子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき③
こんにちは、結(ゆい)です。
このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
子どもが「学校に行きたくない」と言ったとき、
親にとっては青天の霹靂、
なんで急にこんなことに!
なぜうちの子が…いじめだろうか?
自分の育て方が悪かったからわがままに(弱い子に)なったのだろうか?
と、思い悩まれると思います。
ですがこれは、子どもの側から見ると、ちょっと違った意味合いを持つんじゃないかなーと思い、一つずつほぐしています。
今回は、「自分の育て方が悪かったからわがままに(弱い子に)なったのだろうか?」についてです。
(前回は、なぜうちの子が…いじめだろうか?をとりあげました)
みんながやっている「学校に行く=会社で働く」が出来ないなんて、親である自分の育て方が悪かったのだろうか。
子どもの不登校と向き合う中で、このような不安に駆られることがあるのではないかと思います。
また、周りの方から悪気なく「甘やかしたからじゃない」とか「家の居心地が良すぎるからだねー」というような趣旨のことを言われて、傷ついたり揺れたりという経験もあるかもしれません。
でも、前回・前々回でお伝えしてきた通り、不登校になる子どもは何らかのストレスを抱えて消耗しきった結果、学校に行けなくなっているのです。
我慢の足りないわがままから不登校をしているのではなく、我慢して我慢して我慢した末に、耐えきれなくなっているのです。
同じことを表現を変えて2回書いてしまいましたが、ここは大事なとこです、テストに出ます。
ではここで、このシリーズ恒例のたとえ話です。
Cさんはだいぶ辛い状態ですよね。
ワンパターンで恐縮ですが、Cさんを子ども、会社を学校に置き換えて考えてみましょう。
子どもが日中制服姿で公園にいたら目立ちますし、自由になるお金も少ないので、缶コーヒーと菓子パンも買えないでしょう。
子どもの行動範囲は大人が思っている以上に狭いので、学校にも行けず、家にも居場所がないとなると、本当にどこにも行くことが出来ません。
ですから、せめて家の中だけでも、安心して心と体を休めることが必要なのです。
「学校がつらい、行きたくない」と口にするのは、それだけ親子の信頼関係があるということですし、家というのは子どもにとって本当に最後の砦、安全基地です。
我儘ではなく、精一杯頑張った結果。
甘やかしたのではなく、安心して自己表現できる親子関係を築いている。
弱い子なのではなく、自分の心を守ため必死に戦っている。
そんなふうに捉えてみると、すこし見え方が変わると思います。
今回のタイトル、実は12月12日(日)に行う講演会の主題だったりします。
会場と私の自宅をzoomで繋ぐ形で開催しますので、
茨城県鉾田市近郊の方は、ぜひ足をお運びいただけたら嬉しいです。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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最後までお読みくださりありがとうございました、ではまた次回!