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ハンドメイドの日に〜編み狂、ふたたび

365日、糸まみれ


前回の編み投稿からだいぶ経ってしまったけれども、相変わらず息を吸っては吐くように編んでいる。いや本当に冗談抜きで、今のわたしから編みものをとったら鶏ガラならぬユイガラになってしまうぞ?

編み記事も増えつつある(そして多分今後も増える)ので、マガジンにまとめてみた↓

昨年12月からハマった編みもの。約10ヶ月の間、朝起きたらとりあえず編み、昼休憩中も編み、夕食後も編み、メトロでもTGVでも編み、海辺でも編み、要はいつでもどこでも編んでいる。編み狂。

これは自分の長所でもあり短所でもあるのだが、一度集中するとどうも集中しすぎてしまう。リアルに寝食を忘れる。編みはジャストこれにハマった。スイッチが入るとたぶん24時間耐久とかできると思う。しないけど。

晴れた日の公園で編むのもいいのよねえ


ときに、今日は「ハンドメイドの日」らしい。ちょこちょこ出来上がったものからnoteにあげていこうと思ってはいるのだけどつい後回しにしまったので、ちょうどいい機会だ。ハンドメイド万歳ってことで、夏から初秋にかけてできた作品をダイジェストでまとめようと思う。


ついにゲット、輪針キット

そうそう、作品に入る前に、夏のソルドで素晴らしい道具を手に入れた。服を編むようになってからというもの、輪針を使う機会が増えて、ずっと欲しかったやつ。Knit proの輪針キット。

30%引き。待った甲斐があった

3.5mmから12mmの針とケーブル(6本くらい)などがセットになっている。もう本当超絶便利。最初から買っておけばよかったと後悔している。

針部分が軽くて先端も細めでよい

あと、編みに没頭する私を応援?して、Otto氏が買ってくれた。

その名も編みバイブル。本当にバイブルな深さ。お役立ち。

このほかにもどんどん編み関連道具が増えた。恐ろしや編み沼。

コットンのロングカーディガン×2

それではここから作品スタート。

たぶん日本にも上陸しているwe are knitters。糸と針とパトロンがセットになっているキットが有名。よく広告が出てくるから試しにポチってみたら、ちょうどセールをやっていて、夏用のカーディガンが欲しいなと思ったので、キットをひとつ買ってみて編むことに。欲しければ編めばいいのよ。

フランスなのに配送が早い。テンション上がるぅ!
こんな感じでセットになっている

ここの糸は太めでひと玉も大きい。コットン100%の糸を2本どり、編み針8mm。デフォルトの作り方は背中、左前、右前、腕×2のパーツをそれぞれ編んでつなげる。ひざ丈くらいまであるものが欲しかったので、長めに編んだ。

デフォルトよりかなり長い

腕が短いので、デフォルトよりも短く。こういう調整ができるからハンドメイドはよいな。

白とミックスの糸を混ぜてる
俺にとられた!
寝ちゃった


手編みカーデを誕プレに

コットンの着心地がとてもよく、どこにいくにも着ていたら、パリ深酒ソウルメイトのAちゃんから、「これ欲しい」とのオーダー。
Aちゃんの誕生日が近かったので、ちょうどいい。誕プレで編むことにした。

コットンな俺

最後のassemblage(つなげる作業)が苦手なので、デフォルトの編み方を変えて、腕部分は輪針で編むことにした。

テラスで腕を編む
糸がめちゃくちゃ絡まって終日ほどいていたという日もあったな・・・
できた
キットについてきたタグもつけた
必然的にオソロ
キットの袋がいい感じなので、そのままプレゼント用に
誕生日サプライズな俺
超よろこんでくれた、よかった

怨念系カーディガン、パリで活躍してくれたら何よりである。


半袖サマーニットT

WAK(we are knitters)のコットンがとても気に入ったので、もういっちょ。ベージュのニットTを作ってみよう。

グレージュみたいな絶妙な色味
輪針が活躍
5mm針で編む
夜なべに付き合ってくれる俺

3つの編み方で前部分と背中部分を2枚編んで、くっつけるだけ。

3つの編み方を組み合わせる

ニットって暑い日にどうなの?と思うかもしれないけど、軽くて風通しもよいのでこれもたくさん着た。サマーニットらぶ。


ぽこぽこコットンセーター

肌寒い日用に長袖も欲しい。編もう。

これまたコットン
白とかベージュばかりなのでたまにはサーモンピンクでアゲ

ちょうど夏休み前に届いたので、海辺のバカンスに持参。

ロゼな気分。高まる
海辺でも毛に囲まれる


パラソルの下は集中して進む
片腕ができそうなところまでできた
デフォルトのパターンからちょっと工夫して前の襟部分をちょっとあけた
デニムとの相性が大変よい

コットンの着心地は本当によい。今でも北でしょっちゅう着ている。


ひらひらアレンジ半袖T

初めてのセーターを作ったときに余っていた、アルパカちゃん入りきらきら系の手触りよし毛糸。

こちら初の大作

白の半袖ニットが欲しいなという気がむくむく湧いてきたので、これを使って、ベージュの半袖サマーニットTのデザインを参考に、編もう。

結局余っているのだけだと足りなくて2玉買い足したけど。。
夜中の白毛たち
引越しの段ボールに囲まれながら、現実逃避で編む

全く同じデザインだとつまらないので、腕の部分はひらひらにしてみることにした。

糸を完璧使い切った!達成感・・・
同じデザインでも糸によって全然違うものに見える
腕の丈もよさげ

だんだんアレンジができるようになってきたのが上達のしるしだろうか。
冬は中に長袖ヒートテックでも合わせてみようか。


秋色シルクモヘアカーディガン

これまで作ってきたなかで、もっとも難易度の高い雰囲気がぷんぷん漂いまくる、シルクモヘアのカーディガン。

シルクモヘア2本どりの4mm針。糸ほっそ!

取り掛かったのはたしか夏前だったように記憶しているけれど、夏にはモコふわな毛ではなくコットンみたいな毛を触っていたいなとモコふわから遠ざかっていた。編みにも季節感、大事。

こちら腕

このカーディガンは腕の部分と胴体部分の解読&リブ部分だけ作って放置していたのだけれども、秋の訪れを感じ始めるにつれ、これ再開しなくては!と。

本の暗号をMUJIノートに書き出したはいいものの、こんがらがって放置してた

何が大変かって、モチーフが全体に散りばめられていて、かつ目も細かくて・・・長い長い旅って感じでねえ、ええ。

ラグラン部分。ところどころ間違ってるけどごまかしてる
腕と胴体部分が出来上がってきたところ
編みのお供はロゼから赤に変わった
ようやくパーツをつなぎ合わせているところ。ここからがまた長かった・・・


そんなこんなで四苦八苦しながら、10月頭にようやく完成。他のも同時進行していたけれど、正味3ヶ月くらいかかった。その分、出来上がったときの達成感は半端なく、上級者用の作品が作れるようになったうれしさもこみあげる。

Sサイズで作ったけど大きめ
背中はこんな感じ。背中のほうがモチーフがわかりやすいかな
こんな感じのモチーフが全体に
パリで仕入れたボタン。いい感じ

這いつくばりながらも生きた証だな。大切に着よう。


ラスト、全員集合

結構溜まってきたなとハンドメイド編み服を棚卸ししてみたら、7着もあった。洋服に手を出し始めたのは今年の3月くらいからだから、月1くらいのペース?

白か暖色系が多いな。あ、かぎ針で編んだタンクトップもあるわ

これに加えて小物なども多々編みましてね。


・・・ってやっぱ狂ってんな。


次回は小物編!

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