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洋風おうちごはん

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フレンチ中心に、洋っぽいおうちごはんのまとめ
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#エッセイ

仔羊のロティ、ボナペティ!

久しぶりのおひとり様生活を大・満・喫しているユイ&ミルじょりでえす。 急遽、週末は北に行くことにしたと金曜の夜にOtto氏から告げられる。でも気が向かなかったので、「たまにはお母さんと水入らずで過ごすほうがいいと思う」などと理由をつけてひとりで送り出した。 週末なので、もうひたすらダラける計画。まあOtto氏がいてもダラけてはいるのだが、視線の有無で全然違うのである。心を整えるつもりで掃除だけガーっとしたらば、あとは好きなことだけしよう。KOC2回目を流しながら久しぶりに

イカ&ロシアンたらこのクリームスパゲティと、夏の極旨イカ料理

毎月当然のようにやってくる、そう、本日10日はイカの日。 日本のパリ・府中支部の方は夏らしくスペイン感あふれるイカ墨パエリア&ライスコロッケを作っていらした。パエリアライスを炊いて、まったく見た目の異なる2種のアウトプットを出してくるところがやり手主婦感満載。 これ、バルセロナで食べたイカ墨のパエリアなのだけど、本当に美味しくて、飲んだ。右上に写っているにんにくマヨ(アイオリソース)がこれまた最高で、パリに戻ってからも市販のものを常備していたくらい。 府中会員の方もおっ

骨付き豚肉のコトレット、フリットと無限パプリカ添え

おばんですー!ワクチンの副作用(1回目)なんて比じゃないくらい、上半身が筋肉痛でダールーおーもー!首も回らないユイじょりであります。 こ、これはまさか・・・?と不安になりつつ、まずは昨日したことを思い返す。ああ、そういえば俺のペットフード(12kg)を近所の配達スポット(約500m)からえっちらおっちら運んできたんだった。間違いなく原因はこれだ。 どうしてそんなことが?それは先週金曜の朝に、15時から18時の間に配達にくるとSMSが来たからずっと家にいたにもかかわらず、ハ

国際女性デーとサバの日に〜ミモザ風サラダと鯖のラグーパスタ

ヘローエブリワン、サヴァ?168時間ぶりにパリに戻ってきましたユイじょりーな・ジョリーよ💋 先程コメント欄にてロシアの女帝エカテリーナっぽい呼び方をしてくれたケイチェルのおいたんに感化されてみたけど、じょりじょりうるさい感じがするネ。 さてと。1kgのLay'sポテチと、5kgのじゃがいもと、6kgのショートパスタ(トルティ)、8kgの小麦粉、ビール瓶40本と他野菜もろもろとともに、北国からパリに無事帰還した我が家。 これは北国のロードサイドにある普通の大型スーパー・カル

チェルさんたちに倣う、フレンチな鶏のソテー

今日は、ゴミ捨て中に右人差し指、および調理中に左中指を豪快に負傷したためキーボードを打つのがものすごく不自由ゆえ、簡単に。 左右とも溢れ出る血よ・・・ようやく止まってくれてよかったけども、指が使えないと仕事にならんなと気付いた2月半ば。いきなり満身創痍になることって、あるよねー。 さて、今宵は毎度お馴染み、日本のパリからレイチェルおじ、じゃなかったケイチェルおじさんが一昨日UPしていた、コレです。 noteご近所のおすすめを実行する速さといったらば、ご近所界イチなのでは

花も団子も◯◯も、我が家のバレンタイン

フランスでも、2月14日といえば、バレンタイン。 こちらではSaint-Valentin(サン・ヴァランタン)と呼ばれているけど、元はといえばキリスト教圏のお祝い事で、基本はカップルの日。男性から女性にお花を贈るのがまあオーソドックスな感じで、あとはちょっとしたプレゼントを贈りあってちょっと豪華なディナーを食べたりする。 私は日本にいてもフランスにいてもこういったイベントごとは大好物なのでもちろん張り切るわけだけど、Otto氏は「どうせマーケティングだろ?ふん。」と一笑に

ラブ・ユー・チキンテンダー

昨日の夜は、お買い得価格で仕入れていた鶏胸肉をどうにか調理しようと決めていた。 候補は、唐揚げもしくはフープロでガーっとしてつくねバーグ。 そういえば前者はちょうど1ヶ月前に作っていた。シチリアのkaorinaさんが柔らかキャベツの投稿をしていて、無性にキャベツが食べたくなってキャベツとにんじんでコールスローを作ったときの、メイン。副菜を食べたいがだけの、メイン。 ご近所も鶏胸肉はよく料理してるよなあと思って遡ると、府中のケイチェルおじ氏のヘルシー系唐揚げとハマのQOL

