先入観は、もう刷り込まれていた
「お父さんは男の子だから、青が好きだよね?」
とは、娘が4歳の時のセリフである。私はこの発言に違和感を覚えた。何故なら「男=青が好き」なんて教えた覚えがなかったからである。一体どこでそんなことを覚えたのやら…( ;´Д`)
☆決めつけを押し付けない☆
これからは多様性の時代だ。性別や性的志向を含め、人種や肌の色などで異なることを、今よりもっと寛容に受け入れる社会がやってくる。特に今の娘たちの年代が大人になる頃には、それが当たり前になっているかもしれない。だからこそ私は、「女の子だから赤(ピンク)が可愛い」というような性別のよる決めつけを教えないように、できる限り気をつけている。
☆今の中高生の感覚☆
少し前の話になるが、私が勤めている学習塾の中学2年生(男子1名・女子2名)の仲良しグループが、あるアニメの話をして盛り上がっていた。確か「ラブライブ!」だった(気がするf^_^;)。
それを見て私自身は結構衝撃を受けた。まぁアイドルやアニメ好きがこれだけ市民権を得ているのだから、当然と言えば当然なのかもしれない。だが女の子が歌って踊るアニメを、男子中学生が嬉々として語っているのが私自身が中学生の時には想像できなかったからだ。また、そういうキャラクターのキーホルダーを、堂々と筆箱につけていたりする子も多い。意外にも、学校の中で目立つタイプの子も、そうでない子も分け隔てなくそういうものをつけている。
好きなものは、好き。今の子どもたちには私たちよりももっと、こういう感覚があるのかもしれない。
☆世の中の当たり前を疑うことの難しさ☆
表題の写真はよく見るトイレの表示(ピクトグラム)だが、そもそも何故、
女性=赤
男性=青 なのか。
世界中を飛び回ったことがないので詳しくはわからないが(どなたか教えてください)、トイレの表示でこの「色分け」を行っているのは日本だけ、と聞いたこともある。
だが、こういうものが世の中にはたくさんあるので、子どもとしても自然に性別と色の構図が出来上がってしまうのだろう。また私を含めて、大人たちも無意識のうちに性別による先入観で物事を判断し、それを押し付けている部分もあると思う。私自身も、絶対そうだ。
☆誰でも「好き」を自由に選べる時代に☆
娘も来年になればランドセルを買うのだが、最近はランドセルの色もたくさんある。女の子は赤、男の子は黒、という時代はとうに終焉を迎えている。ちなみに私の姪っ子(娘の従兄弟)は一つ上の学年なのでもうランドセルを買ったらしいが、やはり“紫“を選んだそうだ。自由な発想でいいなぁ。
ウチの娘は何色を選ぶかなぁ?と今から楽しみにしているのだが、仮に「緑」とか「水色」「茶色」を選んだとしても、私は肯定してあげたい(周りがどういうかわからないが。。。)「男だから黒じゃなきゃいけない、女だから赤じゃなきゃいけないってことは無いんだよ。誰でも、自分の好きな色を選んだ方が嬉しいし、楽しく学校に行けるよね?」と、事前に言い含めておきたいものだ。