不登校の子どもの心の動き①
私は小4から不登校になり、通信制高校を経て公務員になりました。
今回はそんな私自身の心の動きを振り返ってみます。
低学年 学校生活に過剰適応
私は、両親と年の離れた姉に囲まれ、末っ子ポジションを満喫する反面、「外ではキチンとしなければ」という意識が強い子どもでした。
そのため、学校で求められる「みんな仲良く元気よく」を絶対に守らねばならないと思い、ずーっと背伸びをしつづけることになります。
先生方から見れば、しっかり者で友達も多く、言うこともよく聞く生徒に見えていたことでしょう。
ですが、そんな背伸びはどこかで限界を迎えます。
小3あたりから女子の間で始まった陰口合戦いもストレス要因となり、小4で我慢の限界を迎えます。
「朝おなかが痛くなる」というポピュラーな身体症状が出たことで、不登校になりました。
高学年 切れたエネルギーを充電
幸い、両親は最初から私の不登校をそのまま受け入れ、学校からの登校刺激も断ってくれたので、家では安心して過ごすことができました。
それでも常に「みんなと同じにできない私がいけないんだ」という罪悪感、「このままでは普通の大人になれない」という不安感に苛まれ続けます。
これを紛らわすために必要だったのが、ゲームや漫画でした。
好きなものに没頭している間だけは、それらの辛さを頭の隅に追いやることができたのです。
傍から見れば、学校にも行かず漫画やゲームをしているだけでしょう。
それでも、当時の私にとってこの時期は、学校に過剰適応してすり減らしたエネルギーを充電するため絶対に必要なものでした。
小学校時代の振り返り
保護者にとっての不登校は、子どもが「学校に行きたくない」といった日から始まります。
しかし、子どもはそうなるまでに、ストレスをため続けているのです。
上の画像は、NPO法人 D.Liveさんが作成した段階表です。
今回お伝えした小学生時代は、行き渋り期、混乱期、慢性期あたりになります。
両親が最初から受け入れてくれたおかげで、子どもにとって一番きつい行き渋り期をほぼスキップできたことは、本当にありがたかったと思います。
次回は、中学から高校の頃を振り返ります。
トークライブのお知らせ
7月30日(日)13:30から、youtubeライブに出演させていただくことになりました。
今回は、私自身が不登校中に感じていたことや、考えていたことを中心にお話ししていきます。
主催される「不登校の先にあるものオンラインサロン」さんの公式LINEに登録すると視聴できますので、登録してお待ちいただければ嬉しいです。
画像右下のQRコードもしくは、下記URLから登録できます。
https://lin.ee/h1ezmC3
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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