後田大輔|旅館ホテルコンサルタント|株式会社ホテル結マネージメント代表

旅館ホテルコンサルタント|どんな取り組みしているの?|1)旅館業を魅力ある収益事業へ成…

後田大輔|旅館ホテルコンサルタント|株式会社ホテル結マネージメント代表

旅館ホテルコンサルタント|どんな取り組みしているの?|1)旅館業を魅力ある収益事業へ成長支援する活動、2)旅館に無形資産が残るような「オペレーションの仕組み作り」の活動、3)未来に繋ぐ、旅館の事業承継のアドバイザー活動、4)観光経済新聞社九州支局長の活動

最近の記事

全旅連井上会長の言葉、「宿泊施設は地域のショーケース」について考えてみる。

2024年6月19日に全旅連全国大会(札幌)が開催され、久々の1000人超の参加者で盛り上がった。 その中で、井上会長が提唱した「宿泊施設は地域のショーケース」という表現は、とても印象深く、今後の観光立国の推進のための核心をついた言葉だと私は感じました。 旅館・ホテルが単なる宿泊施設としての役割を超え、地域の文化や魅力を積極的に国内外へ発信し、地域活性化に貢献する存在(宿泊観光産業)であることを強調しています。 この概念をより深く理解し、実践するために、以下の3つの視点から

    • 宿泊施設が一番怖い「風評被害」への短期的対策とは

      2024年1月1日の元旦。 人々が1年間で一番希望に胸躍らせる幸せの日。 そんな日に、、、まさか、まさかの出来事が起こってしまった。 「能登半島地震」 今尚、冬の厳しい寒さの中、インフラが全く復旧せずに、苦しく、不便で、やりきれない日々を過ごされている多くの被災地の方々がいる。 慎んでお悔やみとお見舞いを申し上げたい。 復興に全力を注ぐ方々がおられますが、一日でも早い復旧を祈りたい。 さて、今回の地震は観光地、能登半島を中心に宿泊施設でも大きな被害・損害が発生している。お

      • 衝撃的な大型M&Aのニュース!そもそもM&Aの目的とは。

        2023年もいよいよ年末を迎える時期にさしかかった。 今年は5月に3年間という長期化したコロナ禍も 季節性インフルエンザの5類に分類され、収束へと向かう年となった。 各地で国内需要よりもインバウンド需要が活発化したことも記憶に新しい。 12月に入り、大きなニュースが業界を騒がせた。 大型M&Aのニュースだ。 特に アパグループによる大江戸温泉投資法人(現在はアパ投資法人)のM&A シャトレーゼHDによる九州初出店となる唐津シーサイドホテルのM&A この2つは衝撃的だった。

        • 明日は今日より1ミリでも成長すること

          今回のお話は自分の・自社のことについて語りたいと思います。 「明日は今日よりも1ミリでも成長すること」というタイトルで 始まりましたが、何を伝えたいかと言うと、 会社って常に成長していかなくてはなりません。 特に社長の成長が会社を成長とリンクしています。 社長が成長が、会社の未来を創ると言っても過言ではないです。 この世は競争社会です。 グローバル化でさらに加速化しました。 つい、他人や競合する他社と比べてしまって、 自分(自社)はどうかと考えてしまうってよくあることです

        全旅連井上会長の言葉、「宿泊施設は地域のショーケース」について考えてみる。

          宿泊DX推進と賃上げとの関係の話

          最近、よくニュースで目にする話題。賃上げ。 次回改定で、全国平均の時給が初めて1,000円を超えるという話。 厚生労働省の審議会で検討しているようです。 今回は過去最大41円のアップ。 因みに現在の全国平均は、961円です。 長いコロナ禍を境に、日本の給与は先進国レベルでは最低という 衝撃的な事実も判明しました。 円安が続き、輸入品が高騰する中、食材から水光熱費まで、 生活する必要なモノの値段が上昇し続けている中で、 給与が低いことは、本当に個人レベルではとても深刻な話

