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【1月7日】未来への投資。ESG投資もスタンダードに!

「あなたはESGを理解し、人に説明することはできますか?」

この記事では、1月7日日本経済新聞朝刊の金融経済面
『脱炭素促進へ取締役にNO 国内運用会社
 投資先への議決権行使 対話で変革、実効性高める』

を取り挙げます。

まず内容を要約すると次のとおりです。

2022年から資産運用会社は、ESG(環境・社会・企業統治)などの情報開示で改善がみられない場合、株主総会で取締役の選任に反対することを議決権行使基準に盛り込む。
企業により強い対応を促す流れとなる。

この背景には、運用会社自身への「脱炭素化」への波といえる。
運用主要各社は、50年先までに投融資先の温暖化ガス排出量の実質ゼロをめざす「GFANZ」という金融機関有志連合に加盟している。

運用会社が投資先に採る手段は、
①対話を通じて脱炭素を促す
②排出量が多い企業からの投資撤退
の2つだ。

ESGが今後の投資における重要なテーマであることは、世界の潮流ともいえる。
日本の運用業界もこれに追随する構図が鮮明となっている。

このニュースでは、運用業界で重視されつつある「ESG投資」について、運用会社各社の取り組みが取り挙げています。
「SDGs(持続可能な開発目標)」が時代の潮流となるなか、投資においても「ESG」が重視されるようになりました。

このニュースから「ESGとは何か?」を整理し、僕たちに対する影響を解説していきます。

そもそも「ESG」とは?投資に関係あるの?

では、「ESG」とは何でしょうか?

結論からいえば、持続可能な世界の実現に向け、企業の超長期的な成長の要素である環境(Environment)、社会(Social)、企業統治(Governance)それぞれの頭文字を取った概念です。
要するに

「持続可能な世界にしていくためにも、ESGに配慮した企業に投資しよう」

というような動きのことを指します。

2006年に国連が「責任投資原則(PRI)」を提唱したことが背景にあるといわれているようです。

日本においても、年金積立金管理運用独立行政法人(GRIF)もESG投資を推進しており、投資におけるトレンドともいえます。

今後は、ESG投資が評価される時代へ。
個人の投資としても

SDGsは、今後も時代の中心となる概念といえます。

そして、ESG投資においても同じことがいえるでしょう。
SDGsを達成し得るために必要不可欠な投資における概念がESGであるためです。

これは個人の投資においても、影響があります。

というのも、ESGはもとより超長期的な企業成長を前提としている概念であるため、投資の側面としても長期的な運用を可能とするためです。

投資初心者にとっても長期的な投資は、とっつきやすい投資手法の1つといえます。

今後は、「サスティナブル(Sustainable)」が重視され、その取り組みが評価される時代となります。

みなさんがSDGsに貢献する手段として、あるいはSDGsに貢献する企業を応援するための手段として、このESG投資があるともいえるでしょう。

ぜひ、みなさんの投資のポートフォリオの1つとして組み入れてみてはいかがでしょうか?


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