不登校の子どもの心の動き③
私は小4から不登校になり、通信制高校を経て公務員になってます。
当時の心の動きを改めて振り返るシリーズ、ラストです。
前回はこちら
高校卒業後の進路と向き合う
10代をジャズダンス漬けで過ごしていた私ですが、「普通の大人」になれるんだろうかという不安は常に抱えていました。
そうして、高校生最後の年になり、いよいよ卒業後の進路と向き合うことになります。
まずは、進学するか・就職するかですが、これまで親の庇護下で学生生活を謳歌させてもっていたので、進学はせず経済的自立を目指そうと考えました。
就職先を検討した結果、不登校経験者は普通の会社に入れないだろうと考え、「それなら試験に受かればなれる公務員がいいのではないか」と、とても短絡的に結論します。
公務員試験 楽しくて夢中で勉強
とはいえ、学校の授業をまともに受けていない私は、公務員試験のテキストを開いてみてもわからないことだらけ。
これではまずいと全日制の予備校に通うことを決めます。
これを逃したら経済的自立への道は途絶えてしまう、そんな覚悟で臨んだ勉強漬けの日々は、意外にも楽しいものでした。
私は、不登校になって以来、勉強を強制されたことがありません。
そのため私にとっての勉強は、ジャズダンスと同じく「自ら望んで行う行為」でした。
もちろん、落ちたらどうしようというプレッシャーはありましたが、それ以上に、昨日解けなかった問題が解ける、知らなかった知識が頭に入ってくるのが面白く、夢中で勉強していました。
社会人 不登校だったことは気にされない
そうして、無事、公務員として働くようになりました。
社会に出てみると「学校に何日通っていたか」よりも、「仕事に意欲を持っているか」の方がよっぽど重要視されるなと感じます。
就職してすぐの頃、学校時代の話題になった時、決死の思いで「不登校をしていたんです」と告げのに「あ、そうなんだねー」と流されて次の話題に移ったので拍子抜けしたことを、今でも鮮明に覚えています。
社会に出るまでの振り返り
不登校の真っただ中で、先が見えず不安な日々は本当につらいものです。
そんな時、NPO法人 D.Liveさんが作成した段階表を見ることで少しだけ先を見通せるかもしれません。
「学校に行っていたか」よりも「その人が楽しそうに生きているか」の方が大切なのではないか。
そんな問いを投げかけて、このシリーズを終わります。
トークライブのお知らせ
7月30日(日)13:30から、youtubeライブに出演させていただくことになりました。
今回は、私自身が不登校中に感じていたことや、考えていたことを中心にお話ししていきます。
主催される「不登校の先にあるものオンラインサロン」さんの公式LINEに登録すると視聴できますので、登録してお待ちいただければ嬉しいです。
画像右下のQRコードもしくは、下記URLから登録できます。
https://lin.ee/h1ezmC3
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我が家の子ども3人は、ホームスクールという学び方を選択しています。
そこから得た経験はこちらの連載にまとめました。
「不登校」や「ホームスクーリング」など様々なテーマで連載をしているため、全体をまとめたページを作っています。
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