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初めてのe-sports大会出場。団体戦で経験した「他者との協同」

 息子(小3)が、初めてe-sports大会に出場しました。

ロート製薬✕大阪の生野区✕デジタルハーツプラス✕スポーツタカハシ✕UUUM(順不同)協賛。

脱獄ごっこ(今回は「5vs5」という種目)がe-sportsに使われるのは初めてだったそうです。私も、このゲームで大会ができることに驚きました。

上記は、今大会主催、山口照美さんのnote。運営してくださった方々の熱意に感謝です。

今回のフィードバックはUUUMさんにも提供しますので、今後もいろんな主催者が「脱獄ごっこ」で大会を開いてくれることを期待しています!

(UUUMさん、全国区での開催を期待しております!!!)

きっかけは、オンラインコミュニティと1本のnote

 息子が出場したきっかけは、2年前からお世話になっているBranchのオンラインコミュニティ内の会話からでした。

代表の中里さんがシェアしてくださった、1本のnote。

今回のイベントを通じて、ゲームについて親子で対話するきっかけを提供したい。同時に、ゲームの提供側に「エデュケーション版」や「U12モード」を作るといったアイデアも出てくることも期待している。

ステイホーム中にゲームをしまくった3ヵ月を、ムダなんて言わせない。

心強い文章と熱い思いに打たれ、すぐ息子に伝えました。

顔や声を出さなくていいなら出てみると言うので、即応募。生野区限定で、空きがあれば全国から募集とのことでしたので、ダメ元で。

数日後に届いた当選メールは、運営する方々の懐の深さが感じられる文面で、本人よりも、母親の私のほうがワクワクしながら当日を迎えました。

息子は、同じ小学校のHくんを誘い二人で参加。残りのメンバーとチーム名は、当日、運営に決めてもらうことにしました。

〈↑当日の様子〉

チーム名は「エクセレン」(脱獄ごっこの中では、「エクセレーン!」という効果音がよく出てきます)。

練習試合から始まり、予選リーグ。何チームいるのか、息子たちが何リーグにいるのかも分からないまま、ZOOMの映像、音声、チャットとにらめっこ。

小さなアクシデント(冒頭に引用した山口照美さんのnote参照)もありましたが、e-sports初のゲームを使い、大阪と東京、全国各地をオンラインでつなぎながらの運営。これは、デジタルハーツさんだからこそできる業。

試合結果と感想

 結果は、4勝1敗、予選リーグ敗退

子どもたちの、勝ったときの喜び、負けたときの静かさ。普段気ままにプレイしている時にはない表情が見れました。

 試合終了後、二人とも「楽しかった」様子。感想は、

Hくん「強い人がたくさんいた。」

息子「負けた試合のことは忘れたけど、勝つときは、全員で凸ってる(攻めている)とき。一人でもそこにいなかったら負けてた。

個人戦から団体戦への経験昇華と気づき

 では、いつもはどう言っていたのか。思い出してみると...

息子「『5vs5』の時は、武器がすべて。いい武器に当たらなかったら負け。

私「じゃあ、運ってこと?」

息子「そう。」

この違いに、今、これを書きながら気づきました。

5vs5は、一応団体戦です。普段は、誰も知らない人とチームになって刹那的にプレイするか、家族3〜4人で入ってのんびり戦っていました。

普段は、団体戦なのに個人戦みたいな戦い方をしていた。勝敗は武器のせい、運任せ。

今回大会で経験できたのは、同じメンバーとリーグ戦を戦う、団体戦。他者との協同。

二人とも、攻守を考えて動いていました

e-sportsで掬われる人は、必ずいる

 スポーツ、音楽、絵画、国語、算数、英語、プログラミングには、検定試験やコンクールがあります。

それらにアクセスしていない、できない人は?

試合を経験する機会は、ほとんどありません。特に小学生以下。

好きで続けている「ゲーム」で、試合、団体戦の経験を積めるのは、今の時代だからこそ。先人たちが築き上げてくれた道の、最先端の一部を体験できる、貴重な時間でした。

学校では得られない経験?

 余談ですが、試合が数分〜15分くらい空く間、子どもたちは「まだ?」「もう待てない!」「次の試合でおしまい!」と何度も挫けそうになっていました(笑)。

その間彼らは、トランポリンを飛んだり、Nintendo Switchでゼルダの伝説BotWや、星のカービィスターアライズなどを楽しみながら時間を潰していました。

そして、試合が始まる数十秒前に定位置につく。この気持ちの切り替えや集中力は、もしかしたら、学校では見られないものの一つかもしれません。

(ご紹介させていただいた山口照美さんのnoteは、全国の保護者、教育関係者、小学校〜高校の校長先生に読んでほしい内容です。ぜひ!)

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