見出し画像

京都府宇治市「響け!ユーフォニアム」舞台探訪ログ+α

2024年8月15日(木)
京都府宇治市に行ってきました。
『響け!ユーフォニアム』の舞台探訪と観光が目的です。

宇治川が流れる穏やかな風景がとても良く、外国人も含めて多くの観光客で賑わっていました。

私と同じくユーフォ目的で来ている人も大勢見かけました(舞台探訪MAPを持っていた)。

また、宇治市は源氏物語とその作者である紫式部のゆかりの地としての側面もあり、今年の大河ドラマ「光る君へ」とのコラボ展示やのぼり旗などがありました。

平等院鳳凰堂や重要文化財に指定されている神社などがあり、普通に観光するだけでも面白いと思います。

当記事では、当日の記録として、訪れた場所を記載していきます。

舞台探訪MAP(2024年版)
JR宇治駅前の観光案内所や宇治市観光センターなどで配布されている

■京都駅

早朝。夜行バスで京都駅へ到着。ここからさらに電車で宇治市へ行きます。

早朝の京都駅。建物の外観も中もとても綺麗な建築だった。
早い時間帯でも既に大勢の人がいた
中もとても綺麗
早朝のニデック京都タワー
京アニグッズストア
この時間だとまだ開店していない

■JR宇治駅

京都駅からJR宇治駅へ到着。
アニメでも何度か出てきていますね。
個人的には一年生の時の縣祭りで秀一と葉月が待ち合わせしていた場所であるというイメージが強いです。

壺のオブジェ。一年生の時の縣祭りで秀一と葉月が待ち合わせしていた場所です。
1期第8話

JR宇治駅に隣接する観光案内所には響け!ユーフォニアム関連の展示がありました。

アクスタと台紙
作画手法の展示
1期時点のパネル

■JR宇治駅から京阪宇治駅へ

JR宇治駅から京阪宇治駅へ向かいます。

道中では宇治川にかかる宇治橋を渡ります。

宇治橋

宇治橋の中腹まで行くと「三の間」と呼ばれる張り出した場所があります。
作中で何度も出てきたあの場所です。久美子たちが時折大事な話をしていた場所ですね。
ちなみに「三の間」は、宇治橋の守り神である橋姫を祀る場所だそうです。
※「橋姫」は源氏物語の『源氏物語』五十四帖の巻名のひとつ。第45帖にあたる。

宇治橋の中腹にある、あの場所(三の間という)
アニメ内の宇治橋

また、宇治橋は日本三古橋の一つに数えられるそうです。

宇治橋と宇治川
紫式部像

宇治橋を渡り切ると、これまた見覚えのある場所が。

後藤先輩と梨子先輩が縣祭りで待ち合わせしていた場所
麗奈と久美子の会話シーンなどで何度も出てきた場所
途中で見つけた落書き。
「I love UJI」
「Kitauji fight!」
と書かれています


■京阪宇治駅

そして京阪宇治駅へ。
駅内ではユーフォの等身大パネルなど、様々なコラボ展示が行われています。

京阪宇治駅外観
久美子、麗奈、真由の等身大パネル
各キャラクターの和装パネル
久美子と麗奈
奏と梨々花
みどりと葉月
真由とつばめ
美玲とさつき

京アニが作成した宇治市PRの広告も掲示されていました。

久美子と麗奈がハグするあの場所も

3期第11話

ちなみに京阪宇治駅は1996年に「グッドデザイン」に選定されたそうで、円形の吹き抜けなどがカッコ良いです。ただ、その吹き抜けが原因なのかは分かりませんが、外から鳥が入ってきていくつもの鳥の巣が出来ていました。それによって駅構内は一部鳥の糞だらけ。なので、実はアニメで描写されているほど綺麗ではなかったり。

■お茶と宇治のまち歴史公園

京阪宇治駅に隣接する「お茶と宇治のまち歴史公園」へ。
あの事件を追悼する碑はここにあります。
手を合わせて追悼してきました。

追悼
夢と情熱を人から人へ
大河ドラマ「光る君へ」の展示もやっていました
屋内にはユーフォのパネル展示も
原作者の武田綾乃先生のサイン


建物の外観

■京阪宇治駅前観光案内所

ここにもユーフォのパネルが。
ちなみに舞台探訪MAPはここで入手しました。
※舞台探訪MAPは他にも宇治市観光センターなどでも配布されています。

あがた神社

あがた通りを歩いてあがた神社へ向かいます。

あがた通り入口


縣神社入口の鳥居


縣神社
アニメの縣神社

■宇治市観光センター

縣神社から東の方へ進むと宇治市観光センターが。
ここでも舞台探訪MAPが配布されているほか、ユーフォ関連の展示が多めにされています。

宇治市観光センター外観
色紙

原画展示。添付写真以外にもたくさんの原画が展示されています。

パネル展示。1期のパネルから3期のパネルまで展示されていました。
1期のパネルはけっこう色褪せており、何年もずっと展示してくれているんだなという事が伝わってきます。

