次話予告　熱闘囲碁【猫大奥～タコゲームの乱～】　秘奥義写盤眼（ジャパンがん）炸裂！！囲碁でタコゲーム！！！

次話予告　熱闘囲碁【猫大奥～タコゲームの乱～】天下一碁道会　秘奥義写盤眼（ジャパンがん）炸裂！囲碁でタコゲーム！！

冬眠中なので、次話は恐らく来月発表になり、引き続きよろしくお願い申し上げますー。寒い寒いー。

PS：タコゲーム＝TA!GO GAME=「ありがとう！碁」ゲームという意味でございます。

※※※※※※※江戸城大奥若御台の居室　藤理葉の間※※※※※※※※

二代目ナレーション米花涼介　江戸城大奥では将軍の側室たちが毎日朝一、日が昇る前に御台所の居室で集まり、定例会議を行うことが決まりだ。
二代目ナレーション米花涼介　今日もいつも通り、将軍家光公の側室たちが豪華絢爛の衣装を身に纏い、ヒラヒラと上御鈴廊下を通って若御台様の居室　藤理葉の間に集まり、若御台鷹司藤理の身支度が終わるのを待っているのである。

二代目ナレーション米花涼介　側室たちはもちろん美しいお着物を身に纏っており、その上に赤や紫、色とりどりの女物の打掛を羽織っている。つまり男の娘の爆誕でございます。

早蕨　証「大変だああああああああああああ！！！上様の炊飯ジャーが攫われたあああ！！！！！！！！！！！！！」

二代目ナレーション米花涼介　江戸幕府三代目将軍　家光公は前回、Sumpf Castle（駿府城）で走屍総帥、アセチルコリンコリン仙人按察使局や甲駿（ハクション）大納言徳川忠長の最終秘奥義の愛染明尊雷靭拳で回復不能の大ダメージを受け、大量出血して倒れ込み、幻光虫となり、霧散したものの、常夏　荀の妙案で消えかけた上様の幻光虫を炊飯ジャーに入れ、保存食にしたのである。

若御台鷹司藤理「なんだと！！！かすかべ大奥美男探偵団の出動要請だあああ！上様を救出せよ！！！！！！」
醍醐虎　万光「なんだと！！上様の炊飯ジャーが攫われたと！？出動要請だあああ！上様を救出せよ！！！！！！」

空蝉　樹「はっ！」
常夏　荀（お夏の方）「はっ！」
早蕨　証（お振の方、お不利の方）「はっ！」
帚木　まさし（おまさ）「はっ！」
徳与寺　誠琴（琴）「はっ！」

ミカエル東藤局（はるふじのつぼね、御年寄）「若御台様！今回こそぜひわたくしを上様救出作戦に参加させてくださいませ！！！！！」
ガブリエル夏椿局（なつつばきのつぼね、中年寄）「そうだそうだ！僕も！」
ラファエル秋風局（あきかぜのつぼね、御中﨟）「俺も俺も！」
ウリエル冬月局（いてづきのつぼね、御右筆）「そうなんっす！おれも上様救出作戦に参加させてくださいませ！！！！！」

すると、一匹のロボット型ねこー右衛門佐局が現れ、果たし状を届けてきた。

果たし状

天下一碁道会開催のお知らせ

タコゲーム～囲碁五番勝負～
！！注意　この果たし状を受け取った方は否応なしにタコゲームに出場させられます　注意！！

場所：ネ申羅カンパニュラ御所
開催日時：寛永三年十一月七日
差出人：神懿太后

負ければ上様の炊飯ジャーの身の安全は保証できぬ
なお、暴力で上様の炊飯ジャーを奪い取る場合、超巨大抹香鯨に容赦なく食べられるぅ！！！

二代目ナレーション米花涼介　なんと幻光虫になった上様の炊飯ジャーをまるごと抹香炉（まこうろ）に投げ込めれば日ノ本ところか宇宙全体をも手に収める巨大なエネルギーをも手に入れるのだ。

