不登校しながら学んでいたこと①ゲーム
こんにちは、結(ゆい)です。
このnoteでは、長男の不登校をきっかけに、ホームスクーリングという育ち方を選択した我が家のアレコレをお伝えしています。
といいつつ、今回は私が不登校だったときの話です。
私は小4で不登校になりました。
小6の終わりから登校し、中学校も2ヵ月だけ通いましたが、やっぱり馴染まず再度不登校。
そのまま通信制高校に進んで、今は公務員という仕事に就いています。
(詳細→ 小4から不登校で公務員になった話①「いい子」のエネルギー切れ)
不登校中の私は小6でジャズダンスに出会うまで、ひたすらゲームをして、マンガや小説を読み、その合間にお昼のワイドショーを観るという生活をしていました。
これは、楽しくてしていたのが半分。
もう半分は、将来への大きな不安や、普通のことができない劣等感、そして両親に心配をかけているという罪悪感から逃れるためでした。
なので、それらをしているときも「こんな将来の役に立たないことをして何になるんだろう…」と考え、悶々としていました。
ですが、当時の体験を分解していくと、案外今の生活に役立っているなと気づいたのです。
まずは、ゲーム。
これは、もう最近は色々なところで「システム思考」や「人とのつながり」などたくさんのことが得られると言われ始めていいますので、そのあたりの効能は割愛します。
私にとってのゲームは、攻略本とともにありました。
攻略本で網羅された様々な情報を読み込み自分の知識として、それを実践してみるというプロセスに、楽しさを感じていた節があります。
文章を読んで理解し、実践する攻略本で培ったノウハウは、そのまま事務仕事に役立っています。
事務仕事に限らず、説明を理解して自分なりに発展させるという能力は、どの仕事でも求められることでしょう。
また、ゲームは母との共通の趣味でもあっため、「ここどうやってクリアするの?」と母に聞かれて「あぁ、そこはねー」と私が答える、こんなやりとりが頻繁にありました。
とても些細なやり取りではありますが、母に喜んでもらえて親子のコミュニケーションのきっかけにもなる、私にとってゲームはそんな意味合いもありました。
ある日、ゲームをしている私に対して、父が「結は何時間もゲームを続けていて、すごい集中力だねぇ」と声を掛けました。
この言葉のニュアンスは、皮肉っぽいものではありません。純粋に「好きなことに没頭する集中力が素晴らしいね」という誉め言葉です。
私は、どこか後ろめたい気持ちでゲームをしている自分をそんな風に評価してくれる父がすごいと感じると同時に、ここまで丸ごと受け入れてもらっているのだから、その信頼に応えられる大人になろうと思ったのでした。
私がゲームと程よい距離感(寝食に影響が出ない範囲)を保っていられたのは、母とのリアルなコミュニケーションのツールになっていたことと、父が丸ごと受け入れてくれていたこと、これがポイントだったように思います。
私の個人的な経験から感じることではありますが、どなたかの参考になれば幸いです。
【オンライン講演会のお知らせ】
「不登校・ホームスクールの先輩保護者に聞いてみよう!」本音座談会
1月29日(日)14:00~16:00
学校外で育つ子どもとその保護者をサポートする、多様な学びプロジェクトさん主催のオンラインイベントです。
今回は、子どもが不登校を経てホームスクーリングに移行した保護者3名による座談会。
現在小学生を育てている私と、高校生のお子さんをお持ちの大町千恵さん、専門学生の父である市川明さんが参加して、会場の皆さんからいただいた質問に座談会形式で答えていきます。
育てているお子さんの年齢が多様なので、「小さいときのホームスクーリングってどういう感じ?」という今の悩みにも「ホームスクーリングのまま成長するとどんな風になるんだろう?」という将来への見通しを立てるにもきっとお役に立つと思います。
アーカイブ動画もありますので、当日都合がつかなくても大丈夫です。
参加を希望される方は、↓からチケットをご購入ください。
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「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
まとめ 【まずはここから】自己紹介と目次
最後までお読みくださりありがとうございました、ではまた次回!