メレンゲが苦手な人はこれを読むと解決します。
お菓子を作る際に、割と苦手とされてる方はいるのではないでしょうか?
立てが甘かったり、立てすぎてボソボソにしてしまったり。(僕も何十回と失敗しましたよ)
よく3回に分けて立てるとか聞きませんか?いつ入れれば良いんだ❗️とモヤモヤされてる方も多いと思います。
今日はこの辺を解決していきたいと思います。
先ずは結論
その方法とは砂糖をあらかじめ、ある程度の量を入れてから立て始めると失敗しないよ❗️ということです。
理屈を解説していきます。
メレンゲには大きく3種類あります
①フレンチメレンゲ
②イタリアンメレンゲ
③スイスメレンゲ
ですね。
それぞれ卵白に砂糖を合わせて泡立てる技法ですが、やり方に大きく違いがあり、役割も変わってきます。
今回はフレンチメレンゲについて書いていきたいと思います。
フレンチメレンゲとは?
皆さんのメレンゲに対するイメージは、卵白を泡立てる時に、砂糖を3回に分けて立てる。そんなイメージを持っていると思います。
フレンチメレンゲとはそんな1番オーソドックスな、皆さんのイメージに近い技法のメレンゲとなっています。
よろしければこちら↓
フレンチメレンゲの使い方
主に焼き菓子など火を通す物に使われていて、使う目的で砂糖の量や泡立て方が変わってきます。
【砂糖が多く入るメレンゲタイプ】
砂糖が多く入ることでしっかりとした、キメの細かい泡になります。潰れづらくキメの細かいふわふわのスポンジ系に使用します。例えばビスキュイ・アラ・キュイエールなどですね。
【砂糖の量が少ないメレンゲタイプ】
砂糖の量が少なく軽い気泡に仕上がります。潰れやすく失敗が多いのはこちらのタイプではないでしょうか?例えばダックワーズなどに使われます。
卵白の特性を知ろう
卵白の特性を知ることで、メレンゲをコントロールすることができます。
【卵白の特性】泡立ち方について
冷たい→細かく 温かい→荒く 簡単に言うとこうなります。
砂糖の入れるタイミング
早い→重くて強いがボリュームが少ない
遅い→荒くて弱いがボリュームが多い
とこうなります。
特性を知ることでメレンゲをコントロールする
ざっくり特性を知った所で応用していきましょう。
まずはレシピを読み卵白に対して、入れる砂糖の量が何%か計算をします。
僕は卵白100gに対して砂糖が50%以下なら、最初から全て入れて泡立てていきます。
砂糖を最初から入れたら泡立ちづらいんじゃ?と思ったあなた❗️正解です。
それなのに何故その方法をとるのか?
卵白100gに対して砂糖が50%以下なら
最初に全てを入れて泡立てることで、泡立ちにくくなります。もちろんボリュームも出ません。
逆に考えます。
泡立ちにくい環境で泡立ったメレンゲは、ボリュームこそありませんが、強く細かく潰れづらいです。
ですので生地と合わせる際も死にづらくなるのです。
荒くボリュームのあるメレンゲを作ったところで、合わせる際に死んでしまっては良い生地にはなりません。
目的はボリュームのあるメレンゲを作ることではないですよね?ボリュームのある良質な生地を作ることだと思います。
卵白に対して砂糖が50%を超える場合
その場合は卵白に対して半量の砂糖を加えて泡立て始め、6分ほど泡立ったら1〜2回ほどに分けて残りを入れます。
何故このやり方を取るのかというと、メレンゲを泡立てる際に大切なのは、砂糖の入れる回数を3回にすることではなく、卵白に糖分を溶け込ます事が1番大切だからです。
その為に、このタイプのメレンゲを泡立てる際は、高速を使わず、中高速を使い少し時間をかけてメレンゲを作り、卵白にしっかりと糖を溶け込ませましょう。
こうすることで、重いけれど柔らかい、潰れづらいメレンゲを作ることができます。
まとめ
フレンチメレンゲについて簡単に説明しました。どの工程も大切なことは、何故この作業をするのか?常に疑問を持つことでお菓子が進化していきます。
メレンゲを泡立てる際に、砂糖を3回に分ける。そんなことが製菓の教科書や、レシピ本に書かれていますよね。
思考停止で受けとめず、疑問に思い検証していくことが、美味しいお菓子を作る近道になります。
最後までお読みいただきありがとうございます。
次の機会でイタリアンメレンゲやスイスメレンゲについても、解説していきたいと思います。
他に疑問等ありましたら、コメントに残して頂ければ、対応致します。
それではまた次のnoteでお会いしましょう。
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