          観光庁主催のウエビナーで「宿泊施設の観光DX推進」についてお話をしました。

          先日、大変貴重なご縁をいただき、 観光庁主催の高付加価値化事業のウエビナーで 「宿泊施設の観光DX推進」についてお話をさせていただきました。 当日のレジュメはこんな内容でした。 宿泊施設が取り組むべき「DX」 宿泊施設の観光DX(顧客管理やマーケティング関連) PMSを導入する際の視点や留意点 面的な観光DXの可能性 長期化したコロナ禍がようやく収束に向かい、停止していたインバウンド需要の急速な回復と国内需要の安定化が見られる中で、新しい課題も顕在化しており、課題

          観光庁主催のウエビナーで「宿泊施設の観光DX推進」についてお話をしました。

          OTAの効果的なクチコミ対策(低評価時)

          旅行先を決めるときの決定要因で 大きいな決め手となるのは クチコミ評価です。 じゃらんや楽天などの大手OTAでも エリアの検索順位決定の要素としていくつかありますが、 全てのサイトで共通しているのは 「クチコミ評価」です。 ※OTAはオンライントラベルエージェンシーの略です。 旅館やホテルで働く現場の皆さんも クチコミ評価の1つ1つに一喜一憂するのは どこにでもあるシーンです。 クチコミ評価が1点や2点という低評価があると 頂いたときのショックは計り知れないものがありま

          旅館・ホテルが目指すべき課題(DX編①)

          宿泊施設がかかえる(特に旅館系)課題は、 慢性的なものから、コロナ後に顕在化した新しい課題など、多岐にわたる。 慢性的なものでかつ、コロナ後にも変化した課題は、 「人手不足・人材不足」である。 宿泊施設は「人」が施設の商品価値を高めてくれる重要な要素であるが、 日本は少子高齢化の一途を進むため、この課題はより深刻化していく。 日本の産業において、宿泊業の生産性は最低レベルに近い数値であると 政府内関係者などより、以前から指摘されているが、 今後成長性(GDP)が期待され

          レベニューマネジメントは旅館でも使える販売手法。

          今年の5月くらいから少しずつ旅行需要が回復してきている。 県民割や隣県割も影響も効果絶大で、 今やGOTOトラベル以上の安定感を示している。 そんな中でもコロナの感染者は、一定以上はあるものの、 弱毒化していることもあり、世間一般の人々にとっての脅威感は薄れている。 語弊があるかもしれないが、これは良いことだと思う。 ホテルマーケットも盛り上がってきている。 ホテルの新規開業やリブランドオープンなど、 都市部だけでなく、中核都市でもどんどんホテル件数は増え続けている。 円

          当社は(宿泊業専門の)M&A支援機関です。

          中小企業が安心してM&Aに取り組める基盤を構築するため、 2021年からM&A支援機関に係る登録制度が開始され、 10月7日付けの最終公表の結果、当社は中小企業庁のM&A支援機関に登録されました。 https://www.chusho.meti.go.jp/zaimu/shoukei/2021/211007m_and_a.html 事業承継・引継ぎ補助金(専門家活用型)において、 M&A支援機関の活用に係る費用については、 予め登録されたM&A支援機関の提供する支

          悪いところの”10倍”「良いところ」を見つけよう!

          新しくnoteを始めました。 この言葉は私が仕事をする上で大事にしているポイントです。 31歳のとき(今から17年前)、コンサル業の道に入りましたが、 当時の私は若さゆえのいきがっているところもあり、ホテルや旅館の現場や調査に入ったとき、 悪いところを見つけてしまう癖がついていました。 当時の直属の上司(10年ほどご一緒しましたが)から、 「悪いところの10倍、良いところを見つける癖をつけなさい」と言われ、 コンサル業の本質をついていた言葉だと徐々に気づき、今で