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ギター講師として初めての生徒さん

4月下旬から、ついにギター教室のギター講師としてスタート。
そして2日前、初めて無料体験レッスンで生徒さんが来てくれた。
その出来事や自分が感じたことについて書いてみる。

予約が入ってからレッスンが始まるまで

レッスンの予約が入ると自動的にメールが送られてくるようになっている。
その予約メールが初めて届いた。
その時は嬉しさと、不安や緊張のドキドキが半々。
ついにギター講師としてレッスンが始まるのかと実感した瞬間でもあった。

予約が入って早速アクシデント。
予約が入っても確定ではなく、自分からメールを送って予約完了になる。
また、より詳しい情報を伝えるためにもメールを送る。
しかし、登録されているメールアドレスが間違っていて送れなかった。
さらに、電話番号も登録されているが固定電話。
電話を2度かけても留守電。
電話をすること自体も不安なのだが、何も連絡が取れず余計に不安になる。
そんな中、レッスン当日を迎える。

レッスン希望日は予約が入った日の翌日だったから、あまり色々考える時間はなかった。
とりあえず、体験レッスンの流れや申し込みする場合の契約内容、手続き方法を確認していく。
レッスン当日、どのような生徒さんなのか、どのように教えるかイメージして、いろいろなパターンを想定していく。

レッスン開始

時間通りに生徒さんから到着したとの連絡がきて一安心。
心の準備ができたところでレッスンスタート。

お互い緊張しながら雑談をしていく。
ありふれた質問や音楽について聞いていく。
ギターを触ったことはなく、ギターを所有してもいないとのこと。
ずっと続けられる趣味を見つけたくてギターに興味を持ったらしい。
好きなアーティストを聞いたら『布袋寅泰』と言われて、より安心したし緊張が和らいだ。
全く知らないアーティストを言われたら、どう会話を続けようか悩んでいたことだろう。

雑談10分程度してギターレッスンに入っていく。
ギターの構え方から始まり、ピックについて、弦やフレットについて教えていく。
弦について説明するところで、実際に1弦ずつ順番に弾いてもらう。
初めてギターを鳴らすからか、6弦から1弦まで弾いて音が鳴るたびに「お~!!」と良い反応をする。
生徒さんは年齢的には大人だが、小さな子供が新しい何かを発見したときの目をキラキラ輝かせながら新鮮で感激しているような反応だった。
自分も初めてギターを鳴らした時はそんな感情だったなと、生徒さんを見て思い出した。

次はTAB譜やコード譜、コードについて教えていく。
時間の関係上、コードは「Em」と「G」の2つを教えた。
最初に「Em」を教えたが、これはすぐにマスターした。
右手の動き(ストローク)も同時にリズミカルに鳴らしていく。
とても楽しそうに弾いていて、その姿を見てこっちまで嬉しくなって教えるモチベーションが上がっていく。
Gコードを教えると、これはスムーズに弾けず、少し悔しがっていた。
その悔しさがもっと上手くなりたいという原動力になる、と思いながらゆっくり丁寧にコツを教えていく。
そうするとだんだんきれいに音が鳴るようになり、最終的にはGコードを弾けるようになった。

1つ1つ出来るようになっていく達成感が気持ち良いんだよなと思いながら教えていった。
記事を書いているこの今、ギターを弾き続けている理由は「達成感を味わいたいから(達成感依存)」なのかもしれないと気づいた。

ここで教えることは終了。
最後にレッスンコースや料金などのご案内説明をする。
ここはどうしても堅苦しい感じになってしまう。
さっきまでの楽しさMAXテンションMAXだったのが、一気に冷静な対応になっていく。
説明も終わり、ちょうど1時間が経った。

レッスン終了

結果的には、その場では入会の契約をしてもらえなかった。
説明するときも、もっと明るく堂々と話せばよかったなと反省。
ギター教室の運営側の人から「ギターを持っていない人はなかなかその場で入会しないから全然大丈夫!」と言われ、自信を無くさずに済んだ。
総合的に考えたら良い方かなと思う。
ギターの楽しさは伝えられたはず!
最初にしては合格点だろうと自分を慰める(笑)
最後、生徒さんが笑顔で帰っていったから、それだけでも良かったと思う。
振り返って、反省して、改善して、次に活かす。
その繰り返しだ。

教え方・生徒さんとの関わり方

ここからはレッスンとは関係なくなるが、自分が感じたこと思ったことを書く。

ギター講師の仕事は、ギターについて教えること
ギター講師としての目的は、生徒さんがギターを挫折せずに出来るだけ長く弾き続けてもらうこと

自分はそう思っている。
だから、仕事を優先しすぎてしまうと目的を達成できなくなる。
逆に、仕事をしない方がギター講師としてうまくいくのではないか。

一番大切なことは、生徒さん(相手)に寄り添うこと

生徒さん(相手)が何を考え、何を感じ、どうしたいか、どうしてほしいかを、
生徒さんの視点になって、生徒さんのことを理解する。
そうすることで、自然とそれぞれの生徒さんにベストな教え方が見つかるはず。
とは言いつつ、理解することは並大抵のことではない。
一生かかっても出来るかどうか分からないレベルだと思う。
しかし、全力で理解することに努める姿勢がとても重要ではないだろうか。

生徒さんのことを理解することは、同時に生徒さんの良い部分と未熟な部分が見えてくる。
それぞれの部分をどういうバランスで伝えていくか、どのようにアプローチしていくか、
そこが講師の腕の見せ所ではないだろうか。

多くの場合は、小手先のテクニックだけを使って何とかしようとする。
会社の上司や学校の先生、親などもそういう人が多いのではないだろうか。
正直、私の周りにいる98%の人は該当すると感じている。
簡単に言うと、表面上の付き合い。
仲良く見えても、実際は心の奥までは打ち明けていない。
(※相手と打ち解けられない、どうしても壁を作ってしまうという問題はある。事実、私もその1人だ。しかし、今はその問題は置いておくことにする。)
見せ方のテクニック、喋りのテクニックなどを使って指導したり信頼関係を築いたりしようとする。
しかし、それではいつまで経ってもそこそこの信頼関係しか築けないだろう。
そんなテクニックを使ったところで、相手には響かない、伝わらない、信頼しない。

ではどうしたらよいのか。

現時点の私の答えは、

  • 自分から心を開き、相手に伝える

  • 全力で相手のことを理解することに努める

  • 感謝

そうする中で、恐怖や不安が出てきたり、自信喪失したり、逃げ出したくなったりする時もあるだろう。
だけど、勇気を出して立ち向かわなければならない。
そうしなければ、最上級の信頼関係は築けないと思う。

ありのままの自分でいることも、とても重要だと思う。
偽りの自分でいると、周りから見たら噓をついている人にしか見えない。
その時点で、そんな人に心を開こうとは思わなくなってしまう。

そうならないために、ありのままの自分で生きていこうと思う。

最後

最近、『7つの習慣』(スティーブン・R・コヴィー著)という本を読んでいるからか、ほとんどが本の内容になってしまったかもしれない。
だが、それほど影響を受けている本であることは間違いない。
読み終えたら、感想などを記事にしてみようと思う。

まとまりのない記事になってしまったが、吐き出したいことがどんどん出てきたから勢いで書いてみた。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

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