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朝ドラ「虎に翼」の弁護士考察&解説

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NHK連続テレビ小説「虎に翼」を視聴して、弁護士目線で気になったことを、定期的にアップしています。「細かすぎて伝わらないなぁ」と感じた作中の法律ネタも細かく解説しています。
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#刑事訴訟法

朝ドラ「虎に翼」の弁護士考察・第5週(自白の恐怖・共亜事件の黒幕・管を巻く桂場ほか)

朝ドラ「虎に翼」の弁護士考察・第5週(自白の恐怖・共亜事件の黒幕・管を巻く桂場ほか)

第5週は、いよいよ寅子の父の長い闘いが始まりました。戦前の刑事法廷が再現されており、法曹の立場からも大変「激アツ」な週でした。

NHK連続テレビ小説「虎に翼」を視聴して、弁護士目線で気になったことを、毎週noteにしたためています。

共亜事件の黒幕・水沼淳三郎無罪判決の後、検事と密会をする謎の大物黒幕。新聞記者の予想するとおり、おそらく、「水沼淳三郎」でしょう。共亜事件のモデルとなった帝人事件

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朝ドラ「虎に翼」の弁護士考察・第4週(戦前の刑事訴訟法)

朝ドラ「虎に翼」の弁護士考察・第4週(戦前の刑事訴訟法)

第4週は、寅子たちがいよいよ明律大学本科に進学し、男子学生との様々なドラマがありましたが、個人的に気になったのは、実父の勾留、家宅捜索シーンです。

NHK連続テレビ小説「虎に翼」を視聴して、弁護士目線で気になったことを、毎週noteにしたためています。

戦前の刑事訴訟法戦前の刑事訴訟法は、現在のものとは全く異なるものでした。

現在の制度では、起訴・不起訴を決めるのは検察官ですが、戦前には、「

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