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英語の授業で英語だけするなんて古いんですよ

その時、授業では生徒たちはお面づくりの真っ最中でした。高校の英語の授業でなんでお面作ってるの?!見学者は面食らったに違いありません。けれど、見学者を案内してきた乾武司先生は一言。

いまどきね、英語の授業で英語だけするなんて古いんですよ

その学校の文化は、年長者が年少者に対してどう関わっているかを見ればすぐにわかります。その先生は、授業で何が起こっているか聞かされていなかったし、分からなかった。にもかかわらず、口をついてでてきた言葉がそれだったワケです。(ちなみに写真はイメージです)

10回連続授業でペルソナを追求し続ける

実はこの授業、10時間続いていました。私の英語の授業ではほとんどテキストを使いません。生徒が持っていたのはQ: Skills for Successくらいで、あとはその時々の生教材。この時も一連のプロジェクトだったのです。

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・特徴を表す形容詞100のリストを手分けして調べ、自分について、友人について対話を通して5つに絞り込む


・自分について言語化したものをワードクラウドで視覚化する(今ならMentimeterが便利!)


・大好きなオブジェクトを二つの異なる背景で写真に撮り、比較対照する
・自分についてのホームページを制作し、公開する
・全てを最終的に白いお面に装飾をしてオリジナルのお面を作る(文化祭もこれにちなんで「お面釣り」笑)

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Who am I? を追求し続けること

英語の授業は英語を学ぶところ?英語のために英語を学ぶって変ですね。英語を通して表現方法を学んだり、思考を深めたり、物の見方を身につけることを大切にしています。だから、授業は必然的に、「自分とは誰か?」に向かっていきます。

その過程で、英単語を覚えることも、新たな構文を使えるようになることも、全て自己表現という目的に向かっていきます。

その後、どうなった?

また別の時は生徒がロケに行ってしまって教室に3人しかいない、なんてこともありました。その度に、「いまどきね、英語の授業で英語だけするなんて古いんですよ。」が繰り出されたのでした。

でもそれは5年も前のこと。現在乾先生はICT推進部長から、カリキュラムマネジメントに部署全体をシフト。各教科の核に、Creativityや高次思考を置いた授業の開発に力を入れています。

さいごに

いろんな学校の先生に話を聞いていると、新しいことを始めた矢先に管理職からブレーキがかかると言います。「で、そんなことしてどういう意味があるの?」とか、「あなたがそういうやり方したら来年の先生が困るんですけど。」なんて言われると、特に若い時って怯んでしまいがちです。私の先輩方も、やり方を全て理解されていたわけではないのですが、この言葉に救われたから自信を持って新しい取り組みができたのです。

周りの先生が新しい取り組みをしていたら、この言葉を思い出してください。

いまどきね、●●の授業で●●だけするなんて古いんですよw



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