Chat-GPTをフル活用して卒論を書いた
僕は2024年の2月27日に無事に卒業判定が出たのですが、僕は文学部に所属していたので、もちろん卒論を提出したうえでの卒業になります。そこで、今回はどのようにして卒論を書き上げたのかを書いていきます。
今の世間の声をあまり知りませんが、Chat-GPTをフルに使うので賛否別れるかも知れません。自分が否の方になりそうだなと思った方は、読まないようにお願いいたします。
ちなみに僕が普段ゼミでどのようなことを学んでいるのかはこちらの投稿に書いているのでぜひご覧ください。
前提
僕は英語英米文学科のイギリス文化を学ぶゼミに所属しています。そのため卒論は全て英語です。また口述諮問という卒論を基にした面接も全部英語です。そういう奴の卒論の書き方なんだなと思って読んで欲しいです。
注意事項
基本的なことですが、卒論にはこのような注意事項があります。
これができていないとそもそも評価されず、単位が貰えません。しかし、逆に言うとこれができていれば、中身がそこまで優れていない論文でも、単位は貰えて卒業できるはずです。
僕はその程度に考えて、出来るだけ楽な方法を用いて卒論に取り組むようにしました。ただおそらく多くの大学生も似たような方法を用いているはずだと信じています。そうでない人はごめんなさい。
進め方
僕はChat-GPTを①相談②情報収集③添削④英訳という4つの方法で使いました。この4つに加えて、先生や他の手段などを用いた卒論の進め方を書いていきます。あくまで自分なりです。
ただその前にそもそも卒論で何を取り扱うかを決めなければならないので、そのテーマの決め方を書いていきます。
テーマ決め
テーマは自分の興味がある分野+資料が豊富にあるかどうかで決めるのが鉄則です。興味がなければしんどいし、資料がなければ論文として成り立たないので、どちらが欠けていても進めにくいです。
だから自分の興味がある分野を先生に伝えて、どのようなテーマが進めやすいのか意見を貰うのが良いと思います。ただもちろんこの段階でChat-GPTを用いることもできます。
Chat-GPTで「自分は卒論で~というテーマを扱います」と伝えると「良いですね!その場合は~」みたいな感じで意見が貰えたりします。例えばこんな感じです。
案を貰えるのは凄くありがたいですが、Chat-GPTだと否定されることがあまりないので、自分のアイデアを広げたいときに使うのがお勧めです。まだ自分のテーマが決まり切っていない時に使うと迷う可能性があります。
こういった意見を基に目次をある程度決めて、いつまでに卒論をどれくらい進めるかを考えていきます。僕の場合はゼミでこんな感じに期限が決まっていました。
①相談
これは卒論を進めていく中で基本的にいつでも行うべきだと思いますが、本文を書き始める前は特に重要になってきます。頭の中にぼんやりあるけど、うまく言語化できない時はとりあえずChat-GPTに送りましょう。
そんな感じでブレストとして使えると思います。1人で考えるのは限界があるので、自分の意見をとにかくぶつけてみて、返ってきたものからアイデアを広げてみるのがお勧めです。
ただ先ほども書きましたが、あまり否定されることがないので、わざとマイナスな意見を貰いに行ったり、全てを当てにしないという姿勢を持つことが重要です。
②情報収集
色々な情報収集の方法があると思いますが、Chat-GPTだと普通の検索エンジンでは辿り着けないような情報に行きつくことがあるのでお勧めです。
そして「その情報が書いてある本はある?」と聞いたりすると、卒論に使えそうな情報源も手に入ります。ただマニアックな本すぎて、学校の図書館には置いていない事があるので注意が必要です。
あとはそもそも「この情報を得るにはどうすればいい?」と情報収集の方法自体を聞いてみるのも良いと思います。しかし、似たような方法しか表示されないという課題もあります。
また本だけでなく学術論文を用いたい際はGoogle Schoolarがお勧めです。イギリスの論文を用いたいときだとGOV.UKも使えると思います。
③添削
ここからは実際に文章を書いていくのですが、僕はまず日本語で書いて、それをChat-GPTで添削してから、英訳するという流れで進めていました。ここではまず添削について書いていきます。
僕はとりあえず思いついた文章をChat-GPTに送って、卒論に使えそうな形式的な表現に添削して貰っていました。これによって、文章を整える時間が削減できます。Chat-GPTに送る文章の下にこの一節を加えていました。
ただこの文章が必ずしも正しくない時があるので、何ターンもやり取りをして自分が納得がいく文章になるまで仕上げていきます。
僕はゼミの先生がネイティブなので、日本語の文章は添削して貰えないため、このような方法を用いていましたが、先生に添削して貰うのも本当に大切だと思います。
Chat-GPTだと容量的に少しずつしか送れませんが、先生は全体を見て添削してくれるので、細かい表現の添削だけでなく、卒論の方向性がズレた時も教えてくれます。
だから、先生にこまめに提出して添削をして貰うのは本当に大事です。自分だけでコツコツ進めていると、もし間違った方向に進んでいても気づけないことがあります。
④英訳
先程添削した日本語の文章を英語に翻訳していきます。これも文章をChat-GPTに送るのですが、その時は文章の下にこの一節を加えておきます。
ただこの一節を加えていても、難解な単語や表現を使われることがあります。その時は「○○と○○を簡単な単語に変更してください」と送って修正したりします。提案された文章をそのまま使わないことが大切です。
おわりに
Chat-GPTなどを用いる時は提案された意見を全て鵜吞みにしてしまわないように、自分の芯をしっかり持ったうえで、書き進めて行くことが大切だと思っています。
本日も読んでくださりありがとうございました!
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