1期のパネル
アンコンのパネル
誓いのフィナーレのパネル
3期のパネル

交流ノート。宇治市観光センターを訪れた人が祈念に一言二言書いていきます。私も書きました。

交流ノート
私が書き残した内容
武田綾乃さんのサイン

■久美子ベンチ(井川用水機場前)

そしてとうとうあの久美子ベンチへ。作中では何度も登場する印象的な場所です。実際に座ってみたりもしました。久美子たちはこんな景色を観ていたんだなぁと。私以外にも多くの人が訪れて写真を撮ったり座ったりしていました。人気の場所です。

正面
斜め後ろから


アニメのベンチ①
アニメのベンチ②
アニメのベンチ③

ちなみにこの場所には他にも同じようなベンチが複数あり、最初来た時は「どれが久美子ベンチだ…?」と思いながら探していました。正解は井川用水機場に一番近い一番左側のベンチなので、行った際はお間違えの無いよう。

ベンチがいっぱいある

また、有名な話ですが、google mapで「久美子ベンチ」と検索するとちゃんと出てきます。

google mapに登録されている久美子ベンチ

久美子ベンチに隣接する「あじろぎの道」。ここの沿いに宇治市観光センターや久美子ベンチがあります。

あじろぎの道

■平等院鳳凰堂

ユーフォには出てこないのですが、宇治市の中でおそらく一番の観光スポットである平等院鳳凰堂にも行きました。10円硬貨に描かれているあの平等院鳳凰堂です。世界文化遺産に登録されていることもあり、おそらく通常の観光ではここがメインの観光スポットになるのではないでしょうか。

表門
平等院
10円硬貨と平等院
別角度
南門

ちなみに平等院の敷地内には鳳翔館という資料館があり、そこで平等院鳳凰堂に関する史料や国宝を観る事が出来ます(撮影NG)。

平等院の敷地マップ

平等院自体への入場料が700円、平等院鳳凰堂の内部まで観るためには更に志納金として300円が必要です。

パンフレットと平等院鳳凰堂内部拝観券

■橘橋、喜撰橋

橘橋と喜撰橋はあじろぎの道から橘島に架かる橋です。
※橘島は宇治川にある小島

橘橋はおそらくアニメに出てきていませんが、喜撰橋は『劇場版響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~』の冒頭で久美子と秀一が話していた場所ですね。

橘橋

橘橋

喜撰橋

喜撰橋
喜撰橋
喜撰橋
劇場版響け!ユーフォニアム~誓いのフィナーレ~

橘島

橘島
橘島

■朝霧橋

朝霧橋は橘島から宇治神社側の岸に架かる橋です。
アニメでは麗奈が久美子に「だったら、部長失格ね」と言った場所です。

朝霧橋
朝霧橋
朝霧橋(宇治神社側)

■宇治神社

原作で麗奈と久美子が大吉だいきち山に登る時に通る場所。
アニメだと別のシーンで出てきた場所です。
本殿には、菟道稚郎子うじのわきいらつこ像(第15代応神天皇の皇子)と伝える神像(国の重要文化財)が祀られています。

入口の鳥居
アニメのシーン
拝殿(桐原殿)
本殿(重要文化財)

■宇治上神社

ここも原作で麗奈と久美子が大吉山に登る時に通った場所ですね。
麗奈は宇治神社よりも宇治上神社の方が好きだそうです。
ユネスコの世界遺産に「古都京都の文化財」の構成資産の1つとして登録されています。

入口鳥居

■さわらびの道~大吉山遊歩道

こちらも大吉山を登る際に通る場所でアニメでも描かれていました。
さわらびの道はともかく、大吉山遊歩道は登るのに20分ほどかかりました。ちょうどその日の疲労が溜まってきているところだったので少しきつかったのですが無事に登り切りました。

「夜間の登山は危険です」
アニメでは思いっきり夜間のシーンでした💦
大吉山遊歩道は緩やかな坂ですが登っていると結構長く感じました。
麗奈はこんなところをヒールで歩いてたんだな…
1期第8話

■大吉山展望台

麗奈と久美子が何度も訪れた場所であり、1期第8話や伝説の3期12話のシーンなどがあった場所。鼻筋をスーっと指でなぞるシーンが印象的でした。
ちなみに私が訪れた際に、その場に居た中国人男子3人組が鼻筋をスーっと指でなぞるシーンを再現して写真を撮っていたのが面白かったです。

