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頑張っても報われないのは、才能がないからではなく努力の仕方を間違えているから。

と、今年から新しい方法でダイエットに挑戦してみて思いました。

高校生→社会人で10kgくらい太ってしまい、毎年のようにダイエットしようと思うも挫折。さすがにこれは意志や体質ではなく努力の仕方が間違っていると判断し、年始に20万円を握りしめてパーソナルジムに通い始めた。

最初のレッスンは筋トレではなく、1日の摂取カロリー計算と食事管理について。

<摂取カロリー計算>
・7200kcal消費すると体重−1kg(全人類共通)
・2ヶ月で6kg痩せたいなら「7200kcal×6ヶ月=43200kcal」を2ヶ月(60日)で消費したいので「43200÷60=720kcal」が1日に必要な消費カロリー
・僕の場合、基礎代謝(勝手に消費されるカロリー)は2314kcal
・つまり1日の摂取カロリーを「2314-720=約1600kcal」に抑えれば2ヶ月で6kg痩せる

<食事管理>
・糖質制限で成功しているボディビルダーは世界に存在しない
・なのでやるべきは脂質制限
・理想的なタンパク質:脂質:糖質の割合は4:2:4
・タンパク質1g=4kcal、脂質1g=9kcal、糖質1g=4kcal
・1日の摂取カロリー(1600kcal)を配分すると、タンパク質:脂質:糖質=160g:35g:160g

ざっくり書くとこういう計算になるので、あとは1日5食の中でタンパク質160g、脂質35g、糖質160gを摂取するだけ。

実際にやってみるとわかるけれど、1日タンパク質160gを摂取するのはめちゃくちゃ大変。とにかくササミと魚(主に鮭かサバ缶)をたくさん食べる。なので食事は「我慢する」のではなく「食習慣を変える」に近い。ダイエットの正体は、運動改善ではなく食習慣改善だったのだ。(とはいえ身体を引き締めたいので週2回は筋トレする)

今日でちょうど2週間が経ち、体重を測ったら-1.5kgだった。2ヶ月で-6kg目標ということは1ヶ月で-3kg目標なので、あまりにも正確な数値で驚いた。

この調子で続けばいいけれど、習慣の形状記憶力ほどやっかいなものはない。2ヶ月後に目標を達成できているかは、新しい食習慣が根付くかが鍵になる。努力の仕方が正しいと証明できているので、あとは自分次第。

そんなことを思いながら、この経験は他のことにも当てはまるなあとつくづく感じる。人は何か目標を持って取り組むとき、つい感覚や知っているやり方、あるいはタダで手に入る情報を頼りに頑張りはじめる。

けれど簡単には達成できないから目標なのであって、やみくもに頑張りはじめる前に、「頑張り方」に関してしっかりと学んで仮説を立ててから実行すべきだ。たとえ失敗しても、その理由が「頑張れなかったから」という精神論ではなく「頑張り方を間違えていたから」という合理的な判断ができる。失敗は必要な授業料として受け止め、新しい頑張り方をまた探せばいい。その際、お金をケチると痛い目に遭う。

お金を払うという行為には、より正確で深い学びを得るためには必要な投資という観点と、かけた費用を絶対に無駄にしないという真剣さが手に入るという観点がある。経験上、時間をかけて調べたことや信頼できる友達の紹介であれば、お金を払って得た経験の方が学びが多い。

頑張っても報われないのは、才能がないからではなく、努力の仕方を間違えているから。あらためて肝に銘じたい今日この頃です。

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