PS：神懿太后のローマ字表記はGoi TA Igo、「碁囲ありがとう囲碁」という意味であり、英語のネット住民用語ではTAは「ありがとう！」という意味だそうです。

登場人物紹介（一部抜粋）

【醍醐虎　万光（テコンドー　まんこう）、詠光院（えいこういん）、お万の方＝醍醐虎汰朗】、千年以上の歴史を持つ京都醍醐虎(だいごと)寺の住職であったが、当代無双の容貌を持っているため、春日局にスカウトされた。大奥の次席であるが、大人の事情で首座に抜擢。三代目将軍徳川家光最愛の側室。なぜかテコンドーの必殺技を体得している。

【本桐　圭翔（ほんきり　けいと）、桂翔院（けいといん）、お翔又はお玉の方＝玉森裕太】、醍醐虎(だいごと)寺の和尚、住職であった醍醐虎　万光の下僕。ご両親は江戸という大都市で「本桐屋」という八百屋のチェーン店を経営している。強迫性障害になるくらいに強い執着で自分の金玉を入念にケアしたり、マッサージしたりしているから、御主人様の醍醐虎　万光（テコンドー　まんこう）からお玉と呼ばれている。お玉という名前は御主人様にのみ、使用が許される呼称で、御主人様以外からはお翔と呼ばれている。下僕なのできれいな金玉を持っているにもかかわらずずっと童貞のままだ。若御台の下僕である常夏　荀と激しく対立。また、仕事を中断して自分の金玉をモフモフしていることが多いため、御主人様の醍醐虎　万光にしばしばめちゃ怒られる。本桐の意味は本当の妻、上様の寵愛を受けているからこそ本妻、一方で、寵愛を受けていない正室が本妻であるとは言えないカオスな状態に陥っている意味である。

【空蝉　樹（うつせみ　いつき）、宝樹院、お蘭又はお檪の方（おらくのかた）＝町田啓太】、 御錠口（おじょうぐち）。森蘭丸に似ているからお蘭と呼ばれている。

【鷹司　藤理（たかつかさ　とうり）、本理院、従三位若御台＝横浜流星】、三代目将軍徳川家光の正室、関白の息子、大奥の首座であるが、将軍との不仲で失脚。大奥で唯一無二、官位を持っているお方。また、若御台は巷で話題となっている理系男であり、理科実験が大好きなため、時折江戸城大奥でボヤ騒ぎを起こしている。

【常夏　荀（とこなつ　じゅん）、順性院、お夏の方＝平野紫耀】、若御台の下僕、将軍が大奥で入浴する際に世話をする「御湯殿」であったが、徳川家光の手がつき、呉服之間（ごふくのま）に抜擢された。衣装の仕立てや裁縫が得意。なぜか孫子兵法に詳しい。

【早蕨　証（さわらび　あきら）、自証院、お振又はお不利の方＝レトルト】、御年寄（おとしより）、三代目将軍徳川家光の最初の側室、口癖はエビデンスや自重しろ。裁判ごっこが興味であるが、いつも敗訴の側だ。

【帚木　まさし（ははきぎ　まさし）、長勝院、おまさの方＝杉野遥亮）】、表使（おもてづかい）、口癖はお前さ、秋風局の手下。時折、徳川家光の最初の側室である早蕨　証の裁判ごっこに無理やり突き合わせているが、これまでに1度たりとも負けたことがない。

　なぜか魔法が使える。ハリー・ポッターさながらのホウキと魔封杖を常に持ち歩いている。

【徳与寺　誠琴（とくえじ　まこと）、誠心院（せいしんいん）、琴＝ポッキー】、口癖はお・も・て・な・し、どういうわけか精子に大変ご興味を持っていらっしゃるお方である。
徳与寺とは大御台のお江与の方が父の浅井長政のために江戸で建てた菩堤寺であり、その住職の息子が徳与寺　誠琴である。徳与寺　誠琴は大御台のスパイとして大奥に送られた。そのためか、大奥で唯一、無派閥のお方である。