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職人を主役に

職人という言葉を聞くと、どう想像するでしょうか?
個人的には、「ひたむき、こつこつ、頑固、技術力、手仕事」など、決して華やかなイメージではなく、表舞台には上がってこない縁の下の力持ち的な存在であり、年齢的には年配者というイメージが強いかと思える。
一方、yuhakuの職人はというと、平均年齢約30歳のファッションやアートが好きな感性の高い者揃い。
芸大、美大、美術専門学校、ファッション専門学校の出身や元漫画家など、中にはIT系やカメラマン助手からの転身をした者もいるが、皆ものづくりを愛するクリエイター志望の職人です。

名称未設定のデザイン

職人として技術を磨くためには、日々素材と会話をしながら、数もこなすことが必須であるが、週一で研究の時間を設け個人としての技術を磨いたり、応用力の強化として、楽しみながら行えるお題を与えた新しい色の研究開発を行っています。
人それぞれ感じ方は異なりますが、ものづくりの楽しさは、自ら生み出すことにあると自分自身は感じています。
それはものづくりだけでなく、他のビジネスにおいても、言われたことだけをこなすのではなく、自ら考え、構築することにやりがいと人間としての意義を感じるものではないでしょうか。

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今後世の中は、単純作業をAIに奪われていくのが目に見えています。
人間としての意義を持たないものは存在価値をも問われる社会がすぐそこまで来ています。
そう考えると、人は学び成長していくことが必須です。
自分の価値を高め、自ら発信することの必要性も。
yuhakuの職人たちも、ゆくゆくは独立や他の企業への転職なども無いとは言えませんが、どこに行っても通用する人間づくりをyuhakuでは重視しています。

話はもどり、研究の時間により生まれた個々の個性が見える色を世に出さないのはもったいない、その色を元に何か出来ないかとyuhakuで立案したのが、染色職人とお客様を結ぶ色のプロジェクト 『ARTOCU - アルトカ -』です。
量産することの出来ない色ですが、そのまま埋もれさせたくない、この色に共感してくれる方に届けたい。

「Artisan to Customer」と「Art to Customer」
この2つの言葉から生まれた造語
「ARTOCU-アルトカ-」です。

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しかし、このARTOCUを運営する理由は、それだけではありません、いえ、真の理由があります。
それは、自らの価値を高めるためのプラットフォームとして考えました。


ARTOCUでの学び
1)生み出す色への計画には、市場調査、商品企画、価格設定が必要となる。
2)色に対する想いをメッセージにし届ける自己アピールをし、お客様とのコミュニケーションを取る。(セルフブランディング&営業)
3)お客様からの意見を次に反映させ、新たな色を構築。または、反響がなければ、なぜダメだったのかを分析し改善する。
4)販売に繋がれば、色の開発から販売までの分析を行い、次の色を計画する。


そうです。この企画には、マーケティングの全てが詰まっているのです。
ちなみに、このARTOCUでは、あえて就業時間外、なおかつ任意での参加としました。
事業主の感覚で、一から学んでもらいたいからです。
以前のブログでも書きましたが、スキルが足りず時間がかかったことを言い訳に、対価に見合わない金額を請求するのはNGとしているため、自ずとスキルアップを目指すようになると考えます。
また、それに見合った報酬を受取ることで、苦労と喜びを得られると考えます。
いや、苦労があるからこその喜びでしょう。
学びが必要な時代、この活動を行うことで社会が必要とする人材を創造出来るのです。

その、スタートアップに拍車をかけるため、今回はじめてMakuakeでのクラウドファンディングを実施します。
興味を持っていただいた方、応援したいと思えた際には、是非下記URLよりご協力よろしくお願いします。
https://www.makuake.com/project/artocu/


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