菱地所と丸井グループ、カインズと手を組んで日本に進出してきています。
これは非常に賢いやり方だと思っていますし、代表の北川さんはもともとダイソンにいた方なので小売のプロフェッショナルです。その業界のことをよく知っていると思います。

FABRIC TOKYOが展開する3Dスキャンのテックアパレルブランド「STAMP」もb8ta有楽町に出店します。

そういった海外のユニコーンが日本に来る時に慎重にJV(ジョイントベンチャー)をしながら進出してくるといった形になると思いますので、ぜひ、そういった検討ができるといいと思っています。

コロナ禍の影響でFABRIC TOKYOの海外展開は一旦白紙に

それにしてもFABRIC TOKYOの海外展開はいつになるのでしょう。。。

本当に今はいつになるのかわかっていませんが、僕は絶対にやりますという風に宣言しておきます。創業の時から決めていました。そもそも起業する時から決めていたかもしれません。起業する時から海外で使われるサービスを絶対に作らなければいけないと思っていました。なぜなら日本はどんどん弱ってくるから外貨を稼がないといけない。

外貨を稼ぐためには2つしかありません。海外で売るか、インバウンドで売るかです。
インバウンドがこの5年ぐらいは伸びてきました。
徐々に日本の製品のよさというのは海外にも知られたこの5年間だったのかなと思います。
そこで今度は日本に来たお客様に売るのではなく、海外でそのまま現地で日本の製品、日本のサービスを売るというのがこれからのフェーズだと思っています。

2020年代はそういった時代になると思っていますので、僕はどんどん海外で勝負していきたいと昔から決めていますし、海外で外貨を稼いでいきたいなと思っています。
あと、単純に外貨稼ぐ稼がないというより以前に、自分たちがいいと思っている製品を海外の人たちにもオススメしたいです。
そんな思いでやっております。

ぜひ参考にしていただければ幸いです。

このように本noteではこのようにD2Cのノウハウやマーケティング関連、スタートアップの起業、資金調達、ファイナンスなどの情報を発信しております。
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よろしくお願いします。

それではまた。


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