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子どもと料理をすると算数に強くなる?算数と料理の身近な関係

いきなりですが、問題です。

「あなたはお子さんの哺乳瓶を消毒したいですが、除菌液を切らしてしまいました。ネットで調べたら『1000mlの水に対して1%の次亜塩素酸ナトリウムを12.5ml入れなさい』と書いてあります。次亜塩素酸ナトリウムは家庭用の塩素系台所用漂白剤で代用できます。漂白剤は濃度6%でした。
では、水2000mlに対してこの漂白剤を何ml入れればいいでしょうか?小数第1位まで求めなさい。」


チッチッチッチッチッチッチッチッチッチっ……………………


チーン!(`・∀・´)


できましたか?

できましたね?

正解は、4.2mlでした。

正解、おめでとうございます!!!(о´∀`о)

これ、小学生の算数の知識だけで解けてしまいます。

実は身近な生活の中にひそむ題材で、算数を得意にできる可能性があります♪

ぜひ、最後までご覧ください。

この記事は…

・現在子育て中の方
・プレママ、プレパパ
・教育関係の方

に役立つ記事です。

☆料理をすると、算数の勉強になる☆

お子さんをお持ちの方であれば、ほぼ毎日、自宅で料理をなさっていますよね。

その料理、今日からお子さんと一緒にやりましょう。

料理には、算数を得意にする秘訣がたくさん詰まっていますよ。

☆数的感覚+計算力が身につく☆

1.比の計算がある

めんつゆ、お家にありますね?

麺のつけつゆ    本品1:水2
麺のかけつゆ    本品1:水5
煮物        本品1:水4
煮魚        本品1:水2

こういった表示がかならずあるはずです。

比の計算は小学校5年生で出てきますが、比の感覚をつかむのに苦労する子は

少なくありません。

比→比例→関数 へと繋がっていく大事な単元なんですけどねf^_^;

3:4という数字が、「感覚として」つかめているとイメージは相当しやすいはずです。

2.体積や分量の感覚が身につく

「小麦粉100gはどのくらい重い?f^_^;」
「ジュース250mlって大体どれくらいの分量?」
「大きなペットボトルの水の重さってどのくらい?」

といったことが実感としてわからない子どもが多いと言います。

今と昔を比べて多いのか、少ないのかは定かではありませんが、

分量を「実感として」イメージできているのと、そうでないのとでは

理解の度合いに大きな差が生まれます。

結構、単純なことなんですけどねf^_^;

実生活と算数を上手く結びつけられれば、興味も湧いてきますよ☆

3.適切な量を計算する

レシピの分量は、おおよそ2人前〜4人前くらいの量で書いてあります。

しかし、実際に作る量といつも一致しているわけではありません。

レシピには2人前の分量しか書いていなかった料理を、

5人前作らないといけない時に、

「さぁ、お肉は何g必要かな?」
「酒・しょうゆ・みりんはそれぞれどのくらい入れたらいい?」など

お話ししながら料理できると、パッと計算するクセがついてきます。

しかも紙に書いているヒマがありませんので、暗算の練習にもなりますねε-(´∀`; )

料理で材料などを計測すると、体積や重さが感覚で理解できるようになります。
こうした感覚が身につくと、算数や理科の勉強で非現実的な数字に出くわしたときにも「あれ、これはおかしいぞ。計算がどこかで間違っているのかも」という直感が働くようにもなるようです。
『子育てベスト100』(加藤紀子)より抜粋

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☆算数をわかりやすく理解してもらうには?☆

小学生に算数の授業をするときに私たちが最も苦労することの1つは、

「いかに身近なものでイメージさせられるか?」という点です。

全国にいる算数教師は、ここを強く意識して授業を組み立てています。

中学生と違って机上の数字だけを追うことが難しいので、

すぐに想像できるものに置き換えることで、理解を深めるわけです。

料理はその題材としてよく出てきますが、

いかんせん!

教室にはしょうゆもみりんも、おたま も はかり もありません。゚(゚´Д`゚)゚。

目の前の体験こそ、最も子どもの印象に残るものです。

料理は、算数を感覚で押さえる“絶好の機会“だと断言できますよ♪

☆料理をしていればいいの?☆

「料理をしているだけで、本当に算数ができるようになるの??( ̄^ ̄)」

残念ながら、そう簡単にはいきません(´;Д;`)

ですが、上述した通り料理をする中で算数の要素はたくさん出てきます。

上手に親が計算ポイントを見つけながら、子どもにやらせてみてください。

料理をしながら、ついでに算数の勉強もしちゃいましょう♪

しかも…

東京ガス都市生活研究所の調査によると、親子で一緒に料理をしている頻度が高いほど家族の仲が良く、幸福感が高い傾向にあります。
『子育てベスト100』(加藤紀子)より抜粋

まさに一石二鳥、ですね(⌒▽⌒)

☆まとめ☆

✅料理の中で比の感覚がつかめる
✅体積や分量の感覚が身につく
✅適切な分量を計算するのに暗算力がつく
✅一緒に料理することで親子の仲が深まる

いかがでしたか?

新しい大学入試の中でも「日常生活の問題を題材とし、事象の特徴を捉えて数学的な表現を用いて表現する力(事象を数学化する力)」を問うことが想定されています。

↓平成29年5月発表 「大学入学共通テスト モデル問題」より

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数学は、実生活に役に立たせるためにあるもの、ですよね。

ちょと飛躍してしまいましたが、幼い頃から数学と生活を結びつける訓練として

ぜひお子さんと一緒に料理をしてみてくださいね♪

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