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不登校しながら学んでいたこと③お昼のワイドショー

こんにちは、結(ゆい)です。

このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
といいつつ、今回は私が不登校だったとき、色んなことを学んでいたなシリーズ第3弾です。
シリーズ初回から読みたい方は↓こちら↓

政治経済を分かりやすく伝えてくれたワイドショー

小4で不登校になった私は、日中家でひとりで過ごします。
時間だけはあるので、NHKの教育テレビ(現 Eテレ)からお昼のワイドショーまで、昼間にやっている番組は一通り網羅していました。

さて、当時の私は「教育テレビはいいよ、学校で流すために作られたものだもん。でも、ワイドショーって面白いけど、勉強じゃないから…見ちゃいけないだろうか」などと考えていました。

では当時の私に「ダメ」と判断されたこのワイドショー、どんな情報を流しているでしょうか。
大半は、芸能界のゴシップです。

でも、選挙が近づいたりネタになる社会的な不正があると、それらの制度や背景をとても分かりやすくかみ砕いて、喋りのプロが伝えてくれます。
なぜそこまで親切にしてくれるかというと、教科書の内容を読み上げたような説明では視聴者がチャンネルを変えてしまうからです。

これらを繰り返し見ている内に、
「なるほど、日本が二院制なのは、権力の集中を防ぐためなんだな」とか
「株式公開ってこういうことで、だからインサイダー取引はダメなんだな」ということがなんとなく頭に入っていきます。
お陰で、公務員試験のために政治経済を勉強する際は、すでに断片的に入っていた情報を体系化する、という作業だけで済みました。

実生活に役立つ「料理」と「家計」

社会に出てから役立ったこともたくさんあります。
お料理コーナーでは、プロの料理人が毎日「少ない材料で簡単に作れるレシピ」を紹介してくれて、その手さばきも見られます。
これはそのまま、自炊生活に役立ちました。

さらに、家計管理。
ワイドショーでは、赤字続きのご家庭をファイナンシャルプランナーのアドバイスで改善していくというコーナーが人気です。
ここから、「給与天引きで貯金すればいいのか」とか「保険は定期的に見直すことが大切なんだな」という知識が自然と身に付きました。

このようなお金の知識は、学校で学ぶ機会が無いけれど、資本主義社会を生きる上では持っていた方がいいものです。実際、社会人になり家計を管理する際にとても役立ちました。
(むしろ、基礎的な家計管理の授業をしないまま学生たちを社会に出してしまうのは、とても危険なことなのではないかと思います。)

一見すると無為な時間に思えたテレビが、何年もたってから役に立つということもあるんだなという気づきでした。

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「不登校しながら学んでいたこと」シリーズ
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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【終了したお知らせ】
「不登校・ホームスクールの先輩保護者に聞いてみよう!」本音座談会
1月29日(日)14:00~16:00

学校外で育つ子どもとその保護者をサポートする、多様な学びプロジェクトさん主催のオンラインイベントです。
今回は、子どもが不登校を経てホームスクーリングに移行した保護者3名による座談会。
現在小学生を育てている私と、高校生のお子さんをお持ちの大町千恵さん、専門学生の父である市川明さんが参加して、会場の皆さんからいただいた質問に座談会形式で答えていきます。

育てているお子さんの年齢が多様なので、「小さいときのホームスクーリングってどういう感じ?」という今の悩みにも「ホームスクーリングのまま成長するとどんな風になるんだろう?」という将来への見通しを立てるにもきっとお役に立つと思います。

アーカイブ動画もありますので、当日都合がつかなくても大丈夫です。
参加を希望される方は、↓からチケットをご購入ください。


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