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日々と世界を思う文章とか2016.1~

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日々の思いと発見を綴った文章とかです。
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2016年4月の記事一覧

泉のほうへ、ゆっくり歩くこと。

月の契約ギガ数を越えると、通信速度がえらく遅くなる。
どうやらそういうことで、ただいまスマホは低速運営中。

いつもより長いページの読み込みを待っているとき
「星の王子さま」の言葉を思い出していた。

のどの渇きがなくなる丸薬を売る商人に
「これを飲むと、一週間に53分の倹約になる」
と言われて王子さまは、こう答える。

<ぼくがもし、53分っていう時間、すきに使えるんだったら、
どこかの泉のほう

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正しさの功罪、チョコレートの効能。

安保法案が可決されるという日の前後、

「争う人は正しさを説く 
 正しさ故の争いを説く
 その正しさは気分がいいか 
 正しさの勝利が気分いいんじゃないのか」

と、歌うCMが流れていた。

気になってその歌を調べたら、
中島みゆきの「Nobody Is Right」という曲だと知った。
その歌はこうも言う。

「正しさと正しさとが相容れないのは一体何故なんだ」

戦争もテロも、正しさを正しさで

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うまくいかないことは、たくさんない。

「恋愛や結婚はコスパが悪いから、しない」
という見出しの記事を見かけることがある。

最近の若者の風潮を捉えたふうの記事だろうけど、
本当にそういう若者が増えているんだろうか、と甚だ疑問に思う。

思えば自分の若いときだって、
「草食系男子」だとかいう風潮があったけど、
自分と自分のまわりでそんなことを感じたりはしなかった。

どっちがずれてたのかわからないが、
おそらくどんな時代も一括りにはでき

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大人になってから見る、きらきらとしたもの。

けっこう前の話になるけれど、
女子高生である人気女優の発言が炎上したことがあった。

撮影現場の照明さんに
「なんで照明の仕事をやろうと思ったんだろう」
というような発言だった、と思う。

「上から目線」のような感じが気にくわなかったのか
ネット上で炎上したようなのだけど、
ぼくはなんとなくその「なんで?」っていうのはわかる感じがした。

大人の自分としてではなく、
子どものときの気持ちになれば、

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