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セールスフォース事件をめぐる調査報道、リンクトインで外資・国内IT勤務者、取締役、人事関係者に読まれています

先日のnote「問題の是正に動くように働きかける」と同様の内容を、リンクトインでも投稿しました。

その閲覧状況です。

問題の是正に動くよう働きかける

今日までに閲覧数は1346件、リアクション38件、コメント6件。閲覧者の内訳を見ると、当該企業含む外資系や大手IT企業の勤務者、取締役、人事関係者の閲覧が目立っています。

・リンクトインは個人が力を持てるSNS。法人・スポンサーの意向に動かない
・マーケット規模はツイッターには及ばないものの、HR・人材業界・ITベンチャーではだいぶ盛り上がってきている
・アットホームな職場とうたいながら…な採用広告があふれる怪しい現状。それを打ち破れそう
・匿名アカウントが少なく相手の顔が見える
・炎上リスクが低い
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私はまさにこれらの条件に着目し、グローバル・外資系企業、ITベンチャー、HR・人材業界にインパクトを与えていくジャーナリズムを展開することにしました。「その働きがいのある成長企業、本当にフレキシブルで働きやすい?定着できる職場環境なのか?」

投稿の閲覧状況をみると、当該企業関係者にもリーチしています。「なんだなんだ」と見ると、最近発信力を付けてきたという個人により、企業側に問題の是正を求める熱弁が行われており、人が集まっていて歓声や活気のある会話が起きている光景があった、ということになります。

ステークホルダー資本主義のグローバルなリーディングカンパニーに対し、「障害者雇用」に加えて、今日のトレンドである「SDGsのためのESG経営」「ビジネスと人権」「人的資本開示」に抜本的な解決策を示すように働きかける、ということ。その方向性で、当該企業が2020年に法律で義務付けられた障害者の雇用状況報告を適切に行っておらず(罰則規定あり)、障害者雇用率未達で企業名公表による信用低下リスクを抱え、そうしたなかで発達障害の元社員への差別訴訟が起きており、障害者団体が傍聴を呼びかけるなど裁判支援に乗り出していることを伝えました。5月末には障害者雇用率を達成していたことがわかりましたが。

当該企業で障害者採用では2020年・2021年の2年間で少なくとも3人の半年~2年での短期離職者が出ています(うち原告含む2人は本人の意に沿わない契約満了)。この3人は入社前に就労移行支援事業所に通って就労準備をしており、入社後は通っていた事業所から定着支援を利用していましたが…。彼らに話を聞いていくと「私も(原告同様に)合理的配慮が守られなかった」「1日待機状態だった」「途中交代した上司には障害理解が全くなかった」という声もありました。これらは障害者の雇用で以前から言われてきた問題です。

首都圏以外でリモートで働ける障害者の求人が圧倒的に少ない背景があれば、定着をめぐって深刻な問題が表面化していてもなお、地方在住のリモートワーク希望者が当該企業を選ぶこともありえるのでは。

今後、求職者、特に障害当事者・障害を持つ求職者が知りたいことは、訴訟に発展した問題が起きた背景・原因です。

なぜそれが「ハラスメントではない」のか?
合理的配慮は特別扱いなのか?
コロナ拡大で全社員が在宅勤務に切り替えられるなか、復職に向けた通勤訓練の必要性はあったのか?

社名公表リスクが迫るなか社内の理解が不十分なまま採用が行われていたのではないか。なぜ平等のコアバリューに全くそぐわない言動(「障害者の面倒は私の仕事じゃない」など)をする上司がいて、なぜ止めることができなかったのか。組織としての処分に踏み込むことにならなかった事情も何かあったはず、それは何だったのか。他にも同じような被害を受けている人がいる環境なのか。

さらに、客観的証拠が不足するなどして企業側が最後まで社会的責任を認めなかった末に、企業側の認識を追認する判決となった場合、それがどのような影響を持って伝わっていくのか。そういうところにも向き合っていかなければと思います。

これを「対岸の火事ではない」として、関心が高まる方向に向かうことを。


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