展望台
展望台からの景色
あのシーンが蘇る
1期第8話
3期第12話


■観流橋

回想シーンで滝先生と麗奈が会話をしているシーンの場所です。
その名前の通り、大きな音を立てて流れる水流がありました。

ここの水流の音が凄い
アニメのシーン

■ラストスパート

ここからはラストスパート。京阪宇治駅付近から離れた場所にある作中シーンの舞台探訪です。いずれも歩くのに時間が掛かるので大変でした。一日中歩き回った後で更に遠くに行くのはきつい。

宇治川河川敷

宇治川河川敷はアニメ2期第9話、あすか先輩が久美子の前で「響け!ユーフォニアム」を吹く場所です。京阪三室戸駅から歩いて7分ほど。

2期第9話
2期第9話
2期第9話

羽戸山緑地展望台

私の記憶にはないのですが、葉月とみどりが夕焼けの中で会話をするシーンで出てきます。おそらく北宇治高校の帰り道に寄った場所でしょうか。
宇治川河川敷から向かったので歩いて約25分ほどかかりました。

東隼上ひがしはやあがり児童公園

『特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~』の最後のシーンで北宇治カルテット4人組が会話をするシーンの場所です。羽戸山緑地展望台のすぐ近くです。

特別編 響け!ユーフォニアム~アンサンブルコンテスト~

許波多こはた神社

ここが一番遠かったです。東隼上り児童公園から歩いて30分ほど。作中では3期で一年生部員の義井沙里の実家として登場しました。
本殿などが重要文化財として指定されています。
また、かつて、競馬(くらべうま)の神事が行われていたと考えられ、「競馬発祥の神社」とされています。

すっかり夜です
3期第3話

京阪黄檗おうばく

許波多神社から戻り京阪黄檗おうばく駅へ。
ここは久美子たちが良く利用する駅ですね。等身大パネルもあります。

中書島ちゅうしょじま

ここはユーフォとは関係ないはずなのですが、なぜか等身大パネルがあるという事で行きました。黄檗駅から5駅ほど離れた場所にあり、やけに遠いです。

あすか先輩、夏紀先輩、優子先輩の等身大パネル

■番外編

オープン前のニンテンドーミュージアム

響け!ユーフォニアムとは関係ありませんが、オープン前のニンテンドーミュージアムが宇治市にあるので見に行きました。

綺麗です
綺麗
目の前にバス停も出来ています

ニデック京都タワー(行けなかった)

京都駅前にある高さ131mのタワーです。純粋に観光スポットであるだけでなく、期間限定でユーフォとのコラボを行っていました。

なので今回の旅行の締めとして行きたかったのですが、時間が無くて行けませんでした。最終入場時間が20:30だったのですが、それに間に合わず。
なのでせめて外から写真を撮りました。

ユーフォコラボをしている状態で観れるチャンスは少ない。なので、ニデック京都タワーに登れなかったことが唯一の心残りです。
京都へはニンテンドーミュージアムがオープンした際にもまた行くつもりなので、その時にでも登る事にします。

宇治抹茶ソフトクリーム

宇治といえば宇治抹茶。宇治抹茶ソフトは食べておきたいなと思っていたのでちゃんと食べました。ちなみに宇治抹茶ソフトを売っているお店はいたるところにあるので、散策しながらちょうど良いタイミングで食べる事をおすすめします。

私が行ったお店はちょっと形が悪かった
たまたまかもしれない



■後記

普段よほどの事が無い限り舞台探訪や聖地巡礼といったことはしないのですが、『響け!ユーフォニアム』に関しては行ってみようと思い行きました。

今回は舞台探訪MAPに載っている場所のほぼすべてに行ったのですが、中には本来の観光地ではない場所もあるので、そこは近隣の方々の迷惑にならないようにしないといけません。

あと、本来観光地ではない場所まで寄るとなると普通に観光するよりも時間が掛かります。京阪宇治駅周辺であれば一日あれば充分ですが、離れた場所にあるスポット(ラストスパートで紹介したスポット)などにまで寄っているとかなり遅い時間になってしまいます。

なので、いくら舞台や聖地になっている場所とはいえ、実際に周る際は優先順位を付けて行く場所と行かない場所を決めるべきでした。

そうしていればニデック京都タワーも寄れたかな~、なんて思ったり。

ニデック京都タワーに登れなかった事だけが心残りですが、ニンテンドーミュージアムがオープンした際にもまた京都へ行くつもりなので、その時に登る事にします。

と、反省点はここまでにして、今回宇治市へ行けて良かったです。
『響け!ユーフォニアム』の舞台を観光できただけでなく、平等院鳳凰堂などの観光地も観る事が出来たので。

今は原作小説を読んでいる途中なのですが、実際に宇治市を見て周った事で、作中の風景を思い起こしながら読む事が出来そうです。

そして、宇治市にはまた行きたいです。
『響け!ユーフォニアム』はアニメが終わってしまったので今後いつまで宇治市がユーフォコラボを続けるかは分かりませんが、なるべく続いてくれると嬉しい。


以上、ここまで読んでくださりありがとうございました。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?