【読書感想文が嫌いな子】子どもには作文の書き方も教えるべき?

「作文を書くのは好き」でしょうか?

あるいは小中学生の頃「好きだった」でしょうか?

noteを書いている方なら文章を書くのが好きだった、という人が

多いかもしれませんねf^_^;

ただその中で「作文の書き方を教わった(`・∀・´)」という人は、

どれくらいいるでしょうか??

この記事は…

・作文が苦手なお子さんをお持ちの方
・小中学生に作文を指導する機会のある方
・自分自身が作文苦手だよ、という方

に役立つ記事です。

☆文章の書き方もしっかり教わるべき☆

「何事にも“型“というのが存在します。型をマスターすれば、発想力のない普通の人でもそれなりのものが作れるようになります。」

とは、以前参加した入試セミナーの講師の方が語った言葉です。

作文にも“型“が存在します。

私もnoteの書き方を色んな方が公開している文を見て学んでいます(笑)

それにも関わらず、子どもに「作文を書け!」というのは、

できる人もいるのかもしれませんが、

多くの子どもにとっては酷な話だなぁ…f^_^;といつも思います。

☆日本では文章の書き方を教えない☆

日本とアメリカの小学校で作文指導の比較を行なった名古屋大学の渡辺雅子教授によると、日本の国語の教科書には作文の方法を扱った章はなく、教師へのインタビューでも「特定の文章の書き方を正式に教えることはない」との回答だった
子育てベスト100(加藤紀子 著)より抜粋

これは私も実感するところです。

というのも、私の勤めていた進学塾に通う生徒たちも、

毎年のように読書感想文を夏休みの宿題として出されていました。

しかし「先生に書き方を教わった!」という話は、ただの1度も聞いたことがありません。

☆文章を書く基本は「はじめ・なか・おわり」☆

読書感想文を書く基本は「はじめ・なか・おわり」です。

いきなり原稿用紙3枚とか5枚書こうとすると固まってしまう子もいますので、

「困難は分割せよ」ということですね。では解説していきましょう。

1.本を読んでいるとき

私はいつも「本を読む時から読書感想文は始まっている」

伝えています。

本を読み終わった後に「さぁ、どんな感想持ったかな?」と聞いても、

ほとんどの子はおぼろげな、ふわっとした感想しか出てきません。

要は本の内容をそこまで覚えていないんですねf^_^;

だからまず本を読んでいる段階で、

「ここは面白かった!(`・∀・´)」
「ここは感動した!(о´∀`о)」
「ここが悲しかった!。゚(゚´Д`゚)゚。」など

心が動いた瞬間に、そのページに“ふせん“を貼っておいてもらうようにしています。

2.はじめ

「はじめ」のパートは

・なぜその本を選んのか?
・本を読む前にタイトルから考えていたこと
・どんなことを言いたいか

を書いていきます。

小学生であれば2〜3行くらいでも良いでしょう。

3.なか

「なか」のパートは、さらに3分割くらいしておくといいでしょう。

本を読んでいるときに貼ってもらった“ふせん“の中から、

特に印象的だった場面を3つ選んで、それ以外のふせんは外します。

その3つの場面において…

・簡単な場面の振り返り(あらすじ)
・その時に自分が感じたこと
・もし自分が主人公なら、どうしたか?

を、それぞれ書いていきます。

一つのパートがそれほど長くなくても、3つのパートがあれば

全体でそれなりの分量になるはずです。

4.おわり

「おわり」のパートはまとめです。

・本全体を読んでどう考えたか?
・「はじめ」に書いた内容の繰り返し、あるいは反対か?
・もし自分が主人公ならどうするか?

などを書いていきます。

☆自由に書かせればいいのでは?☆

「子どもが感じるままに、自由に書かせる方がいいのでは?」

という意見の方もいらっしゃると思います。

私はこの意見には懐疑的です。というのも…

立命館小学校国語教育アドバイザーで、名親権小学校国語課の顧問も務める岩下修氏は「吸収した言語をいかにアウトプットするか、その能力が固まるのは8歳前後」と述べ「それまでにきちんとした作文指導を受けて構成力や表現力を身につけておけば、その後もスムーズに作文を書くことができる」
子育てベスト100(加藤紀子 著)より抜粋

また、何事も「守・破・離」という考え方があります。

まず基本は「真似ぶこと」から始まり、できるようになって初めて

オリジナリティを出すことができるはずです。

また目的にもよるかもしれません。

アメリカでは、渡辺教授の調査に協力した教師全員が、国語を教えるいちばんの目的は「書く技術と能力を高めること」だと口を揃えて答えたそうです。
『子育てベスト100』(加藤紀子 著)より抜粋

作文を書かせる目的が

・文章を書く技術を高めること なのか?
・コンクールに出品する天才を発掘するためのもの なのか?

それによって、教える・教えないが変わってくるのかもしれません。

☆まとめ☆

✅作文も“書き方“を教えるべき
✅読書感想文は「はじめ・なか・おわり」
✅文章を書く基礎は8歳までで決まる
✅アメリカでは書く技術と能力を高めることが目的

いかがでしたか?

我が家の娘は絶賛ひらがな練習中ですが、

この前短文で手紙が書けるようになってきました(о´∀`о)

8歳というと、本当にすぐやってきてしまいますね。。。

基本だけでも、きちんと伝えていきますf^_^;

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