赤と黒、イカのラグーソースでタリアテッレ

「赤・黒・赤・黒・赤・・・・・・」 フランスの作家、スタンダールの『赤と黒』はあまりにも有名だが、 この小説が刊行された約200年後のいま、フランスはパリ。 赤にするか、それとも黒にするか。 それが問題だ。 生きるか死ぬか、為すか為さぬかを問うたシェイクスピアのハムレットなみに、 今朝からずーっと考えていた。 トマト(赤)にするか、それともイカ墨(黒)にするか。 なんだか大々的な前置きになったけど、つまり何が言いたいかというと、 今日は2月10日。 noteご近所

ありがとうnote、タコとセロリのラグーパスタ

みんなも、何を食べようかまったく思いつかないときって、あるよねぇ??? 今日は昼も夜もそんな感じだった。 要は、クレープの日に節分の巻き寿司と、昨日までのイベント三昧で腑抜けのフー子状態なのだ。 私が唯一、毎週楽しみに見ている占いの師、しいたけ. さんもよくおっしゃっているが、今年の上半期について我が山羊座の特性を喩えてこんな風に表現していた。もう言い得て妙すぎて土下座しますよレベル。 「最大限にできるときは時速200㎞のスピードを出す。でも、次の日になったら「今日の私

磯香る、ほたての海苔バタースパゲティ

おばんです〜!え?あと3日で1月終わるの・・・?という事実に震えが止まらない私、ユイじょりということでやっている者です。 先週のブームだった早寝早起き節制生活は結局4日ほどで終了。私はストレスをアルコールで発散する傾向があると十二分に自覚しているけれども、昨今のドタバタであっという間にもとの生活に逆戻りだ。欲望に弱い、弱すぎる。 2021年1月。あっという間すぎてあまり覚えていないので、写真で年始からを振り返ってみる。あまり写真がないのはまあ祖母のことやなにやらで大体落ち

ビールが決め手のフランス北部名物料理、ウェルシュ

今日は、マッチョな激甘党、我がOtto氏が大好きなフランス北部の名物料理をご紹介しよう。その名も、「Welsh(ウェルシュ)」。 なーんて、さもワタシ知ってますみたいなドヤ感を出しているけど、このウェルシュ。私は昨日まで、実物を見たこともなければもちろん食べたこともないし、作ったこともなかった。Otto氏のリクエストに応えようと、見よう見まねで作ったのだ。 時はたしか年始に遡る。noteご近所の、たしかハマのあたりでビール煮の話題が出た時だ。 ビール煮といえば・・・そう

余りもので三位一体な一皿〜クスクス・チリコン・プティン

noteに書いたか失念したけれど、フランスは先週土曜日から全土で18時以降の外出禁止となった。前まで20時以降だったから、門限が2時間早まったわけだが、これが、我が家では意外な影響をもたらしている。 まず、Otto氏が帰ってくるのが1、2時間繰り上げになり、同時にアペロも夕飯の準備も早まる。それはすなわち、私の(ひとりでいられる)日中の活動時間が削られるということでもある。 最近、翌日のお酒の残り方や体力の遅々たる回復ぶりなどから、内臓機能の衰えと体力の低下を痛感すること

冬の定番、ラクレット(おふたりさまバージョン)

日本の冬の定番といえば、やっぱり鍋? 大勢でつっつきあうのもよし。ひとりでしっぽりもよし。あな恋し。 鍋的な位置づけでフランスの冬の定番を語るとすれば、一番に思い浮かぶのがラクレットではなかろうか。チーズフォンデュとともにスイスが本場だけど、フランスだとスイスとの国境付近、アルプス連なるサヴォワ地方が本場(Wikipedia参照)。 蒸したじゃがいもや生ハム・サラミなどのシャルキュルトリーに、溶かしたラクレットチーズを上からかけていただく。フォンデュがチーズの海に具をぼと

サンドブームに参戦、鶏のパテカンでサンド

どうも、大変長らくお待たせしました(え?待ってない??) 本日は満を持して、サンドイッチの本場?フランスからついに 「サンドです」。 おととい書いたこのサンドに関する考察↓ 「サンドは外で買うもの」という点に共感いただいたしずかさんも、週末に参戦を。なるほど、オープンサンドなら家で作るにはもってこいだなあと感心。 さて私はどうしよう。どうせなら北風小僧なみにフランス風をびゅんびゅん吹かせたい。 食パンのような四角いフワ系パンを使ったフレンチなサンドといえば、クロッ