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1歳9ヶ月の美味しいものセンサー

先日、1歳9ヶ月になった下の子を連れて外出した。
下の子は最近7時前に起き、10時過ぎに1度目の眠気のピークがやってくる。
道の途中でベビーカーに乗せると、初めは歩きたいと騒いでいた子が、次第におとなしくなり、スーパーの手前で完全に瞼を閉じた。
ただ買い物に行って帰るつもりだったが、せっかくのチャンスと道を変えて、いそいそとカフェに向かった。


コーヒーと、クリスマス時期限定の小さなケーキをオーダーして、空いている席にベビーカーを押して行く。
起こさないようにそーっと、そーっとベビーカーを机の横に寄せたのに、椅子に座ろうとした瞬間、下の子の目がパチリ!と音がしそうなほど勢いよく開いた。

生まれた時からよく寝てくれた下の子は、こうして時々、高感度な「美味しいものセンサー」を発動する。

机の上の、クランベリーがキラキラと輝くケーキを見つけてしまえば、すんなり二度寝してくれるはずもなく。
案の定「食べたい!」ともぞもぞベビーカーを抜け出そうとするので、下の子でも食べられそうなバナナマフィンを追加でオーダーした。

あーあー、コーヒーを飲みながら電子書籍で読書して、ゆっくりしたかったのに。
やっぱり夫に子供を預けて休日に来ればよかった。

そう思ったのは確かだけれど。

固形物を食べられるようになったこと。
そのための歯が綺麗に生え揃っていること。
離乳食を始めたころのように、あれこれとさほど気にせず食べ物を与えられること。
食べている間はニコニコとおとなしくしていてくれること。
そんなことをしみじみ実感し、子供と一緒に来たのも良かったな、と感じた。


カップになみなみと入れてもらたコーヒーは飲みきれなっかったので、マフィンとケーキを食べ終わったところで持って出た。
空になったカップに、子供がどんぐりをせっせと拾って入れていく。
雨上がりだったので、手はすぐに泥だらけになる。
いつもなら、汚れるからね、と触らないように子供を誘導してしまうけれど。「ま、たまにはいっか」と子供の気がすむまで付き合い、さっと買い物をして帰る。

買った食料品は肩にずっしりと重たいけれど、心は不思議と軽い。
子育てって、本当に心に余裕がないと続かないな、と実感した日だった。

#子供の成長 #育児日記 #毎日の暮らし #生活 #子育て

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